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ALVIS & LAVIE BY LASTEXILE

アルターより「ALVIS & LAVIE BY LASTEXILE」のレビュー。


発売日:2012年9月
価格:9,680円(税込)
スケール:1/8(約13cm)
原型師:岩元邦仁



箱表。

●人気アニメーション「LASTEXILE」よりアルヴィスとラヴィが登場。
●キャラクター原案・村田蓮爾氏の画集「PRISMTONE(RENGE MURATA*ANIME WORKS
 1998-2006)」表紙イラストをモチーフに立体化しました。
●村田氏のイラストのタッチを彷彿とさせる、やわらかなラインや愛らしい表情が見所。
●ヴァンシップをイメージしたチェアも、パネルを固定する大量のリベットや補強用のリブ等、
 クラシックな航空機を思わせるディテールを細密に再現。
●立体ならではの充実感が楽しめます。
●イラストには無いブーツの靴底やチェア裏側のディテールも、村田氏による追加デザイン
 を元にしており、「完全監修版」と言える仕上がりです。 


以上、ホビサから引用。今から約9年前のフィギュアにも関わらず、未だに傑作として持て囃されている村田蓮爾フィギュアの傑作。この度ついに手に入れる事が出来たので記念レビューです。


箱裏。

スケールは1/8と小さめですが、2体と椅子パーツ付きで1万円を切っているのは時代を感じますね・・・今だと絶対2万円クラスでしょ。
箱も非常にコンパクトで、かつオサレ度が高いデザインとなっています。これは楽しみだ〜!


とりあえず箱から出して適当に飾ってみました。

な、なんて愛らしいんだぁぁぁぁぁあああああああ(語彙力喪失バグ)!!!


私は後悔しました。今の今までこんな大傑作フィギュアの存在を見逃していたなんて・・・
全く古さを感じさせない造形、2021年現在でも1級の活躍を確約できるフィギュアですねこれは。

フィギュア本体および椅子、台座はそれぞれ別パーツ。特にダボ等もないので好きな位置で飾ることが出来る反面、滑りやすいので安定感はちと欠けるかもしれません。























レヴィ。悪戯っぽく舌を出した表情が可愛すぎる・・・
村田蓮爾作品全てにおけるのですが、タッチが柔らかでほんわかした雰囲気なんですよね。それが原型師の手によって見事に再現されており、高品質なアルターによって立体化。まさしくベストマッチングではないでしょうか。


アイプリントの精度も非常に高く、惚れ惚れしますね。黒目が大部分を占めていますが、変に感じる事が無い奇跡的なバランスで構成されています。


目線は正面で、どの角度から見ても違和感のない仕上がり。ぱっつんの前髪が良いですね・・・若干乱れ気味なのも○。
目尻のまつ毛がアクセントで、レヴィの元気いっぱいな性格が現れている様です。


一方のアルヴィスは大人しめ、控えめな表情。レヴィの横で優しく微笑むその表情・・・あれ、こんな所に天使様が・・・?


こちらもアイプリントがとても丁寧!レヴィとは瞳の色が違うほか、目尻部分のまつ毛がなく丸っこい目の造りをしています。
全体的にアルヴィスの方が大人っぽい印象を受けますね。


レヴィと比べると幾分色白なアルヴィス。髪色も相まって非常に天使。
塗装のはみ出しやダマもなく、仕上げが丁寧な時のアルターですねコレは!


