
発売日:2019年8月
価格:390円(税抜)
スケール:NONスケール

1BOX10個入りで、価格はこのご時世の中リーズナブル。
ラインナップは全5種類で、アソートは均一の2×5かと思いきや、メインのガレオストライカーが3、デュアライズカブト(アーマータイプ)が1でした。主役機だからですかね。

写真はガレオストライカーのランナーです。上の白のランナー3枚がニックカウル、いわゆる外装部分ですね。
下の3枚はボーンフレーム、機体の骨格となる部分です。
ちなみにボーンフレームのランナーはラインナップ共通です。なので機体によって使うパーツと使わないパーツが出てきます。

バンダイの食玩といえば、この箱内部の説明書ですよ。箱を破壊しないと見られないという、コレクター泣かせの仕様ですw

頭部以外のカラーリングはシールで再現。あとは食玩なのでちゃんとガムが1個、入っています。笑


主人公が所持する、ライオン型のアニマギア。物語の主役機という立ち位置で、ゾイドでいうライガー的な存在。笑
パッケージの形状は、珍しい正方形のタイプ。お値段の割に大きめの箱で満足度高いです!

ライオン型なので4足歩行のボーンフレームですが、パーツが全ラインナップ共通なので、2足歩行にもできます。
例えば、このガレオストライカーには使用しない2足歩行用のパーツが余剰としてランナーに残るので、そのパーツを使用すれば他の2足歩行のアニマギアと同じボーンフレームにする事ができるのです。

保持力は固め。ただ、ボールジョイントなので磨耗による劣化は心配な部分ではあります。

今では当たり前のスナップフィット型のランナーではないので、ニッパーは必須です。こだわる方は、合わせやスミ入れも行うと格段に見た目が良くなるのでオススメです(今回は素組みレビューです)。

これは他のアニマギアと組み合わせる時に使用できるパーツで、プレイバリューの幅を広げる事ができます。
下の赤のパーツは2足歩行型のアニマギア用の足部分。右の白のパーツは何と台座!台座まで付くとは驚きです。ランナーの一部が台座になっており、切り取って使用します。

400円のプラモデルにしてはボリュームもあり、パーツ数も多いので満足感もあります。色分けもシールがありますが良好で見栄えもよろしい。
ただ、手放しで褒められる訳ではなく、個人的に改善してほしい部分もいくつかあります。それは後々に書いていきますね。

各パーツの合いですが、胴体部分がかなり固く、どうしても隙間ができてしまいます。これはガレオストライカーだけではなく、全てのアニマギア共通の仕様なので、もともとかな?とも思いますがここは見栄えはあまり良くないですね。

人モチーフの、カブト型アニマギア。個人的にはラインナップ中、一番好きなデザインです。

人型設定なので、ガレオストライカーに使用していたパーツで使わないものがあります。
その代わり、2足歩行用のパーツを使用します。


カラーリングは青の要素がほとんどの中、メタリックピンクのシールがいい味を出しています。


ザリガニ型のアニマギア。ゾイドにもいましたが、こういう攻めたラインナップは正直好きですw
サメやカニみたいなポピュラーなモチーフでなく、ザリガニというのがまたいいですね。

基本は人型のボーンフレームと同じフレームですが、股関節部分のパーツが装甲パーツになっているのがポイントです。

右のグレーのパーツは台座で、他のラインナップと違いランナーとは別に入っています。



空中戦法を得意とする、ワシ型のアニマギア。
飛行型のアニマギアをラインナップに入れるというバランスの良さ。

アームズギロテッカー以上に特殊なフレームの使い方ですね。
足になるフレームを翼の骨格に、逆に腕部分を足の部分に持ってくるスタイル。


ちなみにコイツだけ自立しません。その癖に台座がコイツだけないという。。。そこはダメでしょバンダイさん!
こういう飛行型のキャラは特に飾る時も浮かせて飾りたいはず。他のアニマギアはいらずともコイツは台座必須です。

