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ROCK MONO

エフトイズより「ROCK MONO」のレビュー。

発売日:2022年4月
価格:605円(税込)
スケール:NON(約1/12スケール)

外箱。一応ガムが入っているので食玩扱いということらしいです。

ロックレジェンドも愛用するカラーバリエーションの楽器が1/12で登場!という触れ込みで登場したシリーズ。
エフトイズでは以前より「○○モノ」というシリーズで色々と楽器が立体化されており、今回のラインナップには含まれていないシェイプのギターも存在します。

箱裏。

ラインナップは8種類+シークレット2種類の全10種類となっています。1BOX10個入りなので、基本的にBOXで購入すればシークレット含む全種類が揃う仕様。

なお、アンプだけ重さが全く違うので店頭で抜くのはかなり容易かと思われます(ダントツで重い)。
逆に言うとアンプだけ抜かれている可能性もあるので、アンプが欲しい方はその点に注意ですね〜。

箱の中身はナンジャラホイ。

ギター本体、ストラップ、ギタースタンド、ピック、取扱説明書が封入。
「○○モノ」シリーズは地味に値上げされたのですが、今回は新たにピックが付属しているのが特徴です。
ピックには穴が空いており、ボールチェーンや紐などを通してアクセサリーにする事も可能。

ピックはラインナップ毎にデザイン、形が違います。それぞれラインナップにちなんだデザインになっているのも良いですね!
大きさ、硬さ共に実際に市販されているピックと変わらないので、実際に使用する事も可能。


組み立てるとこんな感じ。おぉ、雰囲気出てる!

ギターに張ってある弦は金属製、スタンドやギター本体はプラ製です。ストラップは合皮ですが、めためたに薄いので破らない様に注意が必要です。穴が複数空いているので、長さは調整する事が出来ます。

・ダブルフォーム

実際にロックレジェンドが愛用している!と言う触れ込みですが、探しても誰が使っているのか分かりませんでした・・・
もしかしてこのカラーリングはオリジナル?シェイプはストラトなのでベーシックなんですけど、カラーリングはかなり奇抜ですね。

気になる可動フィギュアとの組み合わせは・・・こんな感じ。この為にフレディを買ったとは言ってはいけない。

公式のアナウンスでは1/12スケールなので丁度良いハズなのですが・・・個人的には少しだけ小さい気がするんですよねぇ。体感で言うと・・・1/12.5くらい?フレット幅と指の大きさを比べると、なんだかそんな感じがします。

当サイトではよく登場しているメディアファクトリー製のhideギターとの比較。
ちなみにこの2つ、お値段的にほぼ変わらないんだぜ・・・?原材料の高騰化が如実に分かりますね・・・

hideギターの方がありとあらゆる面で凝っており、今回紹介するROCK MONOに勝機が無いのは明確なのですが、一応ポイントを羅列しておくと、hideギターの方が


・全体的な造形がシャープで印刷もクッキリしている
・質感もチープな感じが無く、カッチリした作り
・弦はどちらも別パーツだが、hideギターはペグ部分までしっかり張られている(ナイロン製)
・ギタースタンドの支え部分がフロッキー加工されており、穴も複数空いているので高さ調整も出来る
・スケールは1/10程度なので、S.H.フィギュアーツやfigmaなど1/12スケールの可動フィギュアには合わない(大きすぎる)


こんな所ですかね〜。今回レビューするROCK MONOも決して悪い出来では無いのですが、hideギターと比べてしまうとどうしても比較してしまいますね。ちなみにhideギターコレクションは現在プレ値になっているので、購入する際はご注意を!

・ダブルサンバースト

これはポピュラーなカラーリング。愛用している著名人も多そうですね。ヘッドにメーカー名は入っていません。
ちなみにダブルフォームとダブルサンバーストのストラト2種にはアームが付属しています。別パーツですが恐ろしく細いので破損に注意です。




・ホワイトバード

ホワイトバードと聞けばグレッチのホワイトファルコンを彷彿とさせますが、こちらはレスポールシェイプ。
セミアコタイプ(ボディの中が空洞になっている)ですが、実際に空洞にはなっておらず塗装で再現されています。

ネック裏に汚れが・・・JみたいにWake up! mother f××kerと入れろと言う事なんでしょうか。


・Zイエロー

何をもって「Z」なのかは不明・・・。このカラーリングはやっぱり某天体観測の人を思い出してしまうのですが、残念ながら彼が持っているのはピックガードやノブ関連が黒の為、細かい仕様は異なる模様。

