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NieR:Automata 9S (ヨルハ 九号 S型) DX版

株式会社フレア(FLARE)より「NieR:Automata 9S (ヨルハ 九号 S型) DX版」のレビュー。

発売日:2022年3月
価格:22,880円(税込)
スケール:NON(約27cm)
原型:9S:吉沢光正(REFLECT)/黒の誓約:東誉之/ポッド153:松本文浩
彩色:吉沢光正(REFLECT)

外箱表。

アクションRPG「NieR:Automata(ニーア オートマタ)より、9S(ヨルハ九号S型)を吉沢光正(REFLECT)氏による原型にてフィギュア化。
限定版では、通常版と同様の「ゴーグル装着顔」と「放熱パンツ装着ボディ」の9Sフィギュア本体の他に、差し替えパーツとして「素顔」、「放熱パンツ非装着ボディ」が付属し、ディスプレイのバリエーションが楽しめます。また9S随行支援ユニットのポッド153が付属します。(公式より引用)

箱裏。デザインは同シリーズの2Bと同じ様ですね。

以前にレビューした2Bはスクエニ版権のフィギュアの中でも素晴らしい完成度でしたが、今回の9Sも期待していましたよ〜!
フレアはマジで良い仕事していますね。リリースは延期されて遅れていましたが、なんとか無事に発売まで漕ぎ着けてくれました。ここまで来たらA2も何卒お願いしたいトコロ・・・

9S(フィギュア本体)の造形は2Bと同じ造形師で、それ以外の付属品は造形師は2Bの時と異なります。
彩色に関しては、2Bの時はポッドのみ違う方でした。今回は全て原型師名義となっています。


この辺のウィンドウデザインも2Bと同じ。オシャレなデザインですね〜
ちなみに中身は結構スカスカだったりするので、配置をもう少し工夫して小さな箱にして欲しかったと思わなくも無かったり・・・デザインは良いんですけどね。

取扱説明書が付属。


ポッドはとにかく繊細だから、慎重に動かせよ!的な事が書かれています。笑
スクエニの取説と違ってちゃんと日本語で書かれているので安心!

まずは取り出した状態の本体に、黒の誓約を持たせて。DX版は交換用のパーツがいくつか付属しますが、それは後々のお楽しみぃ!
黒の誓約は柄の部分が外れる仕様になっているので、スムーズに持たせる事が出来ます。スクエニも見習って!



















シンプルな配色に見えますが、上品さを感じる素晴らしい彩色。もちろん造形もスッキリしており無駄が無い。
目元は隠されているので、目線が気になる方はこちらのヘッドで飾るのもアリですね。


鼻部分に放熱布が引っ張られているのが良く分かります。笑
髪色はパールがかった白色で、見る限りは2Bと同じですかね〜




後ろ髪部分は多段構造になっており、意外と凝っています。
毛先はよく見るとクリア成型?





下から覗き込むと鼻の穴がちゃんとあります。リアルですねぇ!
口元は好奇心旺盛な9Sらしく、ちょっとニヤけた様な「陽」な雰囲気。

首元にはチョーカー。衣装は全体的に黒金を基調としており、非常に上品さを感じるデザインです。
ちなみにチョーカー部分から上が交換用のヘッドとなっています。

ベルトや衣装の縫い目やボタンなど、細かい部分まで造形されており好印象。2Bの時も思いましたが、どこか気品を感じさせる造形と彩色のマッチングは、同じ造形師だからこそ成せる技では無いでしょうか?


少年っぽい体型(アンドロイドだけど)がたまらん。
黒一色に見える衣装も、どこか柔らかさを感じるのがまた乙です。




左手はだらんと下げた状態。手袋の質感がすげぇ・・・
今回の9Sは2Bと比べて、衣装の質感が段違いで良いです。男の子だから買わない!胸やケツが拝めないから買わない!とお思いのそこの貴方!
この質感はマジで素晴らしいので買いなさい。

右手には黒の誓約を装備。
小さめの体型に大きめの武器、このアンマッチ感がとても好きだったりします。

固くないシワの表現や脱力感に溢れた指の開き具合、この上ない程に9Sです。笑





背中にはポシェットを装備しており、表参道を歩く優雅なOLの様なデザインをしています。
深緑っぽいカラーリングで、こちらも派手すぎない塩梅がチョベリグ!

バッグの上部がキュッと絞られている表現が良いですねぇ。
意外とこう言う部分の造形って蔑ろになりがちなので、少し開いた空間部分も含めて、意外とこのフィギュアのハイライトなのかも。


キュッとしたウェスト、そこから広がるフレア型のコート・・・いかんいかん、セクシーさを感じてはいかん!
裾部分に縫い付けられた刺繍は、流石ですね。

前から。


模様部分のハミ出しはありませんが、ちょっと色ムラがあるかな?
濃い部分や薄い部分を敢えてつけて、ヴィンテージっぽさを演出している可能性もあるけど。縁の縫い目部分などは絶妙に丸みを帯びているのが良き!

