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『チェンソーマン』チェンソーマン

渋谷スクランブルフィギュア(販売:株式会社eStream)より「『チェンソーマン』チェンソーマン」のレビュー。

発売日:2023年8月
価格:46,200円(税込)
スケール:1/7(約28cm)
原型/彩色:Design COCO(Art Director:CHIGA)
製造:株式会社アルファサテライト



外箱。デカぁい!相変わらずのブース収まらず。渋スクのフィギュアは初めて購入しましたね。
私にはてっきり縁のないメーカーだと思っていたのですが、チェンソーマンの決定版フィギュア(となるか?!)の期待も込めて、半分お布施みたいな感覚で購入した思い出・・・笑

TVアニメ『チェンソーマン』よりチェンソーマンが1/7スケールフィギュアで登場!今にも叫び声が聞こえてきそうな迫力を造形で表現しました。また、チェンソーに付いた肉片で豪快に切り裂く瞬間を表現しました。大胆な血しぶきは戦闘の激しさを物語っています。
豪快にゾンビの悪魔を切り裂く躍動的な姿を是非お手元でご堪能ください。(公式より引用)

まずは台座のご紹介。
集合体の様な、悪魔の様な、操られた人間の様な・・・とりあえず肉塊ですね。全体的にうっすらピンク色なのが生々しい!血飛沫のエフェクトを含めると、相当なボリュームと高さ。

カッターシャツの男性が一番分かりやすいですね。あとはゴチャゴチャしていたり、ただの肉塊だったりで特定出来ませんでした・・・
チェンソーマンのポージング的にも、アニメのビジュアルっぽい雰囲気なんですよね。ただアチラはビル街の真ん中で特に肉塊は映っていませんでしたけど。そう考えると原作最初のヤクザ達を従えたゾンビの悪魔戦っぽいなぁ。
台座は見た目によらず空洞で軽く、取扱はしやすいですね。

チェンソーマン本体を取り付けて完成!
大きさは1/7スケールですが、台座のボリュームがあるのでスケールいじょうんの迫力がありますね。






















お顔。うーん、これは良い造形だァ。。。
全体的に血飛沫が施されており、この辺は個体差が大きそうですね。ベースの汚し部分は決まっていそうですが。

かなりのお値段がする事もあって、造形のレベルは高め。
シャープな部分はかなり鋭角に、機械的に部分が多いチェンソーマンの頭部からは、無機質さを感じます。

さらにアップで。オレンジの外装カバーの隙間奥に光る目も再現!
表情は置いておいて、サイドの金属繊維部の造形とか細かいね・・・しかもただの長方形の繋ぎ合わせで無く、真ん中部分が少し凹んでいるですよね。こうしてアップで見ないと気づかないレベルですが。笑

頭部真ん中から飛び出したチェンソーの刃は、血の塗装も相まって迫力満点。
ただ擦れた様な跡の表現は少し直線的過ぎかなぁ。こんな真っ直ぐに血は垂れないと思うんですよね・・・細か過ぎと言われればそれまでなんですけど。
あ、チェンソーの刃の造形はスバラシイ!これで刻まれたらひとたまりもないだろうなぁ〜。

めっっっちゃ痛そう。笑
チェーンの造形も勿論あります。以前に紹介したプライズはその辺も省略されたいたので、流石に格の違いを見せつけたと言ったところでしょうか?
それにしても、ほぼ血に染まっていて地のチェンソー部分がほとんど見えませんなぁ。

意外と見ないチェンソーマンの正面。
印象変わるかな〜と思っていたのですが、しっかりシンメトリーになっており好印象!チェンソー部分は実は結構厚みがあるんですね。

少し角度を変えて。カッケェ〜!
ただ、表情的には以前紹介したプライズの方が迫力はあったかな?今回のはお上品なチェンソーマン、みたいな表情。笑

あとは歯の造形がちょっとよれているのが残念。ここはもっとシャープでも良かったのでは・・・
ホワイトニングしたかの様に真っ白すぎるので、もっと血で汚してくれても良いのよ?反面、顎の尖具合は、それはもうすんばらしいです。

セクシーな首元とか、ゴチャゴチャした機械部分(後頭部)とか。
人間でいうところの「うなじ」にあたる部分がとっても良い!捻り具合も相まってよりセクシーさがUPしている様に思います。