鼻は目立ちませんがちゃんと造形されています。横から見ても不自然では無いのがすごい。
少し目の部分が奥ばっているのが分かります。


絶妙な舌だしの表情が素晴らしい。舌を出しすぎる訳でもなく、とても綺麗な舌の出方をしていますねぇ・・・
頬には軽くチークが入っており、見た目以上に色気を感じます。


この角度がレヴィのベストショットかなぁ。影の落ち方や表情の抜け方が一番いい気がします。
髪は綺麗な亜麻色をしています。うっすら頭頂部から毛先にかけてグラデ入り。


一方のアルヴィスはアッシュ系の髪色。髪型もツインテールでよりロリの破壊力が強いぜ・・・!
ツインテールな分、輪郭周りはレヴィと比べて非常にスッキリとしています。


ツインテールはかなり長く、背中の下部というか腰まで届きそうな勢い。生え際部分の塗装はまずまずといったところ。


アヴィのゴーグル。小物一つとっても作り込みが半端ない。レンズ部分はちゃんと透明ですし、金具部分の塗り分けもされています。


衣装はシンプルなキャミソール。レース部分の模様が細かい!
見えにくいですが鎖骨の造形がちゃんとあります。子供ながらの発達しかけなフォルムがたまりませんね。


爪にはピンクのマニキュアが塗装されています。
この顎をついたポージングがアヴィらしいと言うか。腕の長さ、太さともに非常に自然で、造形師のレベルの高さが伺えます。


ちょっと内股な足回り。エンジニアブーツの造形・塗装ともに非常にレベルが高い〜〜!!
なんでこんな柔らかな雰囲気を醸し出せるんですかね?もはや頭がおかしいレベル。


あ、見てわかる通り胸はありません。まぁ当然と言えば当然ですが・・・笑
唯一気になる点は。キャミソールのレース部分の合いがあまり良くなくて隙間が目立つ事ですかね。まぁ些細な事なのですが。

非常に細い足はかなり長く、椅子の高さに届かないもののそのスリム加減を遺憾なく発揮しています。
踵が床に着いていない、と言うのがポイント☆


エンジニアブーツのベルトや模様も凄まじい再現度。実際エンジニアブーツってめっちゃ高いんですけど欲しくなりますよね!
一歩間違うとインディ・ジョーンズみたいになってしまうのがたまにキズですが。


キャミワンピはオフホワイトみたいな色合いで、シワの入り具合が絶妙。
幼い体つきをすっぽりと覆うようなフォルムですが、サラッとした生地感を楽しめます。


肩紐の部分はメッシュっぽい素材かな?あまり感じられませんが、背骨と肩甲骨の表現もありますね。
下着姿と言えば下着姿なのですが、エロさは全く感じませんね。というかこのフィギュアに関しては、そういう邪な目線で見てはいけない様な気がしている・・・!


この胴体と腕の「隙間」がいいですよね〜〜
スリムな体つきから生まれる空間って、なんと清々しく澄んだ雰囲気なんでしょう。もうこの空間の中に住みたい。Liveしたい(変態)。


ショートボブですが、後ろは2段構造になっており、刈り上げではない事が伺えます。


普通に飾っていては見えない部分も、ちゃんと造形されています。例えばこの靴裏。
縫い目の部分からソールの模様まで・・・細かい部分ですが、この造形があるのとないのでは完成度が全く違いますからね。ブラボー!


ちなみに椅子側ではなく、ラヴィ側が凹んでいます。なのでお尻の部分は残念な感じに・・・
まぁ、椅子も色々なフィギュアに使えそうなのでこの造形で間違いではないのかと。逆に椅子側が凹んでいると、その場所にフィギュアが固定になりますしね。

当然パンツなんてものはありません。その代わり太陽より眩しい膝裏及び太ももを拝む事が出来ます。ありがたや〜〜ありがたや〜〜。


アルヴィスは以前にレビューしましたが、時代によって年齢も見た目も異なります。前回レビューしたアルヴィスはもう少し年齢を重ねていましたが、今回のアルヴィスは完全にお子ちゃま。まぁラヴィもそうですし。


ツインテールは真ん中からガバッと分けるタイプ。うなじの部分は見えにくいですが造形しているような気配です。
ちなみにツインテが取れたりシュシュやウサギ耳ヘッドバンドは取り外し不可なので注意。


牛のような猪のようなぬいぐるみを抱いています。特にギミックはなく、ただ取り外しも出来ません。塗装箇所の多さやベルのついた首輪など、このぬいぐるみだけでも結構な工程数が重ねられていそう。



「コッチ ヲ ミロ!!」

こちらとしては、その場所変わって欲しいんですけどねぇ・・・


二の腕の細さが恐ろしいよわたしゃあ・・・
上手くぬいぐるみに隠れて胸元が見えないじゃねーか・・・こいつ!!


