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遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 青眼の究極竜

あみあみ×AMAKUNIより「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 青眼の究極竜」のレビュー。

発売日:2023年2月
価格:41,800円(税込)
スケール:NON(約35cm)
原型製作:にゃばー
彩色:アンドウケンジ×ピンポイント
製造:AMAKUNI

AMAKUNI『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』シリーズより、青眼の白龍が三体融合した究極の姿、青眼の究極竜が降臨!

強靭な青眼の究極竜の魅力を完全再現!
融合することで大きくなったその体を、全高約35cmの大ボリュームで立体化!
翼を広げ三つの首がそれぞれ敵を睨むイメージにて造形。
特徴的な頭部や翼はもちろん、爪や牙、額の文様といった細かい部分までを丁寧に製作。
無敵の姿を彩る彩色は、全身にメタリックな塗装を施すことで青眼の究極竜のイメージを追求。
それによって表現された重厚感と輝きは荒々しくも美しい…
究極と呼ぶにふさわしい魅力を最大限に引き出しました!

最強とも言うべき攻撃力を持ち敵を殲滅する、青眼の究極竜!
全てのデュエリスト諸君に贈るこの超迫力のフィギュアをぜひ手元に降臨させ、海馬瀬人による勝利の方程式をご堪能ください!

※ホビーショップ「あみあみ」と「AMAKUNI」がタッグを組んだ「あみあみ×AMAKUNI」。
高品質を誇る「AMAKUNI」の商品を、「あみあみ」からお客様へお届けします。(公式より引用)

・・・という訳で社長の嫁であり愛人でもあり恋人でもある青眼の白龍が3体融合した、正にロマンの塊とも言えるモンスターがフィギュア化。
とりあえず想定していたよりも外箱がデケェ、デカすぎる!!輸送用の段ボールを開けると、また段ボールというマトリョシカ状態。しかもピッチリすぎる位に箱のサイズがキツキツで、引き出せるように紙の紐が付いています。

2段階目の段ボールには、商品の詳細が印字されています。

カートンにつき1ピースだったのか・・・流石にこの大きさじゃあなぁ。ちなみに、カートンNo.は2591でした。
一体どれ位の数が出たんだろう?お世辞にも安価なフィギュアでは無い(むしろ高い)ですが、人気のモンスター×立体化が少ないという意味では、割と売れたのかもしれないですね。

メーカーは、あみあみとAMAKUNIの共同という事になっています。が、恐らく販売先があみあみで、製作はAMAKUNIですかね。
実質ホビージャパンでの誌上通販が、あみあみに代わっただけみたいな感じ。値引きが一切無く定価なのも、誌上通販と同じ。笑

2つの段ボールを開けると、ようやく外箱がお出迎え!
取り出すまでで、既に労力が・・・デカいフィギュアはカロリーも沢山消費するんですよねぇ。

WBを少し弄っていますけど、AMAKUNIっぽいスタイリッシュなデザインですね。
ちなみにこの究極竜、この外箱も、中のフィギュアも完全にコトブキヤの三幻神と同じシリーズっぽく仕上がっています。笑
メーカーは違えど、撮影していて完全にシンクロしていました。なので実質コトブキヤからリリースされたシリーズと思ってもらって良いかと・・・

下部にはあみあみとAMAKUNIのロゴがが入っています。
外箱の薄さもコトブキヤと同じ。笑

箱裏。
青眼の白龍と青眼の究極竜って、「龍」と「竜」で字が違うんですね。
その他にも単純に3体融合した訳ではなく、究極竜の額にはマーキングが入っているのが特徴です。

下部には偽造防止のシールが貼られています。

2023年2月現在は、まだ在庫があり普通に購入が出来ます。しかし作品の人気もあるのでいつ売り切れるか・・・
そして偽物が出回る可能性も大いにありますからね。PA改もそうですが、こういう偽造防止のシールは大事!

台座は黒の円径をベースに、外箱と同じデザインのロゴが入っています。
透明の補助パーツは初めから接続されており、中の2本の金属棒と併せて本体を支えます。

青眼の究極竜本体はかなーり重いのですが、この2本の金属棒でしっかり支えられるのが凄い。
あとはこちらもコトブキヤと同じく透明の支柱パーツが1本付属しています。今回は撮影の為に使用していませんが、長時間ディスプレイする際は使用しないと首がもげることでしょう・・・笑

という訳で、完成!
(色々な意味で)やべぇよ・・・やべぇよ・・・

まず大きさですが、見て貰えば分かる通り撮影ブースに入りきらない程にはデカいです。
そして重さ、こちらは写真では伝わりませんが、普通にズッシリしていて鈍器と同じです。むしろ各部位が尖っている分、並の鈍器よりも凶悪。そして気になるクオリティですが・・・


こちら、あまりにも有名すぎる元絵となったカード。
オリジナルは世界に3枚しか存在せず、ヤフオクで約120万で落札されるというニュースにもなりました。
皆様、実際のフィギュアと見比べてみて、どうでしょーか??

