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ファイナルファンタジーXIII プレイアーツ改 スノウ・ヴィリアース

スクウェア・エニックスより「ファイナルファンタジーXIII プレイアーツ改 スノウ・ヴィリアース」のレビュー。

発売日:2009年12月
価格:4,400円(税込)
スケール:NON(約26cm)

外箱表。

強靭な肉体を武器に突き進む熱血漢。己の感情に素直で直接的な言動をとるが、陽気で楽天的な彼を慕う者は多い。
左腕のリングは細部まで精密に再現。(公式より引用)

もう10年以上前に出たフィギュアですが、当時のお値段で定価4,400円ですか。。。改めて安かったな〜。
プレイアーツは、各キャラがシリーズの中だと漏れ無く(ほぼ)同じ値段なので、デカいキャラであればあるほどお得感がありますね。笑

このシリーズ内でのラインナップは、スノウとライトニング、そしてヴァニラの3種類。
続いてサッズ、ホープ、ファング、最後にセラがリリースされました。いずれの定価は4,400円で、ナンバリングに登場する主要パーティーキャラは網羅していた模様。

その後、13−2がリリースされましたが、そこでラインナップに上がったのは主人公であるセラと、なんとライトニング?!
まさかのW主人公枠であるノエルは出ませんでした・・・ほとんどのキャラが続投の中、前主人公であるライトニングがラインナップに入るというね!やはり姉は強し、と言った所でしょうか・・・というかそこにノエルを入れて3種で販売したら良かったのに・・・

初めに言っておくと、このスノウは可動フィギュアとして欠陥的な箇所があります。
それについては後述しますが、見た目の事ではないのでそこはご安心を。笑






















お顔。眉毛の角度が左右で異なるのが気になりますが、こんなもんかな〜〜
そもそも論で申し訳ないのですが、あまりスノウに対して思い入れがないんですよね。ストーリーでは一応メインキャラなので絡みは多いんですけど、如何せん性格とか性格とか性格とか・・・ホープもそうですけど、なんか全てが空回りしている様な。

アップで。めちゃくちゃ外国人顔ですね。アジア成分ゼロ!
帽子が特徴的ですが、前髪がちょろっと出ています。根本がハゲかけているのはご愛嬌。

アイプリントの精度はそこそこ。ハイライトがないので生気があまり感じられませんが、そんなに気にならないかな。
だって総じてプレイアーツって生気がないキャラばかりだから・・・

頭部はこの1種類しか付属しません。帽子を取った頭部も付けて欲しかったなぁ・・・
シリーズを通してスノウは登場しますが、全て見た目が異なっているのが特徴。続編の13-2の時点で帽子は被っていない訳ですが。

少し下から。ハリウッド俳優みたい・・・笑
スノウといえば、この無精髭ですね。キレイな見た目のキャラがほとんどなファイナルファンタジーの中で、ちゃんと整えられた髭ではなく無精髭のキャラクター(しかもメイン)はかなり貴重です。

立体物での無精髭の表現は難しいですが、このスノウはいい塩梅に表現されているのではないかと。
これ以上濃くても汚く見えますし、少なくても顔の汚れみたいになりますからね。

バンダナはちょっと擦れた様な痕が。
主人公でこういう髪の毛を隠している?キャラって後期FFにあんまりいませんよね。初期は鎧だったり同じくバンダナだったり巻いている主人公がいた訳ですけども・・・

上半身。ネックレスはオミットされていますね・・・なんで無くしたんだろう?
そのせいでガッツリ開いた胸元がちょっと寂しい感じ。髭は生えているのに胸毛は生えていないんかい!と突っ込みたくなりますね。笑
全体的にステッチの主張が激しいのはプレイアーツの特徴。

何かインナーのシャツがめっちゃ汚れているんですけど、何したん?笑
プレイアーツは個体差が激しい事で有名ですが、こういった衣装部分の汚れなどは無くしてほしいものです・・・

腕の袖から先は別パーツなのですが、何か角度がおかしい・・・どうやっても折れた角度にしかならない!
横から見たらなんとも不細工ですな。ルシの刻印はちゃんとあります。

魔力増強用?のリング。造形は勿論、少しくすんだ感じの塗装も良い感じ!
小物はやっぱり強いね〜プレイアーツは。

グローブのベルト部分など、細かい部分の塗装もしっかりあります。
ただ腕が折れている様に見えるのは勘弁してくれ〜!