首部分のカラーリングはメタリックで、オリジナル要素が入っている感じですかね?原作では生々しい筋繊維っぽい描き方だったような・・・ちょっと画像検索でも曖昧ですみません。
一方でエンジン部分にあたる後頭部はシンプルながら十分な造形です。勿論どちらも血飛沫あり。

真後ろから見たら血飛沫塗装は無いので、少し物足りなさを感じてしまう事でしょう。笑

上半身。見慣れたシンプルなカッターシャツとネクタイ。
今回は高価なフィギュアですので、それなりに沢山の血飛沫が飛んでおります!いいぞもっとやれ!

チェンソーマンのキャラクターはシンプルな衣装が多いので、コスプレする側も敷居が低いのが助かりますね。
チェンソーマンの頭部は再現が難しそうだけど、デンジだったらやりやすそう・・・それこそアキとか黒髪だし。
女性だったら姫乃とかコベニも。マキマはカラコンとかカツラが大変かな?個人的には岸部が好きなので、誰かやってくれないかなぁ。

真面目にシャツインでございます。ちょっと弛んだ部分には血がベットリ。苺ジャムみてぇ!
そういえばチェンソーマンのコラボカフェは何度か行きましたが、デンジのクソ汚い贅沢トーストや、マキマさんの生姜焼き(謎)はありませんでしたね。残念!

血の塗装は恐らく手作業のはずなので、個体差が大きそうですね。地のシャツはめっちゃ綺麗な白色。
個人的には、もっと血でベッタベタに汚れていても良かった位?綺麗なシャツはチェンソーマンには似合わない!

背中はまぁ、ほとんど返り血はありません。前しか向かねぇ、背中の傷は剣士の恥と言いますが・・・あ、剣士じゃあないか。

腕には長めのチェンソーが飛び出ています。いつ見ても痛そうってレベルじゃあない飛び出具合。笑
そしてこのチェンソーに付いている血はデンジの腕から出た血なんですかね?いつもギモン・・・
血の表現もベタ塗りじゃあなく、ちょっと掠れていたりしてリアルですね。

チェンソーの先端部分には、切り刻んだ死骸の肉塊と血が付いています。
先端に行くほどクリアになっており、グラデ&スミ入れが上手い具合に表現されていてクオリティ高いですな!

この角度から見ると、中指と薬指の間からチェンソーが飛び出ているのが分かりますね。ヒェ、痛すぎそう!
そして根本にジンワリちが滲んでいるのもポイント高いですね〜。こういう細かい部分まで手を抜かない分、お値段が高くなってしまっているのは仕方ない部分もあると思います。

そういえば頭のチェンソーの歯の部分もそうでしたが、ここにもちゃんと血が付着しているんですね〜芸コマ!
腕には血飛沫とまではいかない、細かい返り血が。爪の造形もありますね。結構筋肉あるんだね、デンジ。

チェンソーの周りに纏わり付いているネバつき具合が、なんかリアルでキモい!笑







ヒキで全体角度。
肘を突き破ってチェンソーの歯が出ていますね・・・ボリューム満点。指先まで力が入っている様に見える、良い腕周りの造形です。
そう言えば、サムライソード戦で見せた足からチェンソーの歯を生やした状態のチェンソーマンって、まだ立体化されていませんよね?プライズでどっか出すかなぁ。

下半身〜
シンプルな黒のパンツですね。ツヤ消しのシックな感じでは無くて、結構テカリがあります。
スキニータイプじゃあない、機能性重視なシルエットなのがチェンソーマンの世界観らしい。

かなり分かりにくいのですが、パンツ部分にもちゃんと返り血が付いています。
シャツと違って結構ベッタリですが、微かに色が違うテカリ部分がソレです。笑

デンジの履いているスニーカー。確か公安は制服はあれど靴に規定はなかった様な?
パワーも同じ柄の靴を履いていましたが、アキはちょっと違いましたね。マキマさんに関しては最早スニーカーじゃあ無くて革靴だし。

こう言っちゃあ何ですが、スニーカーはあまり格好良くないですね。笑
まぁ変にデザインに拘っていない辺りが、チェンソーマンの世界観らし(以下略




反対側の足も〜。
お尻が小さくてスタイルいいわねぇ、デンジ。ほとんど食ってなくて脂肪が無いのは分かるけど、適度に引き締まって筋肉があるのはデビルハンターまがいごっこを続けていたからかな?