私個人的にはですね、ちょっと青みが足りないかなぁーって。というか、あみあみのサンプル画像が良すぎたせいかどこかガッカリ感が・・・
撮影環境の違いもあると思いますが、発色がかなり安っぽい仕上がりになっていてショックでしたね正直。量産したらこんなになるのか・・・サンプル詐欺じゃん!って思ってしまいました。

だって、あみあみに掲載されているサンプル画像が↓
これですからね?ね?発色具合からして全然違うでしょ?
まぁフィギュア界では常識ですが画像の左下に「実際の商品とは異なる場合があります」とあるので文句は言えないですけどね・・・

サンプルからの劣化具合は人それぞれ感じ方が違うので、これは私個人の感想です。
ただ、AMAKUNIこれは無いでしょう・・・楽しみにしていただけに余計にショックでした。
とは言いつつも、撮影していたらやっぱり格好良いから許しちゃうんですけどね〜。笑
本当、造形は間違いなく決定版なのに塗装がサンプル詐欺過ぎる。それだけが今回のマイナスポイント!






















お顔。
正面からだと、あまり青眼っぽい印象はありません。イラストも大体は横か斜めからだもんなぁ。
3つの頭があるので、いつもの3倍は楽しめますね!笑




極悪すぎる人相〜!格好良すぎる!!
カラー数は少ないですが、はみ出しもなく綺麗な仕上がりです。今にも口から「アルティメット・バースト」が解き放たれそう。

青眼の顔って、すんごい長いんですね〜。
鱗のようなものが3重になっており、エッジの効いた造形とつるんとしたフォルムの見事なマッチングを楽しむことが出来ます。

グネっと曲がった首。ギョーザではありません。







先述した通り、額には紋様が浮かんでいます。これが何を意味するのかは謎・・・
カズキング(原作者の高橋和希氏の愛称)的には格好良いから付けた感じしかしないけども、実際はどうなんでしょうね?

歯の部分は少しウェザリングがかかっています。
ちゃんと歯磨きしましょうね〜青眼の究極竜クン!

正面から見た時のクリーチャー感が凄い。

舌がビックリするくらいに赤いです。しかもキレーな鮮血の色!
これはサンプルでもそのままなので、詐欺では無いです。笑




他の2つの頭部も、デザインは全く同じ。
ただ青眼の形がビミョーに違うので、使い回しの造形では無さそうですね。

この頬にある牙?みたいなのが格好良くてのう・・・

ブルーアイズのデザインって唯一無二というか、遊戯王の代表モンスターになるべくしてなった感じはありますよね。
もちろん海馬が使っているからというのもありますが、もし海馬がレッドアイズで城之内がブルーアイズを使用していたら、ここまで人気は出なかったことでしょう・・・笑




初めに大きくイチャモン(では無く感想)を付けてしまったのでレビューに困る塗装ですが。笑

ヘッド・ボディ共にパールがかったミルキーブルーのカラーリングに仕上がっています。造形のシャープさとは裏腹に、割と優しめのカラーリングですね。しかも黄色味がかったサフが上から吹かれているので、より温かみを感じる仕上がりになっているのでは無いかと。

サンプルや実際のカードイラストは青が強く、氷のような冷たさを思わせるカラーリングでしたが、この青眼の究極龍は良く言えば上品なカラーリング、悪く言えば中途半端な仕上がりって感じですね。

JAWSのディザーヴィジュアルではありません。
やっぱりイラスト以外の角度からじっくり観察できるのがフィギュアの醍醐味ですよね〜。

特に青眼の究極竜は全身がイラストに収まっていないのもあり、こうしてフィギュアとして全神像が拝めるのはヒジョーに貴重なんです。
特にこういった顎の裏面とかは、フィギュアじゃあないと絶対にお目にかかれない箇所ですよね。かなりグロい上に、小さな牙が2本生えているのは知りませんでしたね!







う〜ん、どこから見ても凄い迫力だ。

ぼでー。
蛇腹で紡がれた、割と細めのボディ。この太さであの3つの頭を支えられるのか〜?!













