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JUMP OUT HEROES EXTRA IZUKU MIDORIYA-DEKU BLACK-

バンプレストより「JUMP OUT HEROES EXTRA IZUKU MIDORIYA-DEKU BLACK-」のレビュー。

発売日:2022年7月
価格:7,800円(税込)
スケール:NON(約18cm)
製作:WATANABE×REN

外箱表。デカぁい・・・普通に1/6スケールフィギュア位の大きさがあります。
中身が分かる分、まだ軽いのが救いですね。カラーではなく、モノトーンカラーとなっています。

『ヒロアカ』コミックス最新刊32巻に収録された「黒デク」の姿をいち早く立体化!
※こちらのフィギュアは「ジャンプGIGA 2021 AUTUMN」にて応募者全員サービスとして販売されたものです。一般販売はされていませんのでご了承下さい。


箱裏。販売されていないのでバーコードの記載は無し。

販売元はバンダイスピリッツなので、いわゆる一番くじヒロアカの延長線上みたいに考えておけば良いかと。
それはそうと、応募者全員サービスなんて久しぶりにしましたよ。懐かしいなぁ・・・
しっかりお値段はするので、市販のフォギュアを買うのと感覚は変わらなかったですけどね。笑


箱の中身はナンジャラホイ。

透明のブリスターの中に、フィギュアが入っています。組み立てる必要はなく、台座含め全パーツが接着されています。
エフェクトの大きさを踏まえても、ちょっと箱が大きすぎるよねー。これだけスカスカだとそう思っちゃう・・・

保護ビニールを外して、取り出してみる。
こいつはカッケェや!まずはグルリと一周。






















お顔。とてもヒーローとは思えない仕上がり!

そう言えば、今回の黒デクフィギュアの特集が載っているページがあり、そちらに製作者であるWATANABE×REN氏のインタビューが記載されています。製作工程から今回のフィギュア化に対する思い等が載っていて読み応えがありますので、是非ご一読を。

ちなみにWATANABE×REN氏は、「BANPRESTO FIGURE COLOSSEUM 造形Academy」シリーズのデクも担当されています。当サイトでレビューしていますので、こちらもぜひご覧下さい!

元であるラビットマスクの形を辛うじて残した、ボロボロのマスク。
原型はグレーで、3色塗装+墨流しで再現されているそうです。同じ黒でも色々あるもんねぇ・・・

瞳孔部分とマスク部分のみ色が違うので、その2箇所が敢えて映えますね。
マスクの目の部分からは前髪が出ているのが芸コマ(芸がコマカイ)!

マスク部分も傷だらけと言うか、基本的にボロボロ。
線が多ければ多いほどスミ入れが活きてくるので、今回の黒デクにはピッタリの表現方法ですね。

お目目の部分アップ。瞳孔はグリーンで、二重丸になっています。
白目の部分が黒くなるだけで、一気にヴィラン感が増すのは何故だろう・・・

ヒロアカをよく知らない方がこの黒デクを見ても、まさか主人公とは思わないでしょうね。笑
ダークヒーロー、みたいな感じがして個人的には好きな見た目なんですが、やっぱりヒーローっぽくはないよなぁ。

お耳がながーい!見事に逆立っていますね〜
ボロボロの造形は勿論、少ない色数でしっかり掠れ部分の表現もされているのがgoodです。

こちらからも。お顔は別パーツっぽく、強く触ると取れそうな気配。


上から覗くとマスクの後ろ側は無く、髪の毛は覗ける仕様になっています。
マスクとは質感が全然違いますね。

毛束は多く、先っぽは結構ツンツンしています。


ぼでー。グレーなのはグレーですが、ちょっとオリーブっぽい色味が入っていますね。
細かい傷の上からしっかりとスミ入れが施されており、結構高級感があります。

恐らくこの辺のスミ入れは個体差が大きそう。
ただ汚れれば汚れる程雰囲気が出るフィギュアだと思うので、敢えてその個体差を楽しむのも一つの手かも?

手袋はモケモケ、腕部分は包帯を巻いたようにズタズタになっています。
部分部分で表現が全然違いますが、造形はなぜか統一感がありますね。

完全にマットな仕上がり、とは言いませんがテカリは極力抑えられているのではないでしょうか?