今回のセクシーショット。返り血に塗れた中のお尻。笑

個人的にチェンソーマンを好きな理由の一つとして、「主人公の欲望が実にシンプル」なのがあります。だって可愛い子とS⚪︎Xしたい「だけ」ですからね。そんなのって今まで少年漫画の主人公で居ませんでしたよ。
しかも巻数を重ねても、最終盤になっても変わる事は無かったですからね。みんなの為とか誰かの為だとか、大抵の主人公はそっち方向にシフトしていくのに・・・デンジ、エライぞ!










台座をアップで。何か何かの腸とか、ワニっぽいやつとかいるんですけど・・・何と戦っていたのか?
冒頭にも書きましたが、薄いピンクがベースカラーになっているのが気持ち悪いですね〜(褒めている)。
台座の大きさは適当かなと思います。結構チェンソーマン本体がスペースを取るので、これ位の大きさが無いとバランス崩して倒れちゃいそう。




所々で大量に噴き出ている血。クリアレッドのグラデーションが綺麗ですね。

クリアパーツは経年劣化でベタつきが激しく発生しますが、ここ最近のフィギュアはどうなのかな?これなんかは昔のクリアパーツと比べるとサラサラしていて、明らかに品質が向上しています。フィギュアコレクターとしては飾ってあげたいところですが、どうしても箱で保管するフィギュアも出てきますからね。久しぶりに箱から出すか〜って時にベタついていた時のガッカリ感と言ったらもう・・・ね?

公式の予約特典であるポチタフィギュア。スケールはチェンソーマンと合わせて1/7?
ガチャガチャサイズで可愛らしい。コトブキヤの特典みたいに外付けでは無くて、ブリスターの中にそもそもポチタ用の穴がありました。

クオリティに関して言えば、チェンソーマンと比べると幾分落ちるかなって。
ベースのオレンジカラーは成形色ですし。手足は別パーツなので分割線が目立っていたり。流石にチェンソーの造形は素晴らしいですが!笑
良いんです、あくまで特典、特典ですから・・・

ポチタも地味に正面から見る事ないと思うので。
デンジを見上げているような、そんな表情が可愛らしい・・・けど、今回のチェンソーマンには合わないかな。笑
プライズのデンジと飾ってあげるよ良い感じになりそう。勿論ポチタが胸に入っていない状態のね!

ポチタの大きさはこんな感じ。だいたいVAGと同じくらいの高さですが、ずっしり具合はポチタの方が上です。































大きさ比較。スケール以上にボリュームを感じられる迫力に仕上がっています。

以上でした〜〜
アニメ1期も終わって盛り上がりも落ち着いたチェンソーマンですが、ここに来て決定版が来ましたね!少なくとも私は価格とクオリティに関して見合っているとは思いませんが(あと1万円は安くしてくれ)、出来の良いチェンソーマンのフィギュアが1体だけ欲しい・・・!という方にはオススメのフィギュアです。

今回初めての渋スクフィギュアだったのですが、確かにクオリティは高いと感じました。目立って粗い部分も無いですし、塗装や仕上げも丁寧だと思います。でもね、やっぱ他のフィギュアメーカーと比較しても飛び抜けて高いんだよなぁ。私個人の見解なのですが、これだけ高いと購入数も減るので余計フィギュアは斜陽業界になってしまうと思うのですが・・・多分ベースが豪華なので高い、と納得させる事は出来ますが。いや、やっぱ出来ねぇな〜。

おかげさまでチェンソーマンのプライズフィギュアは沢山リリースされていますが、残念ながらクオリティの打率はかなり低め・・・に思います。自分でリペイント出来る方は映える造形もあると思うのですが、なかなかベースから厳しいのもあったり。ハイペースでリリースしているのもあるかと思いますが、乱発せずにクオリティが高いプライズを展開して欲しいものですね。マキマさん、あんたの事だよ!!



Amazonで購入する(価格に注意)



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テーマの著者 Anders Norén

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