左右の腕周りなど。造形は勿論左右で違います。
ティラノサウルスとかもそうですけど、ドラゴン(竜)って手足が基本的に小さくて可愛いですよね〜

ブルーアイズに関しては、爪先部分が肥大化しておりケレン味の効いたデザインになっています。
まぁこの大きな爪で相手を攻撃することはなく、基本的には口から光線を吐き出すんですけどね。
この辺は特にツヤツヤで、少し好みが分かれる仕上がりかもしれません。あとすっごい薬品臭かったです、この辺のパーツ。笑




言い忘れていましたが、首や手足は可動しません。めっちゃ可動しそうですが、しません!
コトブキヤの三幻神は手足や首が多少可動し表情が付けられましたが、この青眼の究極龍は完全に固定フィギュアです。

それに関しては私は特に不自由ないというか、何も思わなかったですね。むしろ下手に可動させて強度が落ちても困りますし・・・
あらかじめ格好良いポージングになっているのであれば、何ら問題は無いです。







足回り。
あらゆる箇所から牙が生えており、どこを持っても痛そうな足回りとなっております。

各所にスミ入れがしっかり目に施され、見応えのある箇所ですね。ホッソリしているのはお約束ですが、浮いている分あまり気にはならないかも?
ブルーアイズが地面をのしのし歩いているイメージってほとんどないので、やっぱり大きい翼を羽ばたかせて浮遊していて欲しいですね。










翼周り。
めっちゃとんがっています。1回落としてしまったのですが、危うく背景紙がズタボロになるところでした・・・低い場所からの落下で助かりました。

パーツは大きく重量も結構ありますが、根本のダボが太く安定して接続できるので強度は問題なさそう。
どちらかと言えば塗装がやはり気になる・・・大きいパーツであるから余計にね。




首元など。
複数のパーツで構成されていますが、可動しませんのでご注意を!

そう言えば最初期のOCGでもブルーアイズは登場していましたが、この究極竜は未登場でした。当初は融合という概念が存在しなかったのか、↓の様な仕様で登場。

攻撃力は今のOCGと変わりませんが、守備力が少し低いですね。というかこの時のOCGは今と全く違うルール・仕様のためにコレクションとして扱うのがベストですね。そもそも融合でもなく、ブルーアイズを3体鎖で繋いでいるだけですけど・・・

何しろ効果や説明を記載する左下のスペースに書いてあるのが、とんでもルール過ぎる!8回連続で攻撃って・・・ルール崩壊すぎ!笑
ただ欲を言えば、このイラストの立体化とかどこかしてくれませんかね・・・地味に好きなんですよね。




尻尾。
くるんくるんです。大体ドラゴンのフィギュアって翼とか尻尾でスペースを取るので、この仕様は地味に助かります。




そう言えば撮っていなかったなと、慌てて撮影した後頭部。
鱗部分の縁取りが太くて賛否両論かと思いますが、私は全然アリだと思います。

リボの社長やぬーストの社長は持っていないので、代わりにアテムを乗せてみました。
竜に乗る少年・・・ネバー・エンディング・ストーリーですね(違う)。

(銀の竜の背に乗って・・・これも違うか)


では最後に何枚か。

コントラストを強めに撮影してみたら、ダンチで格好良い写真になったので皆見てください。
この痺れる様なマッシヴカラーリングを期待していたんだけどなぁ・・・平場でこれが再現出来なかったのはやっぱり残念。
代わりと言っては何ですが、色々な角度から撮影したので、こちらで満足する事にしました。肉眼で見た時のカラーリングではありませんので、くれぐれも勘違いされない様にご注意ください。































大きさ比較。クッソでかいです。あと重さも・・・
購入する方は、まず外箱の大きさにビックリすると思います。あとは飾れるだけのスペースをしっかり確保しておきましょうね⭐︎

お値段のこともあり、期待していたフィギュアでしたが・・・残念ながら「強靭!無敵!最強!」な感想には至りませんでしたね・・・
いや、これだけではレビューを見ている方が誤解してしまいそうなので、遊戯王らしく各項目を⭐︎の数で表すと

造形⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎(12)
(文句無しで決定版。過去に発売されたスタチューの青眼の白龍みたいなアレンジが無い)

塗装⭐︎⭐︎⭐︎(3)
(今回の一番のマイナスポイント。あくまで個人の感想でしか無いけど、サンプル詐欺レベル)

仕上がり⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎(8)
(ちょっとツヤがあり過ぎて、爬虫類みたいな生々しさが先行しがち。あと薬品臭かったのも気になった)


こんな感じですかね。兎にも角にも塗装の評価に尽きると思います。裏を返せばそれ以外は決定版だと思える出来で、そこを形容できる方は買って損は絶対にしませんね!ボリュームと格好良さは「フゥン・・・(恍惚)」となること間違い無し!!

勿論気軽に購入出来るお値段のフィギュアではありませんし、結構覚悟がいるお値段のフィギュアなのは承知の上だと思います。
他に青眼の究極竜のフィギュアがほぼ無いことや、今後出る可能性が低い事を顧慮した上で検討するのも良いかもしれません。

今後は以前にメガハウスよりリリースされた、青眼の白龍のフィギュアのリペイント版を予約済です。
まぁこちらは問題ないと思いますが・・・どうなるでしょうね?というか、ブラックマジシャン・ガールばっかり立体化しないでリボルバー・ドラゴンとかデーモンの召喚も立体化して下さい!



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テーマの著者 Anders Norén

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