
発売日:2022年12月
価格:29,800円(税込)
スケール:NON(約24cm)
原型制作:藤造型
彩色:えこし

Illustration Revelation第1弾は、-荼壹-氏が2020年に発表したイラスト『月季 鳴珂(ユエジー メイカ)』を立体化。
彼女の特徴の1つである陶器のように白く透き通った肌は、立体化により奥行きをもった透明感となり、
肌の美しさをより感じていただけるだろう。
イラストに描かれたデザインを再現するために、あえてアクリルを選択。
アクリルにしか出せない透明感は、切り取り方によっては空間にデザインが浮かびあがる新しい表現だ。(公式より引用)

イラストレーターの-荼壹TUYI-氏は中国在住の方で、Twitter経由でこのフィギュアの元となったイラストを見る事が出来ます。
元絵・そしてこのフィギュアには膝から下がありませんが、この女の子自体は別のイラストで全身絵があり、ちゃんと足がありますね〜
そして舌ピも開いており美麗なイラストが多数あるので、ぜひTwitterを覗くのをオススメしますw

普通に置いて撮影すると、かなり上からになってしまいます。な・の・で、アクリルブロックを下に噛ませてあります。
実際には花が散りばめられたアクリルベースまでが商品となるので、勘違いしないよーに!








サンプルから量産化に辺り流石に高級感が薄れましたが、ここまで再現出来ていれば十分でしょう。
それにしても目力が半端ないねぇ・・・


眉毛はベースの緑に書き込みが加わった感じに。まつ毛のバシバシ具合やアイプリントの派手さから、好みは結構分かれる絵柄かも知れません。ちなみに私は大好物です・・・

ちょっと虚無の表情にも見えますが、瞳の奥から力強い意志は感じられます(なんとなく)。
毛量が多いので顔は暗く見えがち。私の様な光量が足りない撮影環境では、この明るさが限界なのです・・・

しかし造形は量産品の限界レベルまでシャープです。特に前髪の独特な表現は芸術的でありつつも、少し触ると折れてしまいそう・・・


この雰囲気で意外だったのは、ピアスが無い事ですね。てっきりゴリゴリに着けていると思っていたので・・・


口元は主張し過ぎない程度にリップ・グロスが塗られており、ナチュラルな造形に仕上がっています。軽く開いた口がどこかセクシー、いや何かを訴えかけそうな表情です。


しかもこの首輪、金色のチェーンが付いています。勿論本物なのでユラユラ揺れます。

元絵も同じハートの型が開いており、かなり小さいし細かい部分なので再現されていてゴイスーって思いました。
ちなみに頭が外れるのですが、首輪も一体化しています。どうやってくっ付いているんだろう?

これってタトゥー?ボディペイント?詳細は神のみぞ知る・・・

この方が鎖骨周りがよく見えるからねっ!あ、今更ですが微グロ注意です。笑

鎖骨から胸にかけてのマットな質感が良いですねぇ。身体中にビッシリと入ったインパクト抜群のお花模様は、プリントで綺麗に印刷されています。


プリントの精度が良いので、接写してもなんら問題無し!骨が肩まで出っぱってきているのは珍しい。

フィギュア全体のオーラは勿論ですが、どうしても中心にある胸に目が行ってしまう・・・許してくれ!
それもこれもチェーンが付いているのが悪いんだ。全てチェーンのせいなんだ!


変に食い込ませ過ぎても雰囲気が壊れますし、アクセント的に付け加えたこれ位の表現のが良いのかも知れません。

今にもこぼれ落ちそう・・・ちなみに元絵の方がもっとこぼれ落ちそうでした。けしからん。
谷間もバッチリありますね。シワの表現も細かいですが、残念ながらトップの表現はありません。


こんな所にチェーンに通っちゃって・・・ワキ元が痒くなって仕方がないよ!

チェーンと谷間の間に隙間があるのが確認されました!これは朗報です!朗報!!
「間」って漢字を乱用し過ぎて訳が分からなくなっておりますが許して。

腕の部分がながーいですな。萌え袖・・・の元祖ですよねキョンシーの衣装って。笑
垂れている赤の紐は硬質パーツなので、折らない様に注意が必要かも。


なので何色?と言われたら緑と言うか黒と言うか、悩む部分ではあります。笑

コルセットを巻いたみたいなものですね。塗装のはみ出しもありませんし、かなり細かく造形されていて情報量も多い!
金具の塗装とか本当に小さいのに、良く出来ていますね。

かの有名なワンピースの大剣豪、ロロノアの腹巻きに見えなくも・・・ない?

