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ドロヘドロ フィグゼロ ニカイドウ

threezero(スリーゼロ)より「ドロヘドロ フィグゼロ ニカイドウ」のレビュー。

発売日:2023年8月
価格:25,300円(税込)
スケール:NON(約28cm)
ヘッドパーツ原型製作:浅井真紀
その他原型製作:スリーゼロ

外箱表。ホットトイズみたいな感じで縦長ですね〜。
大きくあしらわれたドロヘドロの文字は、金箔押しで迫力満点。

漫画『ドロヘドロ』より1/6スケール可動フィギュア「ニカイドウ」が登場! 「フィグゼロ ニカイドウ」は全高約28cmで、全身に約39ヶ所の可動ポイントを有するフル可動フィギュアです。全2種類が付属するヘッドパーツはいずれも浅井真紀氏が原型制作を担当! フィギュアに用いられている素材はPVC、ABS、POM、そして布です。

衣装のうち、ツナギとタンクトップは布製(布製衣装は脱がせることが出来ない設計となっています)。交換式ヘッドパーツは全2種類あり、通常のニカイドウヘッドと頭頂部にマスクを装着した悪魔ニカイドウヘッドが付属。他、魔法ボックス(ショルダーストラップ付き)、スケボー(タイヤが回転可能)、脱着式の悪魔の尻尾、餃子一皿、そして全4対の交換式手首パーツが付属します。(公式より引用)


箱裏。大きさの割に結構軽くてビックリ。
実はスリーゼロの製品を買うのは初めてなんですが、予約時に値引きがあったので公式サイトで購入しました。公式サイトで値引きがあるって珍しいですよね?

ドロヘドロはメガハウスのカイマンは持っていますが、あまり製品化されていないのでプレミアが付いていたり・・・特に初期に生産された、スリーゼロ製のカイマンと心(どちらも原作版・アニメ版がリリースされていますが原作版)は暴利とも言える程の金額になっていますね・・・欲しいけど買えない・・・

箱はベリベリが付いている中身がウィンドウタイプ。PA改と同じですね。海外のフィギュアって割とこういうタイプが多い気がする。割とベリベリの強度が強いので、何回も開け閉めはしたくないかな!でも箱に仕舞った状態でディスプレイ出来るのはやっぱり良いですね。

ま、レビューなので容赦無く中身は引き抜くけどな!
さて箱の中身はナンジャラホイ。フィギュア本体に交換用手首一式やスケボーが見えますね。ブリスターは2段構造になっており、下段には悪魔の尻尾と魔法BOXが収納されています。あ、台座は付属していないので飾る際はご注意を。







モノクロですが、取扱説明書が封入されています。
特に難しい部分はないですが、初めて取り扱うシリーズなので破損が心配でした・・・実際に触っていると、結構頑丈な印象を受けましたけどね。

ブリスターから取り出した状態。いわゆる「素立ち」ってやつですね。
前述した通り台座は付属していませんが、本体が軽い事もあって自立は問題ありません。全く、どこぞのPA改とは大違いだ・・・笑

布製のツナギは脱着不可で、残念ながらニカイドウのグラマーな体を拝む事は出来ません。いやカイマンや心はどーでもイイけど、ニカイドウはさ?ちょっと期待しちゃうじゃん?脱げませんか、そうですか・・・






















お顔。ちょっとガンギマっていて怖いですが、ちゃんとニカイドウの特徴を捉えていると思います!
ヘッドパーツの原型を担当しているのは、有名な浅井真紀氏。メガミデバイスやfigmaを世に送り出した可動フィギュア界の功績者ですね。

個人的に100%満足している訳ではありませんが、多分ドロヘドロの絵柄って激しく立体化に向いていないと思うんですよね〜心や能井みたいなマスクはまだ良いんですけど、有機質(生物系)の再現は本当に難しいと思う・・・
その中でこの再現度はかなり凄いと思います!アニメ版ではなく、原作寄りかな。原作も顔がコロコロ変わるけど。




どの角度から見ても問題無し!質感もヒジョーに良くて、高級なフィギュアを触っている感覚があります。
アイプリントもシンプルで精度は高め。鼻や口は造形のみ自然な仕上がり。原作は基本的に汚れている事が多いですが、このニカイドウのお顔はすごく・・・綺麗です・・・
眉毛の縁取りが気になるといえば気になりますが、ちょっと寝不足かと思われる目の下の小ジワも気になる。笑

無表情っぽいのが、ちょっと怖い!笑
フツーにこの顔で魔法使いを虐殺してそう。や、ニカイドウはそんな事しないのは分かっているのだが。

交換用のヘッドが1種類付属しますが、悪魔時の頭部なので叫び顔とか笑顔も欲しかったなぁ〜スリーゼロ、お前もか!PA改もですが、こういう高級な可動フィギュアは交換用のヘッドパーツがほとんど付かないんですよね。表情が豊かなキャラには忖度して付けて欲しいなぁ。




