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ARTFX ファイナルファンタジーX2 ヘレティック用心棒

コトブキヤより「ARTFX ファイナルファンタジーX2 ヘレティック用心棒」のレビュー。

発売日:2004年2月
価格:5,280円(税込)
スケール:NONスケール(約22cm)
原型師:谷口順一


これまた懐かしい品を・・・
という訳でダーク召喚獣のヘレジンボウです。以前にヘレティックバハムートをレビューしましたが、コトブキヤから世に放たれたダーク召喚獣の立体物はこいつと併せて2体しか出ていません。アニマとか出して欲しかったな〜

ジャンク品として購入したので、状態はかなり悪いですがご容赦を。あくまで「骨董品」として見て楽しんで頂ければ幸いです。笑




















お顔は笠に隠れてかなり見えにくいです。ゲーム本編でもあまり目立たないので良いっちゃあ良いのですが。
歌舞伎役者のような隈取で、筆塗りのフリータッチ感がありますね。


このヘレジンボウ自体は割とボリュームがあるのですが、顔はかなり小さいので全くと言っていいほど目立ちません。特に目元は明るく照らしてあげないと分からないくらい。。。


ゲーム本編では何戦もある上に、装備品の入手の為に繰り返し戦い何度も倒される不遇の召喚獣。エボンの刺客の立場は一体どこに。。。


アンティーク感溢れるボディー。雑な塗装と言われればそれまでですが。笑
くすんだゴールドとシャンパンブルーの色合いがいいですね!造形もカッチリしていて密度があり、こんな複雑なデザインだったのか。。。と驚かされます。


顔を大きく覆い尽くす程の大きな笠。幾何学的な模様が素敵。FF10ってこういう雰囲気の模様が多いですよね。
結構埃が目立ちますがご容赦を。。。


大きく露出した肩周り。よくよく見ると塗装が若干荒いのはご愛嬌。


羽織を突き破ってまで露出しているそのデザインは、屈強なイメージと共にデザイン性の高さが伺えます。


羽織はグラデーションが美しい、独特な模様に仕上がっています。何か静脈みたいな。。。紫色の血の中を這っているような。


後ろに飛び出た大量の髪の毛(の様なもの)は、赤紫色で結構重量があります。このヘレジンボウが後ろに傾きがちなのも、このパーツのせいなのかも。。。


よく見ると結構ボロボロな羽織。


ONE PIECEのキャラクター並みに細い腰に、携えられた脇差。脇差は別パーツですが、特にギミックはなくダボがある為あまり汎用性は高くありません。


シャチホコの尾鰭や、鱗をイメージしたっぽい柄。


やっぱりスミ入れはいいですねぇ。特にこういうゴツいフィギュアにはしっかり合うというか、雰囲気がバッチリ出てきていい感じです。堀が深く、密度が高い造形であればある程際立ちます。


パーティングラインはあまり目立たない場所にありますね。


下半身は着物を模した様なデザインで、こちらも多色のグラデーションが綺麗です。この中身がどんな足になっているのかは全く想像がつきませんが。。。笑



足元は下駄かと思いきや、それっぽいデザインのやつでした。
上半身のボリュームに対して下半身はかなり細身なので、保持が少し心配な部分ではありますね。


接地面が湾曲になっており、意外と少ないんですね。台座は黒ベースのデザイン性のある物になっており、スペースはそこまで取らないかと。


羽織は軟質パーツになっており、破損はしにくいかと。


羽織を捲ると骨の様な細身の腕が露出します。紐を多数巻きつけたようなデザインが秀逸。


羽織を上の方まで捲ってあげると、普段は見えない肩のデザインが拝めます。ゲーム本編でもこの部分は見れないので新鮮ですね!
立体物の良いところは、二次元では見えない部分が見られる所だと思っています。


実はこの腕、可動します。しかし羽織のせいでほぼ動かない上に、破損しやすい雰囲気なのでほとんど動かせません。笑
まぁ半固定フィギュアですが、ほぼ固定フィギュアと考えて良いかと思います。


斬馬刀。ようじんぼうには非常に多額のおひねりを与えたら繰り出してくれます。
取り外し可能で、プラ製。鞘に書いてあるエボン文字?は何て書いてあるんでしょうかね。。。


流れるような紐の造形がいい感じ。


鍔部分は本体と同じくくすんだ金色です。デザインは割とシンプルですね。


結構無理矢理持たせるのはスクエニのお家芸(コトブキヤだけど)なので、どうしても傷や塗装写りしちゃいますねぇ。。。


裏側。


そしてこの斬馬刀、抜刀出来ます。なかなかのクオリティーでびっくり。
先述した通りプラ製で軽いので、他のフィギュアにも合わせれそうですね。
ただ英雄様の正宗並みに長いので、かなり限定されそうでありますが。笑


右手に持たせることが可能です。元々大きなアクションポーズをとっているイメージがないので(ゲーム中の斬馬刀のアクションもそんな大したことない)、これでも全く問題ありません。


しかし羽織のせいで、腕の可動を殺してしまっているのは結構残念ですねぇ。まぁ下半身が固定なのでどちらにしても中途半端感は否めませんが。。。


手首も可動するので、左右は好きな角度で飾ることができます。しかし上下には構えられません。笑



愛犬ダイゴロウ。ヘレジンボウが倒された時、横でただただ佇む悲しき使い魔。。。
付属品とは思えないボリュームとクオリティーです。これだけでお金取れるレベル。


ポーズは完全に固定で、造形に振り切っている感じです。しかも結構重く、文鎮代わりにも使えそうですね(使うな)


ちなみに本家ようじんぼうに付属のダイゴロウは、朱色を主体としたカラーリング。対してダーク用心棒は全体的に青っぽいカラーリングのものが多いです。

立髪の部分はくるくるパーマ。青色から徐々に金色のグラデーションになっており、重厚感溢れる仕上がり。


お顔は半端なく怖いです。目元がほとんど見えない位に彫りが深く、眉間にシワがクワっと酔っています。


牙の鋭さがすごい。。。ちなみにようじんぼうの好感度が低かったり、おひねりが少ないとこのダイゴロウが代わりに攻撃してくれます。「いやお前は戦わんのかい!」とツッコミたくなるようなシーンであり、何ともものぐさなようじんぼうのイメージが出来た攻撃方法でもあります。笑


顔まわりだけではなく、意外と体や腕周りも作り込んであります。腕の筋肉が綺麗ですねぇ。


腕の周りも毛並みが部分部分で長いのが。青色と金色だけのシンプルな色使い。


尻尾。ボリューム満点!


小柄も付属。主に飾っておく用かな?無理したらヘレジンボウに持たせられるかもしれませんが。




















大きさ比較。まずはいつものんねんプチ弱音ハクと。全長は24cmなのでめっちゃデケェ!って感じではありませんが、召喚獣あるあるで横にデカいです。笑





以前レビューしたマスクリ用心棒と。シリーズもお値段も全然違いますが、それにしてもかなりのボリューム差!
まぁマスクリの方は動きが若干あったり、エフェクトが付いていたり台座がしっかりしていたりするので、より飾り映えしますね〜

という訳でダーク召喚獣のヘレジンボウでした。まぁヘレジンボウに思い入れがある方か、よほどマニアじゃなければ買いませんねぇ。笑 そのせいかシリーズも続かなかったし。。。今は若干プレ値が付いている程度ですが、気になる方は手に入れてみてもいいかもしれませんね。

別段出来が悪い部分は見当たらず、アンティークというか、飾り目的で買うのは全然アリです。ただアクションは全く出来ないのでそこは期待しないように!

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テーマの著者 Anders Norén

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