タカラトミーより「トミカプレミアムunlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 サイクロンマグナム&ハリケーンソニック」のレビュー。
発売日:2024年12月
価格:各1,430円(税込)
スケール:NON(約4cm)
外箱表。まずはサイクロンマグナムから。
ミニ四駆がトミカで出ているなんて知らなんだ!パッケージデザインも元のミニ四駆を踏襲しており、コレはテンションが上がるやつですね。
トミカプレミアムunlimitedに 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 サイクロンマグナム が登場!
「トミカプレミアムunlimited」とは、映画やドラマ、コミックといったさまざまなシーンに登場し、その魅力あふれる活躍が鮮烈に思い出されるクルマを造形や細部に渡る塗装で最大限に再現したトミカです。
かつてトミカで遊んでいた大人だけでなく作品のファンも手にとって楽しむことができる∞(むげん)の可能性を秘めた「大人がアツくなれるトミカ」シリーズです。(公式より引用)
という事で俗に言う「通常のトミカ」のラインとは違うシリーズの様です。通りでちょっとお高めな訳だ・・・!
通常ラインのトミカは、2024年現在でお値段550円。そりゃあ昔よりも値上がりしましたが、この円安の時代にしてはまだまだ嬉しい価格ですね!
トミカワールドって何だ・・・?
さて、ミニ四駆といえば2024年になった今でも子供・大人問わず熱狂的なファンを抱える大人気コンテンツ。
始まりはなんと1968年!もう50年以上前なんですね。そこからダッシュ!四駆郎がコロコロで連載されると人気が爆発、それが第一次ブームと呼ばれています。
1994年にフルカウルタイプ(今回紹介するミニ四駆がそれにあたる)が登場、更に爆走兄弟レッツ&ゴーがコロコロで連載されると再び大人気コンテンツに。コレが第二次ブームで、子供の頃の私はちょうどこのブームに巻き込まれていましたね・・・!ドンピシャより少し下の年代だったので、ゴリゴリ改造したり大会に出たりはしていませんでしたが。
もちろんレッツ&ゴーの漫画もコロコロで読んでいました。低学年すぎて話の内容はあまり理解していませんでしたが、当時からミニ四駆の人気は凄かったのを覚えています。その後ベイブレードが出てきて、私の興味関心は一気にベイブレードに向かうのですがそれはまた別のお話。。。
パッケージ裏。このネズミ色の箱も本家とまるっきり同じ。
ただ注意しておきたいのは、コレがタミヤとタカラトミーのコラボ商品ということ。タミヤ模型といえばミニ四駆ですが、実はプラモデルメーカーという事はあまり知られていません。
一方タカラトミーはトミカだけでなく、ベイブレードやビーダマン等、お化けコンテンツを山ほど持っていますからねぇ。その2社が今回コラボして出たのが、この商品ってワケ。な、なんて贅沢なコラボなんだー!
箱の中身はナンジャラホイ。
パッケージのサイズと比べると、幾分寂しい中身。笑 通常のトミカのパッケージサイズを考えると、まぁそりゃそうだよなって感じですけどね。多分、本家オマージュとしてパッケージをデザインしたから、こうやって隙間を埋めるしかなかったんだと思います。
本体の下には注意書きが書かれたペラ紙が入っています。
他に付属品はありません。
サイクロンマグナム。やっぱカッケェ〜〜〜!
子供の頃、下敷き持っていましたよ。それ位好きなミニ四駆、というかミニ四駆の中で1番好きです。みんなそうでしょ?笑
レッツ&ゴーでは、主人公兄弟の弟、星馬豪のマシン。マグナムシリーズの3代目にあたり、シリーズの中で1番尖ったデザインをしています。レッツ&ゴーについては語り出すと止まらないのでこの辺にしておきますが笑、とにかく私の一番好きなミニ四駆ということは覚えておいて下さい!(切願)
で、肝心のクオリティですが・・・とってもよろしい!
