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ジョジョの奇妙な冒険 MASTER STARS PIECE 岸辺露伴は動かない ー六壁坂ー

バンプレストより「ジョジョの奇妙な冒険 MASTER STARS PIECE 岸辺露伴は動かない ー六壁坂ー」のレビュー。

発売日:2011年5月
価格:プライズ
スケール:NONスケール(約26cm)
原型師:川井圭太


2011年と言うとこの記事を書いている時から9年前ですか。。。時の流れは非常に早いですねw
しかし9年経っても、フィギュアは全くと言っていいほど劣化していません。ゴイスー。

さて、この岸辺露伴は当時MSPシリーズが出始めの時に出た、かなり賭けに出たフィギュアです。承太郎でもなく、仗助でもなく。まさかのこの「岸辺露伴スタート」だった事に当時は非常に驚いたものでした。もちろん当時はまだ4部のアニメも始まっていないし、そこまで世間に知名度があった訳でもないのに。。。

と言うのも、このフィギュアは書籍「岸辺露伴 ルーヴルに行く」と言う超大型書籍の発売に併せて出たフィギュアなんです。なのでカラーリングもそちらに準拠。まぁジョジョのキャラに既定のカラーリングなんてあって無いようなものですが。。。笑

原型師の川井圭太氏は、こちらも衝撃的なフィギュア「骸骨シーエ」の原型師です。初音ミクとのコラボの中ではあれが最もインパクトあったな〜
























お顔。若干プライズらしい「テカり」が見られますが、グレートですぜこいつぁ。
造形のクセがほぼ見受けられず、しっかりジョジョの絵柄の雰囲気を再現しているのが素晴らしい。そもそも劇画調のジョジョの絵柄を3次元に落とし込むのだけでも大変なのに。。。



アイプリントの精度はまぁまぁ。まつ毛の墨入れがめっちゃ細かくてゴイスー。
眉毛も緑の上から黒の塗料が乗せられており、プライズらしからぬ細かさとクオリティです。これが9年前の力なのか!


目線は正面。どの角度からでも破綻なし。
鼻筋もノーズシャドウ含め非常にストレートに通っております。顔周りに関しては、質感以外はほぼ完璧と言っていいでしょう。もちろんRAHや超像可動などもありますが、クオリティと大きさ、価格のバランスがトップクラスなのはこれですね。



荒木センセが最も気にしている「生命を感じる部分」がこの唇。
厚ぼったすぎず薄すぎず、セクシーな造形とグリーンラメのグロスがたまらんねぇ〜
若干開いていると言うのもポイントです。


ペン先型のイヤリングもバッチリ再現。モールドはちょっと潰れ気味。笑
全体的なカラーリングにあわせて、シルバーとスカイブルーの組み合わせになっています。



特徴的な髪の毛もしっかりと造形。髪の束が細かくクオリティすげ。
グラデもあって安物感は無いですね。


上から見るとこんな感じ。この髪の毛ってまじでどうなっているのか気になる・・・めっちゃ刈り上げてヘッドバンドで留めているだけなのだろうか。笑


刈り上げ部分も黒一色ではなく、上から黄色?のモールドが入っているのかGOODですよ。


刈り上げの根本部分はほんのり筆でぼかしが入れられています。全く違うフィギュアですがプレイアーツ改のザックスの生え際よりも細かくできているぜ!(あてつけ)


この露伴先生、造形はひたすら素晴らしいの一言なのですが、難点は塗装の質ですかね。。。衣装はほぼ整形色にシャドーなのですが、シャドーの向きがバラバラで統一感がないです。

あと制服?のラインの塗装もかなりズレていてヤバイ。。。プライズって感じがありますねここ。
この2点が非常に残念と言うか、この辺りを押さえておいたら完璧な露伴のフィギュアになれたかもしれないのですが。。。残念!


それでも造形は素晴らしいので、とにかく塗装の質よりも造形の力でねじ伏せる!!という気迫が伝わってきますね。笑


下から見上げる露伴先生。ポージングのセンスもジョジョキャラならでは。
パーツ分割は両肩、胴体部分です。


この指の周りも「生命力を感じる」造形ですねぇ。。。
指フェチにはたまらない開き具合です。バリがちょっと残っているのは内緒。笑


親指長すぎや〜笑
というか手が全体的にデカくて楽器を弾くのとかめっちゃ有利そう。。。


ついついフェチい部分は写真が多くなってしまうぜい!


ちょっと全体的にシャドーが濃すぎる気もしますが、ジョジョキャラの彫りが深い造形にはこれくらいパンチがないと張り合わない気もしますね!


こっちの手もいいでっせ。


ヒラヒラした部分が多いので、フィギュア全体に躍動感が出ていいですね。
しかし淵のラインの塗装はやっぱり雑いですw


全身白で決めた衣装は、インナーもしっかり白。白地に青というカラーリングが爽やかでいい組み合わせ。この腰のくねりが。。。セクスィー!



背中部分にも大胆なシワとシャドーが入っています。
ジョジョのポージングはセンスの塊というか、とても常人には想像できないのが凄いですよね。しかしその芸術的なポージングセンスに魅了されるのも悪くない。。。



上のパーツを外して下半身をよく見ていきましょう。
非常に引き締まったいい下半身です。足の角度、これまたジョジョらしい。


そして足が長ェーーーー!笑
バッチ日本人の名前なのにこんな体型の人はいないよ!!どんだけスタイル良いんだ!!

上半身に比べるとホッソリした印象を受けますが、実際お相撲さんとかでも下半身は意外な程「美脚」だったりするんだよなァ。。。



お尻の位置もめちゃくちゃ高いです。ナイスヒップライン。


靴も先生にかかれば、ほらこんなにシャレオツ。
光沢があるローファー、というのはジョジョの4部男キャラのほとんどに共通する靴だったりします。w


靴底にはステッチ&コピーライセンスが。

















ふつくしい。。。








大きさ比較。プライズの中ではかなり巨大ですね。さすがMSPシリーズ。

という訳で、貴重なMSPの露伴先生でした。いやー、これがプライズで当時1000円ほどで買えたというのが恐ろしいですね!
今はかなり経って価値が上がっていますが、まぁそうなるだろうクオリティですね。持っている方はラッキー。

好みが分かれるのは、カラーリングがポピュラーなものではない事。
難点は、塗装が若干雑い部分が多い、あとは台座が付かないので倒れやすい点ですかね。それに目を瞑れば非常に高水準のフィギュアだと思います。

このジョジョのMSP、他には承太郎と仗助、ジョルノが出ています。気になる方は是非CKして見てください〜!

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テーマの著者 Anders Norén

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