右腕。こちらはリングもルシの刻印もないので質素な感じ。
コートの袖はボロボロなんではなくて、毛皮でフワフワしているんじゃい!笑

下半身。チェックのマフラーがおっしゃれ〜☆
このファッションセンスがいかにもノムテツって感じで良いですね・・・勿論いい意味でですよ?

マフラーは軟質パーツなので、可動の妨げにはなりにくい感じ。どうやってくっついているのかも謎ですけどね。

ベルトは意外にもシンプル。バックルも控えめのマーキングです。
FFのキャラクターはアクセサリーにこだわるからなぁ・・・しかもどいつもこいつもやたらゴツゴツしているし。笑

この冬に必携のオシャレマフラーは、薄いPVCの軟質パーツ。
残念ながら端のほぐれた部分は一体化しており、サラサラではありません・・・しかし、FF13が出た当時はこんなファッションが流行っていたのかなぁ?

ロングコートは真ん中辺りで分割されており、こちらも軟質パーツとなっています。
ステッチは勿論、大きめのボタンが良いですね。ただ、全体的になんとなく薄汚れているのは何故?笑

反対側。


後ろから見るとこんな感じ。流石にガタイが良いのでプレイアーツ改の中でもボリューム大きめ!
こういうトレンチタイプのコートって可動には激しく向かないとも思いますが、軟質パーツが多いのでそれがなかなかどうして、結構可動範囲は広めだと感じます。

肌の露出が一切ない、耐久性の高そうなブーツ。寒冷地仕様っぽくて昨今のアウトドアブームにピッタリ!笑
今のプレイアーツにはない、足首ロール可動があります。

横から見るとこんな感じ。見た目的にはあまり良くないけれど、可動には変えられねぇ・・・!
ただクラウドとかと違って、あまりロールの可動範囲は広くないですね。

後ろから。ベルトがいっぱいだ!
本体の重量は結構ありますが、重心バランスは良いので自立はさせやすい印象。ただ毎度のごとく、長時間飾るのであればスタンドは必須です。

靴底にスポンサーロゴ。


付属のパーツは過去のプレイアーツの中でも最も少ない!手首が1種類だけです・・・
本体のボリュームが大きい&武器を持っていないので仕方ないかもしれませんが、なんかこう、もう少しつけるものがあっただろう!

まぁ近年のFF7Rルードも同じ格闘キャラですが、あちらは交換用のヘッドが付いていましたからね〜
しかもサングラスも取り外しできたし。スノウにもバンダナ外すヘッドを付けてくれたら良かったのに(2回目)

ざっとした可動範囲。毎度変なポージングですが許して・・・!
首はコートの襟がありますが、ある程度空間があるので余裕があります。ただし上下にはあまり向けない感じ。

上半身は総じてコートがある割にかなり動くと思います。特に良いなと思ったのは、細かくパーツが分かれていて独立して可動した点ですかね。お腹は結構盛大に分割されていますが、反らすのはほとんど出来ません。

股関節部分は軟質パーツなのですが、いくらかいじっていたら破れてきた・・・
あまり気にしない部分ではありますが、経年劣化でひび割れてきている事もあり、今後の保持力が心配ですね。

そして冒頭に書いた「重大な欠陥」の部分なのですが・・・
もうお気づきの方もいるでしょう。そう、

「足が真っ直ぐにならない!!!」

これはもうね、可動フィギュアとして致命的です。だって可動フィギュアにおいてスタンダードな、当然出来ないとおかしい「素立ち」のポージングが取れないんですよ?ヤバくないですか?