通常のトミカは現実の乗り物を立体化しているので比較するものではありませんが、こちらも元になるミニ四駆が存在します。生憎手元に無いので写真で比較は出来ませんが(どこにしまったか忘れた)、本家をそのままミニチュアにした様なイメージです。
通常ラインのトミカだと、小さなお子さんが怪我しない様に角を丸めたり、誤飲しない様に細かいパーツは省略されたりします。しかしコレはプレミアムシリーズ、更に「unlimited(無限大)」!角も尖りまくり、ベアリング等の細かいパーツもしっかり再現されています。
この釣り上がった目がサイコーにCOOLですよね〜。
ただミニ四駆では、この部分のステッカーがめっちゃ貼りにくくて苦労した思い出が・・・そもそもボディ部分は真っ白で、他は全てシールで対応しないといけませんでしたからね。一つ一つは大きくても、結構なシール地獄だったのを覚えています。
ホイールとベアリングは別パーツで、クルクル回ります。
走らせる事も出来ますが、プルバックタイプでは無いので注意。ボディとカウルは一体型で、分割は不可です。総じて頑丈な作りをしており、トミカなので合金の重みをしっかり感じられます。
先述したシール地獄は、トミカでは印刷で再現。大きなズレもないので当然綺麗ですね・・・笑
このサイクロンマグナムは特に曲面や段差が多いので、綺麗に貼れた子供は当時どれ位いたんだろうか。
ボディとカウルを留めるパーツは緑。コレが無いと前方のツメでしか引っ掛けられないので、プラプラしてしまいます。まぁ極論、カウルだけで走らせたら良いんですけど。。。そこはやっぱり格好良さを重視して、ねぇ?
特にフルカウルミニ四駆は、そのボディに個性があって見た目的にも楽しめたんですよね。ダッシュ!四駆郎の時代はラジコンからのデザインが引っ張られていたので、個人的にはそんなに好きではありません(世代じゃないのもありますが)。実際に早いのはどちらかというのは抜きにして、レッツ&ゴーに出てくるミニ四駆の見た目のデザインが単純に好きでしたね。
裏側にはスポンサーロゴ。
電池やモーターは残念ながら見えず。キモオタの私はここで「モーターはトルクチューンかな?」とか「電池は公式のタミヤゴールドかな?」と妄想を膨らませるのですが、みんなもやるよね?!
当時はタミヤの青いBOX(ミニ四駆本体やパーツが沢山入る多段ボックス。これ以外のBOXや入れ物を使う者もいたが、やはり公式のBOXを使っていると注目度が違った)、そしてパワーチャンプゴールドを使うのがステータスでしたね。他の電池が悪いとかそんなんじゃあなくて、とにかく公式から出ているのが正義!みたいな風潮があったのは覚えています。
他にもオレンジのスポンジタイヤやベアリング、ウイング等沢山の改造パーツがありましたね。あぁ懐かしい・・・スーファミで出ていた「シャイニングスコーピオン」というゲームがあったのですが、それも当時ハマってプレイしていました。スピンコブラを買ったと思ったら、実はディスプレイモデル(走らせられない)だった時のガッカリ具合ときたら・・・語り出したら止まらないので、この辺で辞めておきます(2回目)。
続いてハリケーンソニック。
外箱の大きさやデザインはマグナムと同じ。烈と豪の横の字が烈になっています。
右下部にデカデカとプリントされたTAMIYAのロゴが眩しいぜ!
本体。う〜ん。こちらも安定の格好良さ。
サイクロンマグナムは全体的にトゲトゲしており、ボンキュッボンなスタイルが特徴でした。それに対してハリケーンソニックは、安定感重視のドッシリ構えたボディのフォルムが特徴。前機体のバンガードソニックのフォルムを踏襲し、赤と緑のカラーリングがどことなくイタリアーノ。
このミニ四駆を使用していた星馬兄弟の兄、主人公の1人である星馬烈はレッツ&ゴーの人気No.1キャラです。
個人的には豪の方が好きなんですけどね・・・ちょっと下品な感じとか猪突猛進な感じが駄目だったのかなぁ。
弟の豪が豪快な性格ならば、兄の烈は冷静沈着。ちょっと気弱で打たれ弱いけど、優しく弟思いの兄ってイメージでしたね。子供だった私は目立つ言動や活発な行動が分かりやすい豪が好きだったと思うのですが、内面で見ると明らかに烈の方が良いですもんね・・・でも、ミニ四駆の格好良さは絶対サイクロンマグナムだと思うんだよ〜〜!
