フィギュアレン

好きなものを、好きなだけ。なフィギュアレビューサイト

ドラゴンボール超 孫悟空 FES!! 其之七 超サイヤ人4ゴジータ

バンプレストより「ドラゴンボール超 孫悟空 FES!! 其之七 超サイヤ人4ゴジータ」のレビュー。

発売日:2018年7月
価格:プライズ
スケール:NON(約20cm)
原型師:中澤博之

超4ゴジータのフィギュアがこんなに沢山出るなんて、良い時代になったものだ。。。
ワンピースはまだ連載中なので新キャラも沢山出てきますが、ドラゴンボールは連載としては終了しているので既存キャラの立体化が割合を閉めているのが特徴ですね。ドラゴンボール超が連載中ですが、既にとよたろう先生のオリジナル漫画になりつつなるので。。。

孫悟空FESの原型師は安定の中澤博之氏。ドラゴンボールのフィギュアプライズ界では外せない存在です。
そのハイクオリティな造形だけでなく、安定感も頭ひとつ抜けている気がしますね。意外とGTのフィギュアは担当している事が少ない中澤氏の作品、これは手に入れるしかないでしょう!























お顔。うーん格好良いですねぇ!頭髪の生え際部分に白化の跡が見られますが、ちょっと古いフィギュアなので仕方ないかな。擦ると取れるし。

基本は単色ですが、それを間延びに感じさせない密度の濃い造形が流石です。何となくですが超4のゴジータは険し目の表情が多かった気がするので、この表情のチョイスもナイスですよ〜


うっすら線が肌の部分に無数に刻まれているのも中澤氏の造形の特徴。やりすぎはもちろん良くありませんが、これくらい目立たないのであれば自然な見た目として処理されるので有りですね。

目立ちにくい耳の穴の造形までしっかりあるのが細かい!


瞳は二重構造で、内側が黒、外側がメタリックブルーとなっています。この配色パターンって結構珍しいような。
メタリックブルーなのがあまりなくて、大体は通常のスカイブルーですからね。
縁取りは超4ゴジータ特有の太めなライン。魔神ベジータと同じ位ですが、あちらは黒だったのに対しこちらはブラウンになっています。


キュッと紡がれた口元がシリアスな雰囲気を醸し出しています。
眉間の皺や頬の上のライン等、ほぼ完璧な仕上がりかと!「ほぼ」の理由は、人によっては濃く見えてちょっとやり過ぎに見えなくもないと思ったからです。笑


毛量たっぷりの髪の毛。束感かなり太めで、その分シャギーも深く、多くなっています。これも中澤氏特有のアレンジですね。本来はここまで多くないので。個人的には隙間を埋めてくれている感じがして好みの造形です。


うまい感じにもみあげ部分に前髪があるので、地肌からもみあげは生えていません。


超4といえば特徴的なのが「耳後ろの毛が異様に長い」事です。
これが前側に垂れているのが特徴なのですが、この超4ゴジータも例に漏れず。長さは結構あって、しなやかな髪質が予想できる造形になっています。


定番の腕組みポーズ。尻すぼみになって拳が小さくなりがちですが、このゴジータはそんな事はなく、ちゃんとした大きさになっています。ただ右手の指は広げて、左手が握り拳なのは何か意図があるのだろうか。笑


両肩のポンデリングも違和感なく再現。いやクロワッサンか?
今見るとですが、当時は絶賛されていたHQデラックスの超4ゴジータは黄色ベースでした。最近はオレンジがベースになっていますね。あれもここ最近まではずっと高値で取引されていましたが、近年の超4ゴジータフィギュアのリリースラッシュによって落ち着きましたね。


こちらもより猿に近づいた超4の形態の特徴でもある体毛。結構造形師によって毛羽立ちが違いますが、中澤氏の造形は結構控えめな上質な毛並み。笑
それに乗じてかもしれませんが、割と腕周りもスッキリとしていますね。洗練されて筋肉質と言いますか、あまりゴリラみを感じない太さになっています。


リストバンドを超えてまで体毛が拳まで来ているの、実は最近まで知りませんでした。笑


背中部分。


腹筋部分は腕組みで隠れがちですがちゃんと造形されています。これ位見事なシックスパックになってみたいものだぜぃ。。。
腰部分の接続部分が浮いているのは、固くてハマりきらなかったからです。プライズで割と良くあるのですが、もう少し緩めてくれても良いのになぁ〜


角度が後ろ向きに倒れているからなのか、腰布は前側にフワッと浮いたような造形と角度になっています。ここはグラデがないのでどうしても安っぽく見えてしまいますね。。。


対してズボンにはシャドーが薄くかかっており、造形と相まって重厚な見た目に。


シワの入り方も無駄に多すぎず、自然な仕上がりになっています。このスネの部分の布に巻き込まれているようなシワの入り方がいいですよね。悟空のブーツもそうですけど、道着の裾部分のシワの入り方って結構重要だったりするので。。。


つま先部分まで一本の直線で構成されており、不自然な足の曲がり方などをしていないのが良いですね。


前側から見るとこんな感じ。短足に見えますが、後ろに傾いているだけなので実際は短足では有りません。


右足は曲げており、また違った表情が見えますね。


今回は左のお尻部分に支柱をぶっ刺します。


ちょっと足が小さい気も?踵部分が内側に入り込んでいるのは自然な見た目にプラスされており、細かい部分まで造形の配慮が行き届いているなぁと感心しました!


尻尾の毛並みも非常に上質でスマート。笑
原作ではフリーザ編以降、尻尾の存在はなくなって、設定自体もほぼ忘れ去られてしまいましたが、GTではまた復活したのが嬉しかったですね。





























大きさ比較。いつもの台座ですが、今回はちょっとスペースを取るなぁという感じ。BWFCくらいの大きさになってくれないかなぁ〜

という事で中澤氏の超4ゴジータでした。安定した造形に抜群のプロポーション、ほぼ文句のつけようがないのでは?プライズという括りからすると、ほぼこれが限界のフィギュアだなぁという印象でした。素晴らしい。
気になった点は、足の大きさくらいでポージングに違和感を感じなければ十分オススメの逸品でございます。

今では多数リリースされている超4ゴジータですが、出来は結構まちまちなのでお好みの造形・ポージングで選んでいくのも良いかもしれませんね!

Amazonで購入する
0

次へ 投稿

前へ 投稿

返信する

© 2024 フィギュアレン

テーマの著者 Anders Norén

RSS
Follow by Email
Twitter
Instagram