少しだけですが地肌?が見え隠れしています。
一つ一つのパーツ数が細かくて見応えあり!

右腕も同じ様な感じに。
力が入っていないような、指先までどこかだらんとした腕の伸ばし方にも見えますね。

後ろ側から。


マントはささくれたり破れたりして、既にかなり短くなってしまっています。


流離の旅人みたいな・・・ベルセルクのガッツみたいですな。
なぜ一匹狼的なキャラクターはこういうマントをしがちなのか・・・笑
造形的にもスミ入れが非常に映えるポイント。逆に成形色だけだったら安っぽくなると思います。

マントの留め具は2つあり。ちゃんとボタン部分が塗装されています。


リュックは比較的綺麗に残っているのもポイントの一つ。
しかし見た目はやっぱり汚れがひどい。笑

リュックの厚みよりも、黒デクの身体の方が薄いんですけど。笑


フロントジップやサイドポケットなど充実した装備。
汚し塗装は個体差が大きそうですが。そこはまぁ雰囲気雰囲気。

下半身。マッシヴでないにしろ力強い足取り。
ベルトのバックル部分はガンメタ塗装になっており、この辺のデザインも修正が出されていたらしいです。

腰元についたポーチは全て破れてしまっており、中身なんてものはありません。
よくよく見たらかなり酷い見た目をしているんですけどね・・・格好良さが優っちまうのがこの黒デクなんですよね〜

辛うじてポーチだったのが分かる位、原型を留めていないものもありますね。
よく見たらヒーロースーツのサイドラインも造形・塗装されています。

ほっそりとした足元。スパークの具合がボリューム感を演出。


いろんな角度からどうぞ。





靴。

これで股間蹴りとか食らったら死ぬだろうな・・・それくらい無骨で尖った素材です。
こちらも当然ボッロボロ!

右足。ほとんど台座とは接地していません。








お尻多めに撮ってみました。セクシーさがこのサイトには足らないと感じたので。ここいらでバランスを取らせて頂きましょうかね?
ちなみに腰の部分のシルバージッパーは、初めはなかったっぽいですねインタビューを読む限りは・・・


黒鞭。クリアブラックの上からブラックがグラデーションとして加えられています。
場所をとる以上に、縦に長いのがまだ救いかも?


反対側も同じく。
何だかすごくドラゴンボールっぽさがあるエフェクトですが。。。

本体についているエフェクトはこちらとカラーリングが異なり、シルバーのグラデーションが追加されています。

フワッとマントが浮き上がった角度が良いですね!


台座は街中をイメージした、というか劇中まんまですね。こう言う細かい配慮が嬉しい!
単色の黒のプラ製ですが、ちゃんとざらついた箇所やひび割れている箇所も再現されており、素晴らしいと思いました。

あとはパースがついているのもあって、正面からではなく角度をつけて飾れよ!という制作者のメッセージが透けて見えますね。笑


セクシーショット・・・もとい、ジッパー部分の造形と塗装が地味に良いんです。


靴裏はちゃんと剥げた様な表現がなされており、足先まで造形の気を緩めない、と言う教訓が嫌が応にもわかります。


適当に何枚か〜

もう既にカッコ良いですね。やはり濃い造形には濃い色の背景紙、そしてはいコントラストが役に立つ。































大きさ比較。意外に高さはそこまでありません。
が、エフェクトの分横幅は取りますので、購入されるかご検討されている方は参考に刺さってください。

以上でした〜
ブリスターの大きさや単価の高さなど、不満点がないと言えば嘘になっちゃいます。
しかしそれを補う程の造形・そして塗装のクオリティは流石の一言!もう2度と実現しないかもしれない企画で、今後の誌上通販等でもこう言うビジネス効果が現れると良いのですが・・・

フィギュアとしては新品で手に入れるのは難しいかもしれません。
出来自体は決して悪くなく、しばらく黒デクのスケールフィギュアが出ない事を考えると、資産価値として持っておくのはアリかもしれませんね。ただし税金は払いましょうね!



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テーマの著者 Anders Norén

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