
スクウェア・エニックスより「ファイナルファンタジーIX フォルミズム ジタン・トライバル」のレビュー。
発売日:2025年8月
価格:6,930円(税込)
スケール:NON(約17cm)

外箱表。
スクエニでこの仕様の外箱ってかなり珍しい気がする。。。普段PA改ばっかり買っているからですけど。
「ファイナルファンタジーIX」より、ジタンがFORM-ISM(フォルミズム)に登場!25周年を記念し、衣装の質感などを再解釈した姿で立体化しました。(公式より引用)

外箱裏。
25周年、おめでとうございます(ウィス風に拍手)。
その影響なのか、フィギュアも結構リリースされていますね。このフォルミズム以外にアドラブルアーツ、そしてPA真(ジタンのみ)、そしてフィギュア以外にコラボカフェも!
何度か書いている気がしますが、ブリングアーツは価格がかなり高騰しているのでこうやって仕切り直しみたいになるのは地味に嬉しかったりします。とはいえブリングアーツも欲しいですけどね、再販お願いします。当時は2体セットで定価が高くて買えなかったんだよなぁ。

箱の中身はナンジャラホイ。
フィギュア本体、尻尾パーツ、メイジマッシャー×2、台座の構成。PAと違うのは固定フィギュアなので、可動域が無いこと、そしてハンドパーツが付かないこと。その代わり、定価がかなーりお求めやすくなっています。

中に説明書が1枚入っています。
ちなみに尻尾は差し込む上で、特に決まった角度はありません。今回は説明書の写真に近い角度で組み立て、撮影しています。

尻尾を差し込み、武器を持たせて、台座にセットして完成!
むむ、これは(スクエニにしては)なかなか良いフィギュアな気がするゾっ?!








お顔。
戦闘シーンの再現だと思うんですけど、モンスターを挑発している様な、戦闘を楽しんでいる様な、絶妙な表情ですね〜。ゲームでは無表情だったので再現という訳ではありませんが、ジタンらしい表情だと思うよ!
FF9のキャラクターって、アニメっぽさとリアルっぽさを絶妙に混ぜ込んだデザインなんですよね。なので顔はリアルなのに体型はかなりデフォルメだったり、そこはかとなく漂うチグハグ感。それが魅力な気もします。


アイプリントの精度は良い感じ。PAとまたプリントの仕様が異なり、今回は一般的な平面プリントですね。眉毛も同様。
ニヤッとした口元にはピンクのラインが引かれています。そこまで目立ちませんが、ちょっと主張が大きいので気になる方は気になるかもしれません。

主張が強めな前髪。生え際も綺麗に処理されています。
今回スクエニが発売元ですけど、なんか製造の感じがスクエニっぽくない気がしますねぇ。普通のフィギュアメーカーが作ったみたいだ(失礼)。
だってスクエニだったらパーツの合いが悪くて隙間が出来ていたり、パーツにバリが残っていたりするんですもん。それが今回見受けられなかったので、どうしたもんかなぁと。まぁ良い傾向なんですけどね!

髪の毛の質感も良いですね!本当に、良い意味でスクエニらしくない。
今流行りの段差が付いた髪型で、襟足はリボンで結ばれています。とはいえスッキリうなじ部分が見えないのはやる意味ある?と思ってしまう。。。


この、ちょっと口角が上がった感じと左右の目の大きさ、眉の角度が違う表情が絶妙ですよね。
そして今回、配色がとてもゲームの雰囲気と合っているのが嬉しいポイント。FF9は暖かみのある配色が多いので、今回のフィギュアも全体的に柔らか目の配色に仕上がっています。

煽りで。
アイプリントは角度の都合で反射していますが、フィギュアはツヤ消しされているのでご安心を。

上半身。ノースリーブタイプの、ちょっと英国感がある上品なコーディネート。
特に胸元のリボンとスカーフ?がオシャレ〜!ボディーラインははかなりスリムですね。


塗装も近くで見ると粗が見えますが、基本的には綺麗です。
造形はPAは異常なほど革製品の質感に拘っていましたが、このフォルミズムは程々のこだわり具合に留まっています。これ以上細かくするとちょっと雰囲気壊れるし、個人的には良い判断かと。


ジタンの代表武器、メイジマッシャー。
これまでジタンの武器といえばなんだろう?と思っていましたが、もうここまで来たらメイジマッシャーで良いでしょう。初期武器のダガーは見栄えが地味だから?
レッドとシルバーのグラデーション、刀身に入った模様が綺麗ですね。ちなみに持ち手部分が外れるので、持たせるのも簡単。昔のPAは武器が分離しなかったので無理やりねじ込んで持たせていました。良い時代になりました。


手首のデニム生地がめっちゃデニム。
そして地味に二重構造だったんですね。


武器はプラ製で軽いので、経年劣化で腕が曲がる心配は無いと思います。
逆手持ちでどっちが前?と思いましたが、サンプル写真を見ると押し出す方向だったので同じにしました。

背中。

今回のセクシーポイント、それはワキ部分。。。もちろんツルツルです。
スコールは長袖でしたが、その前のクラウドやFF5のバッツはノースリーブでした。FFの主人公は薄着が多いのかな?

下半身。どっしり構えたポージングが特徴。
重心のバランスはこれで合っているのかな?ちょっと右足によっており、膝の曲げ具合が絶妙です。
気になるのは台座に収まりきっていないところですかね。。。まぁ全キャラ共通の大きさだから仕方ないのかもしれないですど、普通につま先がはみ出しちゃっています。


下半身もパンツのデニム感、縫い目の表現がちゃんとあります。そして地味にブーツのオリーブ色部分も質感が。。。段々スクエニのこだわりが見えてきましたね。
一つ疑問が。PAは確か太もも部分にダガーを装着していたのですが、いつの間にかナーフされた?ゲーム内では戦闘時に着けていなかったですもんね、本来はこの形が正しいのかもしれません。

尻尾はベタ塗りなので、ちょっとシャドーかグラデーションが欲しかったところ。
やっぱりベタ塗りだとプライズっぽさが増すし、何より安っぽくなるのがね。。。造形はそれなりなんですが。

台座はシンプルな円径の黒色台座。
小さくロゴと名前が入っています。ジタンって英語だとジダンなんだ!






ゲーム終盤のジタンが自分の出自と向き合うシーン。FF9の闇パートですが、個人的にはここがあるからストーリーに深みが出ている気がするので好きなパートです。

「誰かを助けるのに理由がいるかい?」


大きさ比較。
全長17センチと公式は記載がありますが、実際は15センチくらいです。ただ屈んでいるので、スケール換算すると最新のPA改くらいあると思います!
以上でした〜
まずクオリティですが、当時の絵柄にはかなり似ているのでは?昨今の書き下ろしと比べるとくどい感じ、バタ臭い感じがありますがこんなものでしょう。お顔以外の部分も特に大きく気になる部分はありませんでした。
そして大きさと価格のバランスが、スクエニやればできるじゃあねーか、って思いました。確かに固定フィギュアで台座も簡素ですが、プライズでこの質感と塗装は絶対出せないし、ちゃんと価格分の価値があるなぁと久しぶりに感じました!特にデニム生地のこだわり具合は流石のスクエニクオリティ。
このフォルミズムというシリーズ、あまり詳しくないですが今回のジタンで結構良い印象。まだシリーズとしてリリースは少ないかもしれませんが、ぜひ他のFFキャラも出ると嬉しいですね。とはいえデフォルメのFF9だから綺麗に出来ただけかもしれないけど!
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