画像を見てもらえると分かる通り、スノウの下半身は太もも、膝、膝下(ブーツ含む)の3ブロックで主に構成されています。
その「太もも」にあたるパーツが膝に接触しており、いくら力を入れても真っ直ぐにならないんですよね。。。

横から見ると分かりやすいと思います。
膝と膝下パーツは、パンツのラインが真っ過ぐになっています。しかし、太ももと膝のパーツは全然ラインが合っていませんよね?
つまり太もものパーツが真っ直ぐになっていないのです。

「パーツ同士の関節が硬いだけじゃない?」と思い、かなり力を入れて真っ直ぐに出来るか試したのですが、膝のパーツに干渉して塗装が剥がれてしまうほどにキツキツでした。しかもこれ以上曲がらないし・・・
これは個体差ではなく、設計上の問題だと思いますね。サンプル写真には素立ちがないので、ほぼ確信犯かと。これはな〜〜〜流石にダメでしょスクエニ。

あともう一つ不満があるのですが(スミマセン)、コートの下半分の軟質パーツがめっちゃ外れるんですよね・・・
この接続部も軟質パーツになっているのと、ピン部分が柔らかすぎてコートの重さに負けているんです。なのでちょっと動かすだけでもげる、もげる!

接合部の素材がコートと同じ軟質パーツなのが大きな要因かと思いますが、単純にパーツの構成自体も外れやすい形状しているな〜とは思いましたけどね。動かしてストレスはなかなかに・・・感じましたよぉぉぉ!

まぁ、不満はそんな所ですね。あとは適当に可動させていきま〜す。
造形&可動範囲は良いので、ポージングは結構映えるんですよ?

「いっちょやってやるか」バキボキ

スノウって身長2mありますからね。こんなコワモテにケンカを売られたら逃げるしかありません・・・




そんなバカなっ!?

おバカなポージングも結構サマになるかも・・・が、やっぱり叫び顔があるのとないのでは全然違いますね。




バトルでは仕様しませんが、膝蹴り。





無限の彼方に、さぁ行くぞ!


スノウぅぅー・・・マンっ!!デデーン


Q:これは一体どのシーンの再現でしょう?


デケデケデケ・・・ドン!


正解は・・・


A:アニメ「らんま2分の1のEDで踊っている乱馬のポーズ」でした!


この写真を撮っている時に、ふと気付きました。
「スノウってテリー・ボガードに似てね?」

そういう訳でパワーウェイブです。このスノウならバーンナックルも出来そう。笑
YOU WIN!


同シリーズのライトニングさんと比較。
スノウが2m、ライトニングさんが171cmです。ちょっとスノウが小さいかな〜

縦はそんな感じですが、ボリュームは随分と異なります。今見るとライトニングさんヒョロガリすぎる・・・笑
知っていました?ライチニングさんってDカップなんですよ?体格もっと良くしてくんろ〜〜

スノウの顔の角度ミスった。
この2人がこんなに連携するとは思いませんが、一応・・・笑

ちょっとキービジュアルっぽい写真。








「なぁ、この武器ちょっと借りてもいいか?」

「駄目に決まっている。あと勝手に触るな、殺すぞ」

えんだぁぁぁぁぁぁぁいやぁぁぁぁぁぁぁ!!!(違う)

まさかのタイタニック。ちなみにえんだ〜はホイットニー・ヒューストン。タイタニックの主題歌はセリーヌ・ディオンですのでお間違いのなき様・・・

大きさ比較。

以上でした。恵まれた上半身からの最悪な下半身・・・でしたね。兎にも角にも。
造形自体は悪くないと思います。スノウが好きな方(いるのか分からないけど)には持っていても損はないかと。ライトニングさんと違って、スノウの可動フィギュアはこれしかないからね・・・

ただ可動フィギュアとして見ると最低最悪です。下半身が。あとは保持力・・・割とすぐにお股がパッカーンするので、その辺も厳しい方にはストレスマッハかもしれません。まぁ古いフィギュアなので経年劣化的なものもあるかもですが。

そういうことで、下半身の欠陥を受け入れられるルシの方にはオススメです。



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テーマの著者 Anders Norén

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