黒の誓約。9Sの初期装備である、東洋モチーフの武器ですね。
このサイズでも小型剣と分類されるのだから恐ろしい・・・プラ製で軽いのでヘタる心配は無さそう。

柄の結び目だったり、根本の巻き巻きだったり、この武器一つとっても高クオリティー。
金属部分はちゃんと本物で、紐がぷらぷらと揺れます。


これって牙狼剣?笑
初期装備とは思えない程の気合の入りっぷりですな。え、ホラだって、初期装備の剣って大体見た目がショボいから・・・
単に鉄を研いだだけの無骨なやつとか。
刀身はゴールド。





禍々しさしか無いですなぁ〜。笑





短パン!短パン!
そしてブーツから飛び出す黒の厚手のリブソックスが新鮮ですね。肌の色はマジで透き通る程の白さなので、より白と黒の対比が浮き出ています。

太ももよりふくらはぎの方が太いって何事?!


はい今回のフェチポイント、ここテストに出まーす。
膝裏のさりげなく見えるグラデ部分、ちゃんと両膝にありまっせ!


ブーツも手袋と同じ質感で、これまた素晴らしい。元になる造形が素晴らしいからこそですけどね。











靴底はこんな感じ。実は片足だけにダボ穴があり、左足は台座に固定されていません。


台座のデザインは2Bと同じで、落ち着いたマットな質感で高級感あります。
金属製のダボが浮き出ています。


アップで。

ここからはDX版のみに付属するアイテムをご紹介!
まずは支援型サポートユニットのポッド153。2Bに付属していたポッド043と比べるとカラーリングが異なります。

取扱説明書に記載の通り、アーム部分が可動。全身オールプラでめちゃ軽いです。
そして細かいパーツが多いので激しく破損に注意です。結構キツめでギチギチ言うところもあったので・・・

こちらも細かい部分まで造形・塗装されており見栄えがよろしい。
特に赤を基調としたメタリックカラーが、過去に葬り去ったハズの厨二心をくすぐるZE!
































ポッドの台座も043と同じデザインっぽいですね。9Sの台座と比べて小さくなっており、飾りやすいサイズ感になっています。

そしてDX版の醍醐味、素顔ヘッド!チョーカーから上の頭部パーツを交換して取り付けます。
サンプルと比べると、ちょっと目力が無くなったというか、よりアンドロイド感が増した顔つきになっています。好みは人それぞれですが。個人的には気にならないレベルかな。

特有に眼球部分が凹んでいるのが特徴的。ちょっと無機質すぎて苦手な人もいるかも・・・
まつ毛は上下共にバシバシで、より機械生命体と言うか、サイボーグ感が出ています。

アイプリントの精度は非常に高いですね。若干面長に感じたり、頬の膨らみが気になる角度もあるので、自分のお気に入りの角度で飾ってあげるのが良いかもしれません。


ホーム・アローンのケビンに見えて仕方がない・・・悪知恵が働きそうな所とか!笑
口元の人形っぽさは随一で、女性らしさが強調されていた2Bと比べるとかなり人を選ぶ造形かもしれません。

見えなかった耳もちゃんとあります。よく見たら数字の9に見える・・・見えなくない?








この辺りは同じですね。


より鼻の穴や口元のアヒル口が見えやすくなりました。


下半身のパーツも付属。どういうパーツが付属するのかというと・・・
こちらはデフォルトの下半身。ショートパンツですね。


こいつが交換用の下半身。ほ、ホットパンツ?!
久しぶりに見ましたよ。ここまでの生足魅惑のマーメイドさんは・・・ダイスケ的にもオールオッケーなのでしょうか?

ちなみに下半身パーツはブーツが共通パーツとなっており、その辺りは注意が必要です。
つまりブールは一対しか入っていないので、ダボを折ったりなどしたら一貫の終わりですね・・・

ホットパンツから覗く太ももが眩しいZE・・・!
ホットパンツが似合う芸能人一位はB’zの稲葉さんですが、ゲームではこの9Sかもしれません。

大事な部分って・・・そもそも付いているのかな???


ピチッと張ったお尻が魅力的。カタチもどこかしらクッキリと分かる気がします。





交換したパーツで一枚。上着に隠れてホットパンツがほぼ見えない・・・!
これでは履いてないと思われても仕方ないねぇ、ぐへへ。




テキトーに何枚か。背景が黒だとまた違った一面を覗かせます。

















アームがワキワキと動くので、表情を付けるのには困りません。笑
















大きさ比較。9Sもなかなか大きめですが、ポッドの支柱がとにかく高いので上に幅を取ります。笑

と言う訳で9Sでした。同じシリーズの2Bを持っている方には是非購入してもらいたいですね!統一感も含め、高クオリティーで安定して飾れます。
特に衣装やブーツ、手袋の質感が非常に良く、ここに関しては2Bよりも素晴らしいと感じました。

一方で無機質すぎる素顔ヘッドの出来は賛否両論あるかなぁといった感じ。気になる方は目元を隠した状態のヘッドで飾ってあげるのが良いでしょう〜
かっこいい、かわいいよりも「美しい」と言う小マジックアカデミー馬がピッタリの9S。恐らくこれが決定版となりそうな出来ですので、ファンの方は高騰する前に購入しておきましょうね。



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テーマの著者 Anders Norén

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