肩紐はパープル。まぁ少なからず胸はないですね。ぬいぐるみに隠れ気味ですが、鎖骨の表現もちゃんとあってよろしい!
このうっすい胸元が、今からどんな風に成長していくのか楽しみで仕方ないですねぇ。


ラヴィと同じく内股気味のおみ足。一番違うのは靴のフォルムですね。ラヴィはエンジニアブーツでしたが、アルヴィスはレインブーツみたいなラバー感が特徴です。つるんとしたデザインが可愛らしいですね。シンプルながらも配色センスが光る一品です。


椅子には1人で座らせる事も容易。館内は広い為、違うフロアでご休憩していただける場所があります。
ラヴィと比べると深く腰掛けることができ、安定感があります。


ワンピースの下はかぼちゃパンツ。邪な目では見れないんだよぉ!
しかしこの太ももはイイ・・・なんて柔らかそうなんだ。そして何よりも光って見える、もはや眩しすぎて見えない(死)。


幼いながらもムッチリとした太もも、そして柔らかそうな肌のライン・・・ありがとうアルター、ありがとう太もも。


靴の裏側のデザインも先進的です。全く滑り止めの効果は無さそうですが。笑


レヴィと同じく、椅子に安定して腰掛けられる様に凹んでいます。大事なお尻部分ですが苦肉の策だったのでしょう・・・
しかし潰れながらも太ももの隙間はちゃんとあるのがコダワリの強さが伺えますね!


デザイナーのセンスが光るベンチタイプの椅子。塗装の具合でめっちゃ重そうですが、意外と軽いです。笑
コレ単体でも十分見れるほどのクオリティー。台座とは特に接続部分はなく、置いてあるだけ。



足の部分には車輪がついており、ラストエグザイルの世界観がしっかりと再現されています。
ガンメタの塗装も非常に綺麗。


裏側はこんな感じ。決してハリボテではない、堅牢な作りをしている事が分かりますね。


上から。アルヴィスとレヴィ以外にも、スケールが合えば他のフィギュアを座らせる事が出来ます。ただ座面がアーチ状になっているので、
安定感にはちと欠けますがね・・・


裏側はこんな感じになっています。


台座にはシンプルにラストエグザイルのロゴ入り。なんだか高級ブランドっぽい感じでいいですねぇ。
特にダボなどもないので、自由な飾り方が出来るのもこのフィギュアの特徴です。


アルヴィスは無理でしたが、レヴィは写真の通り体育座りが出来ます。これで椅子や台座無しでも、他のレビューに紛れ込む事ができるぞ!


でもやっぱり2人じゃあないとね。この組み合わせが至高すぎる・・・
この尊さは、何で当時買わなかったのか、理解に苦しみますね。ハイ。














やはりラストエグザイルは空が似合うなぁ。


いつまでも2人そのまま・・・








レヴィは体育座りフィギュアとして、コレからレビューの際に出てくるかもしれません。主に使用用途は煽りになるかもしれませんが・・・w
アルヴィスも体育座りできれば良かったんですけどね。


代わりに椅子に座ったまま見学。プールの授業の時、こういう小学生の子供はよくいた気がします。
私は全力でプールを楽しんでいましたけどね!ビート板バンザイ!



スナップショット風。

大きさ比較。座り&小柄という事でコンパクトに纏っています。ただその分密度は高め。

9年ほど前のフィギュアにも関わらず、この完成度の高さは流石のアルター村田作品でした。何より尊いキャラが2体セットで更に尊いという相乗効果を生み出しているのが、このフィギュアの真髄と言えましょう。

大きく気になる部分も無く、かなりオススメです。その古さを全く感じさせない、見るもの全てを幸せにするフィギュアは中々ないのでこの機会に是非どうでしょうか?玄関先に置いておくと興味を惹く事間違い無し!ですね。



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テーマの著者 Anders Norén

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