ソニックも吊り目が特徴ですが、マグナムと比べると幾分落ち着いたイメージですね。
マグナムには無かった、目と目の間にガンメタのセンターウィングが装着されています。ハリケーンソニックのロゴがしっかりプリントされているのが素晴らしい。
ホイールベースの色はライムグリーン。ソニックはソニックでシール地獄ですね。
レッツ&ゴーで星馬兄弟以外にもさまざまなキャラクターとミニ四駆が登場します。もちろん現実でも同じミニ四駆が発売され、それぞれ好きなミニ四駆を改造したりして、おもちゃ屋で走らせたりしていました。
ちょっとリッチになると、自宅にコースを購入して置いていたり(家がデカくないとコースの置くスペースが無い)、先述したタミヤBOXにパンパンにパーツを入れたリアル藤吉みたいな子がいました。まぁそもそも子供の時って地元を離れておもちゃを買いに行く事なんてないですから、地元のおもちゃ屋にパーツが置いてなかったら「詰み」なんですけどね。
パーツ留めの色は黒。
マグナムのウイングは高さがあり、ウィング自体の大きさは小さめに設計されていました。ソニックは強度を重視しており、高さはあまり無くウィングは大きめになっています。
先ほどいろいろなキャラとミニ四駆が登場すると書きましたが、他にも個人的に好きなミニ四駆が何機かあります。
レイスティンガーやベルクカイザーがそれですね。どちらかと言うとキャラクターよりミニ四駆に惹かれていた感じです。このうちレイスティンガーは現実のミニ四駆では実現不可能レベルな装備(ホイール部からトゲが出てきて相手のミニ四駆を破壊する)が付いているのですが、ベルクカイザーは見た目がドンズバで好きなんです。
兄弟2機を並べて。
ベースのカラーリングはどちらもホワイトですが、豪のマグナムはクッキリした明るめのホワイト、烈のソニックはくすんだオフホワイトとなっています。2機の大きさ・重さはほぼ同じです。
豪華な並びだ・・・
こうして見ると、ベースとなるボディの骨格は同じでも細かい部分で印象がかなり変わるなぁと。
キャラクターの性格もあるんでしょうけどね。豪が左のソニックで、烈が右のマグナムを使っていたら何か変に感じてしまうと思います。
マグナムは直線が早いけどコーナリングが弱くてしかもコースアウトしやすい。
ソニックはコーナリングが安定しており、コースアウトしにくいけど直線のスピードは控えめ。
あなたはどちらがお気に入り?
これも余談なんですが、空力を抑えるために高さが無い機体(ぺちゃんこ)が強いっていう俗説がありましたね。ネオトライダガーZMCやブロッケンGがそれにあたりますが、その2機は特に人気だった記憶があります。
モーターで言うとレブチューンとトルクチューンがありましたが、なんかレブの方が人気だった様な・・・
フレディ「いけー!ぼくのサイクロンマグナム!」
1/12スケールのフィギュアにはちと大きすぎるスケール。
今でも子供に混じって大きなお友達がミニ四駆を走らせていると思うと、胸が熱くなりますね。
ミニ四駆に乗ってはいけません!
クリスマスプレゼントがミニ四駆だったら、最高だよね!
以上でしたー。
思い出補正100%の商品でしたので、個人的には結構テンションが上がりましたね!
当時の記憶を辿りつつレビューを書いていましたが、自分の記憶って本当に頼りにならないなと・・・ほとんど覚えていないのは勿論、曖昧なまま記事にしてしまうのも良くないなと思いました。笑
モノとしてはトミカと思うと高価に感じますが、実際はクオリティが高く塗装も細かい、まさにプレミアムな仕上がりで満足できるはず。特に私の様にミニ四駆を通ってきている人であれば手に入れて損はないかと!
供給元がタカラトミーなのですぐに品薄になる事は無いと思いますが、買える時に買っておくのが吉ですよ。
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