アソート1の憎いヤツ。BOXで購入してもコイツは1つしか入っていません。
しかもこのアニマギア、戦闘用のアニマギアといういわゆるガンダムでいう所のザクみたいな機体。つまりは沢山あっても全く問題ないアニマギアなのです。
他のキャラは1体ずつでも、コイツを増やすくらいのアソートで良いのに(それは流石にまずいけど、均一アソートにはすべき)。これが難点その1。

カラーリング・モノアイ部分以外はデュアライズカブト(青)と全く一緒です。



ボリューム的には、ソニックイーグリット<アームズギロテッカー<ガレオストライカー<デュアライズカブト(青)=デュアライズカブト(アーマータイプ)の順。

色分けは割といい感じなのですが、如何せん小さく粘着力が弱いです。シールなので仕方ない部分ではあるのですが、特に曲面部分は剥がれやすく、飾る際には塗装は必須かと思われます。

上下に首を動かすことはできませんが、この開閉ギミックがある分ある程度はカバーできると思います。

ガレオの難点は、装甲パーツが割と外れやすい所です。特に後ろ足の太もも部分は干渉しやすい為、ポロポロ外れるのが割とストレス。。。



人型ということで動かしやすい2足歩行。表情をつけやすい2本の武器。青が主体のカラーリングの中に光るピンクなど、好みの要素がビンビンなんですよね〜


肩の装甲が大きいので邪魔かと思いきや、うまい具合に可動する様になっており。ガシガシ動かして遊べます。



ヒゲの部分と目の部分は塗装されています。


足のフレームがそのまま尻尾になるという斬新な構図が素晴らしい。

武器は足の爪と、腰部分に装着した小型のショットガンです。


ますます台座がいると思うのですが。。。











ガレオの表情が絶妙に笑顔に見えるのが良いですねw



「もう1時間以上やってない?」


先述した余剰パーツを使用することで、様々なカスタマイズやパーツ交換を行うことができます。ジョンとはボールジョイント、通常ジョイントの2種類があり、それぞれジョイントが同じものしか取り付けはできません。
しかし、ボールジョイントは全て共通の大きさなので、例えば頭部部分に足のパーツを取り付ける事もできます。逆に胴体1つに対して、頭部パーツを四肢に取り付ける事も出来、カスタムのバリエーションが豊富なのが特徴です。




カスタマイズってセンス要りますよね。。。





と言う訳で、出来るだけ全てのパーツを使用してみました。もう、何が何だかわかりませんw


シリーズ一発目としては、なかなかいいものが始まったな!といった感じです。個人的な感想で、良い所と悪い所をまとめてみます。
良い所
・「組み立てる」「可動フレーム」「カスタム」というコンセプトをしっかり再現できている。特にカスタムの幅が広く、これからのシリーズにも期待が持てる
・価格が安く抑えられており、子供にも手が出しやすい。ラインナップも多すぎず少なすぎず、バリエーション豊富。さらにオープンボックス仕様で、欲しいアニマギアが手に入る
悪い所
・アソートが不親切。主人公機という事を加味しても、1BOXで各2ずつは用意するべきだった。特に前評判で不人気キャラとかでもなく、逆に量産機で何体あっても良いものが少ないという大失態
・一部塗装なのは良いが、シール部分が剥がれやすい。値段を考えると仕方ないが、粘着力は改善して欲しい所
・今回のラインナップの不満ではないが、次回の第2弾が早くもカラバリ(4種類全て)なのが気になる。新規のキャラも織り交ぜて
販売して欲しかった
と言った感じでしょうか?良い所も悪い所もありますが、悪い所は致命的ではありません。基本的にはオススメできる食玩です。特に子供だったら絶対好きになる要素が詰まっているのが良いと思いました。
後はジスタみたいに自然消滅しない事を願うばかりです。今の所は第3弾まで発表されています。末長く続いて欲しいものですね!頑張れアニマギア!
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