つぎはぎみたいな衣装のデザインが個性的。

後ろ髪があるので、飾っているとほとんど見えません。しかし頭を外すとちゃんと全身くまなく造形されている事が分かります。

ま、特に見える部分では無いので良いんですけど。


胸に通っていたチェーンが背中もぐるっと取り回っています。少しだけ浮き出た肩甲骨が真ん中に窪みを作り、立体的な仕上がりに。


ネイルカラーはグリーン。

正確に言えば、超ミニのチャイナドレスなので。前から見た時に丸見えなのはこのデザインのせいです。
紐部分は勿論本物素材、そしてお腹から下半身にかけても、華の模様がプリントされています。

ちょっとエナメル素材っぽいのも好き。編み編みの紐はどうやって通したんだろう?


嫌が応にも中の下着に目が行ってしまいますが、それが本能なので悩む必要はありませんっ・・・!
ある意味丸見えなこの衣装、着るべきでは無いよね。


右の太ももにはベルトが巻かれています。穴の部分は首輪と同じでハート型で、一部からはチェーンが出ています。
こういうデザインに弱いんですよねぇ・・・



デザイン・形どちらもヒジョーに「普通」です。こんな見た目のキャラのパンツはシンプルな白って・・・!
順当に行くならパープルとかヴァイオレットで、形はTバックでしょ!この下着も悪く無いけど。

うっすらですが造形されている様です。芸術的な作品の中に垣間見えるエロス・・・
昔の彫刻作品も裸が多いし、ま、多少はね?(すっとぼけ)

少し分かりにくいですが、右の太もものお肉がベルトに締められて段差が出来ている部分、こーれは見逃せませんよ?
膝の造形は控え目ですが、しっかりと骨格を感じられるデザイン。

透け感がありつつも、光沢感を帯びた塗装が素晴らしいですね。タイトスカートだからこそ出来た真ん中のシワ。
ここに注目してもらいたい!



なんて・・・なんて隙間を開けてくれたんだイラストレータさんよぉ!これがあるのと無いので、売上が全然違ったんじゃあ無いですかね。
お尻の上まで華のタンポ印刷があるのがクオリティたけーですが、割れ目部分は流石になし。
そして下着も丸見えなのですが、ここで一つだけ残念だった部分があります。どこか分かりますか?
そうです、お尻の割れ目部分と下着の隙間が埋まってしまっている部分。
ここは少しだけでも隙間を開けていて欲しかった・・・恐らく同じパーツだから強度の問題で埋めたんでしょうけど、埋め立てるのは!いつでもできるからさぁ!開けといて欲しかったのよ!割れ目部分をさ!


ただしお尻はそこまで全開では無いので、あくまで正面から見て楽しむフィギュアと言えましょう。

なかなかの重量を誇ります。アクリル板ってさ、重いんだね・・・笑

日本人の私からすると、アイコン的な捉え方をしてオシャレ〜って思っちゃいます。単純な思考ですね。

ちなみにアクリルボードの厚みは5mmほど。かなり分厚いですが重さもあるので、パワー系のフィギュアと言えます。

アクリルボードに直接接着されています。


シンプルな造形に見えますが、この細かい華の造形が一番ストレスになりそう・・・笑

鉄の棒2本でがっちり支えるので、フィギュアが傾く心配はほぼ無さそう。どちらかと言えば、取り外しの際にアクリルが割れないのか心配な位ですね。

今回はちょっと枚数が多いです。白だったり黒だったり、モノクロームだったり赤かったり・・・
色々なエフェクトを使ったりして撮影したのが楽しかったです。見ている方が楽しんで頂けるのかは謎ですが・・・いや、楽しんで見て下さい!





















膝から下が無くてこの大きさ・・・かなり大きめのスケール。1/6より少し大きい位のイメージかと。
以上でした〜〜〜〜
個人的にですが、このフィギュアが2022年で一番楽しみにしていたフィギュアなんですよね。実物を手にした方にしか分かりませんが、こいつはスゲー満足度ですよ!サンプルから塗装・シャープさは多少下がった(特に髪の毛の発色具合)気もしますが、2万円台でこのフィギュアが手に入るのが素晴らしいと思いました!流石大企業のグッスマだから出来る技術か・・・とね。
オリジナルキャラクターなので思い入れがあるフィギュアじゃあないと・・・という方には難しいですが、フィギュア本来の美しさ・存在意義を考えた時に、この美しいフィギュアは持っていて損はないんじゃあないかと。雰囲気とか完全に美術品ですからね。
そしてこのシリーズ?第二弾も既に予約開始されております。日本の人気イラストレーター・藤ちょこ氏とのコラボなのですが、白無垢姿の美少女フィギュアです。私は買わないですね・・・このフィギュアと同じ様なコンセプト(脚無し、海外のクセ強めの絵師を起用)なら良かったのですが・・・このシリーズの行く末が心配です。
最後に。
「(このフィギュアに)足は付いていない」
「あんなの飾りです! 偉い人にはそれが分からんのですよ 」
以上です。ありがとうございました。
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