髪色は落ち着いたブロンドカラー。髪型は下ろした状態がデフォルトで、後半のポニーテールヘアーは付属しません。劇中で衣装がコロコロと変わるのが印象的ですが、髪型も地味に後半はポニーテールだったんですよね〜。
個人的に悪魔フードを被っている状態とか再現したかった・・・


複数パーツ構成になっており、ほんの少しですが可動域があります。
ただし強く動かすとジョイントが外れてしまうので、あくまでオマケ程度の可動と考えておいた方がイイかも?
毛先と根本にシャドー入り。

出た、グラマー体型!
しかし何故だろう、作品の醸し出す雰囲気のせいか全く色気が、無い!笑
ドロヘドロは作中に登場するほぼ全ての女性キャラクターが上半身裸になります(断言)。でもいやらしさは無くて、なんか裸になっても「あ、裸になったな」位のテンションなんですよね個人的に。

もちろん人によってはオイシイ要素だと思うのですが、私は特に何も思いませんね。女性の作者だからかな?
ちなみに男性キャラの下半身は残念ながら露出しません(謎)。




アップで見ていただけると分かると思うのですが、お肌に細かく粒子というか、若干汚れが散りばめられています。
サンドカラーっていうのかな。触った感じはツルツルなのですが、気になる人はちょっと気になるかも。
ちなみに胸部分だけでは無く、お肌全体がこんな感じです。ドロヘドロの雰囲気を重視したのかなぁ?

衣服について。
元々フィギュア本体に着せられており、先述通り脱衣させることは出来ませぬ。胸元のリブ部分は裏地に縫い付けられており、この辺は更に制約が多いですね。中のブラはプラ製で、こちらも脱衣は不可となっております(ニカイドウの胸を期待していた方々・・・残念!)。あとは所々に塗装ハネのような表現が見られますね。




腕周り。グラマーな胴回りと比べるとかなりスリムですね。
こういうミリタリー系の衣服は、縫い目が目立ってカッコ良いのが特徴的。肘部分のパッチとか。

ニカイドウのお尻。笑
ベルトループはありますが、ベルトはしていません。バックポケットもありますが、何も入っていません。

グローブは軟質素材で、触るとブニブニしています。
造形・塗装ともに良好で、手のひらのパッチ部分など細かい箇所まで再現されています。

つま先まで。衣服は布製なので伸縮性はないですね。
なので、足を曲げたりすると中の関節部分が丸見えになるのが少し気になるかも。この辺はリアルの衣服(シワの具合などで若干見え方が異なる)と違う点だと思います。

スニーカー。ドロヘドロのキャラはスニーカーが似合うねぇ!
劇中でこのスニーカーを履いていた・・・かは謎ですが、結構コロコロ変わっていた印象なので違和感は無いですね。紐までPVCですが、かなりの作り込みでよく出来ています。







色々な角度で。
スミ入れがしてあったり、結構ミリタリーなデザインが服装と合っています。スケボーにも乗りやすそうだ・・・
最近は分かりませんが、ボリューミーなアッパーやソールのスニーカーって人気ですよね。履きやすいし、足も疲れにくいのが良き。

ソールの裏面までしっかり作り込まれています。
スニーカーも別グッズでも良いから、何種類か販売してくれたら買うのになぁ。


悪魔化したニカイドウのヘッドパーツに交換!
これは完全に「ハイ」になっている表情ですわ・・・通常顔と比べてガンギマリ度がダンチです。
ただおでこが出ているのと表情のせいか、清潔感というかスッキリした風に見えるのは何故でしょう。笑




モミアゲ部分の分割線がちょっと目立つかな?
悪魔のマスクは取り外し不可で、表情もこんな感じなので使える場面は結構限定されるかも・・・
あ、斜めから見ると口の中の作り込みが良いですね。しっかり奥行きまであります。





ポニーテール。
ボールジョイントなのですが、これがまぁーーーー外れやすいのなんのって!笑
色々なアクションポーズは取らせましたが、それ関係なく普通にポロポロ取れてストレスマッハ!しかも付ける時に毛先が尖っていて地味に痛い!怪我をしないように注意しましょう。




川尻(アス)が作ってくれた悪魔のマスク。
終盤までしっかり登場していたので、印象に残っている方も多いのではないかと思います。
恐らくニカイドウの顔の大きさに合うようなサイズに作られていると思いますが、外す事が出来ないのでちょっと確かめようが無いな・・・

両目からニョキっとツノが生えています。これってニカイドウのツノ?笑
マスクは造形はもとより、質感が素晴らしいですね〜。少し話が逸れますが、過去にガチャで発売されていたマスクコレクションの価格が上がりすぎていてムカつく〜!当時手に入れなかった自分を恨みますわ。