あと、レスポールだからと言って重いと言う事もないので注意。笑




・トリプルサンバースト

ここからベースです。同社より以前に出ていた「バンドMONO」と言うシリーズでは同じプレベシェイプがラインナップされていましたが、今回はカラーリングが異なります。




・ナチュラルフィニッシュ

ラッカー塗装を行わない、素材となる木目本来の美しさを打ち出したカラーリング。個人的にはアトリエZのイメージが強い・・・
ちなみに1弦側のペグが初めから折れていました・・・品質管理しっかりして!




・ソリッドホワイト

ここからアンプ+キャビネット。メーカーはもちろんオリジナル。
ボリュームは今弾随一で、箱を持っただけで重さが分かる親切設定。笑

なおアンプとキャビネットは別パーツなので、それぞれ好きな位置で飾る事が可能。




・オルタナティブ・レッド

全体的に皮シボの風合いが再現されており、遠目で見る分にはかなり高級感を感じられるのでは?




・シークレット1(ギター)




・シークレット2(ベース)

今回のガッカリポイントですな〜〜〜〜個人的に。まさかシークレットが両方クリアカラーだったなんて・・・
版権と言うかその辺が難しいとは思いますが、ロックレジェンド○○が実際に使用していたモデルを再現!位はして欲しかったなぁ。

ボディーがクリアーなので、各パーツが透けて見えます。
配線系までは再現されておらず、こちらも何か中途半端な印象・・・


ディティールチェック。

弦は金属製で曲がる心配は無さそう。ただしペグまで張られていないのでリアル感は薄いですね。

横から見ると弦がちょっと浮いてしまっていますね。


各パーツの精度はそこそこと言った感じ。ブリッジやスイッチ類の箇所はかなり細かく再現されていると思います!
塗装の精度は高いとは言えず、所々にはみ出しやハゲ、接着剤のはみ出しなどがあります。

ベースも苦本的には同じ仕様です。


弦がな〜もっとしっかり張って欲しいよ・・・デスメタルのチューニングじゃあないんだからさァ!


レスポールシェイプが個人的には一番まとまった出来かなぁと。


ジャックポット等も再現されているのは高ポイント。


アンプの全体的な雰囲気は悪くないですね。特にメッシュ部分は実際に張られている訳ではありませんが、雰囲気がしっかり出ているのが良き。


持ち運び用の取手も付いています。


キャビネットはこの様に重ねる事が出来ます(但し固定用のダボはありません)。
沢山揃えてライブ用のセッティングにしたりも・・・出来なくはないかも。


やっぱり楽器・キャビだけだと寂しいので、人物系の可動フィギュアは組み合わせたいトコロ。
一気に画が華やかになりますねぇ。フレディはテレキャスだろ!とか言ってはいけない。

情熱のギターソロ!

LUNA SEAのスギ様を意識したのですが、コケたりパーツが外れたりして大変だった・・・TIME IS DEADのあのポージングは、実際かなり苦労しているだなァ。

「ガシャーン!」

「あーあ・・・」

楽器あるある、スタンドに上手く乗っておらず楽器が倒れる・・・シーン。

ネックが曲がったり傷がいったり、テンションが下がる事間違いなしのワンシーン。
皆さんも楽器の取り扱いは丁重に!

※楽器は武器ではございません。


おわり。

楽器のミニチュアは色々なメーカーから出ていますが、スケールがバラバラなので今回の様な合わせやすい形で出てくれたのは嬉しかったですね!ギターだけでなくベース、アンプがラインナップされていたのも良かったです。

しかし気になる点も少なくなく、造形や品質部分で改善して欲しい点もあったのは少し残念。お値段がもう少し高くなっても良いので、スケールはそのままでhideギターばりのクオリティーに仕上げてくれれば言う事ないんですけどね・・・時代的に無理な相談かなぁ。
あとはシークレットにもっと力を入れて欲しい!今回のは正直、手抜きだとしか思わなかったので。

恐らくシリーズとして展開されていくであろうこのシリーズ、今後の動きにも要チェケラ!です。
可動フィギュアでオモ写をされる方にはオススメですよ〜




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テーマの著者 Anders Norén

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