空腹虫(ハングリーバグ)のスケボーデッキ。原作にもアニメにも出ていたデザインですが、何故かカラーリングがシックになっています。もっとピンクや緑のビビッドな感じだったような・・・所々ハゲたような表現は良き。


車輪は回ります。

ドロヘドロといえば!のギョーザも付属。ニカイドウの作るギョーザは、うまい。
悪魔化した際に悪魔デパートで売り捌いたギョーザはちょっと食べてみたかったですね・・・1000円もする(川尻が値段決め)のでボッタクリもいいところだけど。笑

ギョーザはお皿に引っ付いています。ギョーザをそれぞれ分割する事も出来ません。
それにしても焦げ目と焼き色がリアル。


魔法ボックス。結構なボリュームですが、プラ製で中は空洞という驚きの軽さ!
特にギミックは無く、扉が開いたりはしません。

反対側。汚くなりすぎない程度にウェザリングが施されています。


底面はこんな感じ。
劇中では割と有名な魔法ボックスですが、何も知らない人が見たらロッカーですね。笑
まぁ、実際中に入っているのはケムリだけだけど・・・

悪魔の尻尾。ニカイドウのお尻部分に取り付けて使用します。
軟質パーツ・・・かと思いきや固定でした。なので初登場時の服を突き破ったシーンは残念ながら再現できず。


このように、お尻の部分に穴が空いています。
普段は全く目立たない様になっており、通常時も違和感の無い様に出来ています。

尻尾を取り付けるとこんな感じ。

交換用の手首一式。
開き手や持ち手など、基本的なものは一式揃っています。アクションシーンが多いドロヘドロなのでこれはありがたいですね。でも、叫び顔みたいな表情パーツがないので締まらないのが残念・・・サイコパスなパターンは出来ますけどね。笑

肩周りの可動はこんな感じ。正直かなり厳しいですね・・・というか腕が細い!笑
真上まで上げることは出来ず、真っ直ぐにパンチを打つのも衣服の都合上難しいです。この時点でスリーゼロのフィギュアはあまり動かさない方がいいな、と思いましたね。

股関節は標準的な可動域なので、ぺたんこ座りは可能です。
ただし先述の通り衣服に伸び縮み成分はないので、脛の部分は露出してしまいますがね。

膝立ちはこんな感じ。

スケボーに乗せてみた。もう少しちゃんとしたポージングさせてあげたら良かった・・・!
本体が軽いので、スケボーに乗せても割と安定します。

スケボーを持たせてみる。おぉ・・・これだよコレ!スケボーを持たせるだけでもかなり雰囲気出るなぁ。
後期はほとんど出てくる事がなかったスケボーですが、個人的なニカイドウのイメージはやっぱスケボーなんだよなぁ。


魔法ボックスと。
えぇと・・・縮尺はこんなもんで合っている?

ギョーザを乗せてみる。
特にお皿や手にダボはないので、乗せてあるだけです。ちゃんと平行にしないと普通に落ちます。笑

なんちゃってギョーザ配達人。
やっぱりスネが気になる・・・けどまぁ、雰囲気雰囲気。

フル装備状態。おぉ、なんだか強そうだ!笑
カイマンは初期と比べてかなーりマッチョになりましたが、ニカイドウはあまり変わりませんでしたね。

悪魔化したニカイドウのポージングが思い付かない・・・笑

ヒャッハーーーーーー!
とりあえず魔法ボックスを振り回してみる。

ちょいホラーっぽく。
ドロヘドロはダークファンタジーというジャンルの括りですが、まぁ確かにそう言われればそうか・・・って感じですね。アニメは未視聴なのですが、あまり良い評判は聞きませんね〜。ネトフリのアニメだからかもしれませんが。

スリーゼロでは今の所、主要キャラが全て立体化されました。カイマンと心に関してはアニメバージョンもリリースされており、ラインナップ的にはかなり完成した感じ。あと出すとしたら能井かなぁ。。。と思いますが、素顔の立体化がかなり難しそうなので期待はあまりしていません。

違うメーカーですが、千値練のカイマン&ニカイドウ・心&能井はなんであんなビミョーな出来に・・・特にニカイドウと能井は無可動というやっつけっぷりがダメでしたね。

大きさ比較。
以上でした〜。初のスリーゼロ製品でしたが、個人的には軽くて扱いやすいのが良かったですね!反面可動域はかなり厳しいので、ガシガシ遊んでポーズをつけて遊ぶ!という方には向いていないのかな〜と思いました。

ニカイドウに関しては、まぁ完全に満足ではないですが現状オフィシャルでリリースされているフィギュアでは一番の出来ではないでしょうか?悪魔化した状態も再現できますし、付属品は少なめですがファンには満足できる内容に仕上がっているかと思います!他のドロヘドロシリーズ、特にカイマンと並べて飾ってあげたいですが・・・ということでスリーゼロさん、改めてカイマン(原作版)、心(原作版)を再販してくださいお願いします。笑


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テーマの著者 Anders Norén

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