
フレアより「ローゼンメイデン 翠星石&蒼星石」のレビュー。
発売日:2025年8月
価格:36,080円(税込)
スケール:NON(フィギュア本体:全高約200mm/約265mm(台座含む))
原型:BUBBA
彩色:星名詠美

外箱表。めっちゃデカい&サラサラ素材でテンション上がりますねー。
「ローゼンメイデン」より、第3ドールの翠星石と第4ドールの蒼星石をフィギュア化!
BUBBA氏が原型を手掛けたガレージキット作品を元に、PVC完成品化に向けて彩色をリニューアルしました。
身体を寄せ合う翠星石と蒼星石の表情やコスチューム、十字架がデザインされた台座も相まって、絵画のように繊細かつ重厚感のある仕上がりとなっております。
是非この美麗な佇まいを是非ご堪能下さい。(公式より引用)

外箱裏。
紹介文にある通り、元々はガレージキットとして販売されていたらしいです。発売も2006年と相当に昔。当時放送されていたアニメ「ローゼンメイデン トロイメント」のOPが元ネタとなっています。な、懐かしい。。。
原型師のBUBBKA氏はフィギュア(いやガレキ?)好きでは知らない人はいないんじゃあないかって位のレジェンド原型師です。ハルヒやなのはの原型を手がけ、表現力が素晴らしい立体物を数多く手がけています。同会社からリリースされた「ベルベット」はそのクオリティの高さから現在でも高値で取引されており、その実力の高さが窺えます。

箱の中身はナンジャラホイ。
こ、梱包が厳重すぎて中身が全く分からない!いや、結構な高額商品ですからこれ位の梱包で良いんです。どこぞの会社は外箱と寸分変わらない段ボールにミッチミチに入れてきて、中の梱包も必要最低限だったりしますからね〜(チラチラ

台座。デカいですね。。。エフェクトがないとはいえ、単純に2体分のスペースが必要なので仕方ないですが。
見た目はめっちゃ重そうな大理石柄ですが、実物はオールプラ製なので軽くて扱いやすいです。

台座裏。

唯一の付属品である十字架を台座にブッ刺します。フィギュア本体にダボはないのですが、この十字架だけは定位置にダボがあります。こちらもオールプラ製。

ではこの台座にフィギュアを置いて・・・完成!
置くだけです、ハイ。特に定位置はありませんが、真正面に置いてあげるのが良い感じです。そしてフィギュアは分離不可能なので、そこそこの重さがありますね。PVCの塊と言ったら伝わりますね・・・?








まずは翠星石ですぅ。
ガレキで自分で彩色しないといけなかった頃を考えると、こうやって完成品で手に入る事が奇跡的ですよね・・・当時のオタク、息してるか?
そんな挑発的な言葉が出て来てしまうくらいの高クオリティ。スケールはNONですが、かなり大きめです。昨今のフィギュアと比べると大味な部分があるものの、そのレトロな雰囲気も昇華されておりトータル的にはプラスに作用している気がするんですよね。

アイプリントの精度は上々!
流石にドールアイとはいきませんけど、それに近い雰囲気は出ていると思います。特にこの重めの上瞼からのジト目が・・・たまりませんよね。

見えにくい左目もしっかりと。全体的に柔らかめの彩色がマッチしています。
そしてこれは量産品なので限界があると思いますが、目の周りのラインは流石にちょっと機械的。気にならないけどね。

ちょこんと乗った鼻、そしてなんと言ってもこの口の表現・・・これぞBUBBKA!バンザイBUBBKA!
アヒル口の元祖みたいな、なんとーも立体的な表現ですね。フィギュアは立体物なので当たり前といえばそうなんですけど、元々は絵ですからね、二次元なんですよ。
つまり平面的。それをフィギュアにするにあたって三次元に落とし込むのは相当大変だと思うんでよね。
違和感なくそれを表現できる人ほど、優れた原型師なんだと思います。どれだけ時代が経とうとも、それは揺るぎない事実だと。だって2025年の今でもこのクオリティは・・・ってフィギュアがありますからね?笑

頭巾のフリル造形も見事ですな。量産品化で柄が潰れてしまうかと思いましたが、そんな事はなかったぜ!

頭巾後ろ。

続いて蒼星石のお顔を拝見!
いつもはボーイッシュ感がマシマシなイメージですが、こちらはかなり女性っぽいフェミニン要素が強めな表情。
OPの再現なので間違いでは決してないですが、格好良い蒼星石を求めている人にはちょっと合わないのかな?
ハの字眉毛がすんごい困っていそうです。笑

アイプリントは翠星石と同じですが、こちらの方がちょっと吊り目気味?
角度によってかなり艶っぽく見えるのがドキッとしますね。

左目は翠星石と逆の真紅色。

蒼星石と言えばシルクハットですね。
昔にレビューしたグリフォン版でもそうでしたが、基本的に帽子は取り外し不可なんですよね。頭の形に凹ませるのが難しいのでしょうか。

シルクハット後ろ。

ぎゅーっと寄り添っていますねぇ。この隙間に入る勇気は(ないです)。
絡めた指、そして衣装のフリル、ボタン周りのシワ、全てがハイクオリティ!陶器に入れるスミ入れにちょっと似ている気がしますね。白の色味もそんな感じです。

丸っこくて柔らかそうな指が素敵。。。まぁドールなので実際はかったい固い感じやと思いますけど。
爪の造形はありませんね。というかドールに爪の造形ってあったっけ?ないのが正解?

衣服のシワの流れる造形がBUBBKA氏の本領だと個人的に思っています。このフィギュアについては結構強めにシャドーが入っているので、よりその繊細さと奥深さが引き立ちますね。

蒼星石の細い腰に手を回す翠星石。
こちらの手元もどうですか、すっごい柔らかそう。赤ちゃんみたいな指してますよね。笑

細かい部分の造形も見飽きることがありません。
パーツが少なそうで実は多い、不思議なフィギュアですね。

ちなみにピッタリくっついているので、お互いの胸元あたりはほとんど見えません。

ショートカットの後ろ髪って造形難しいよね。
そういう部分が見えるのもフィギュアの良いところ。

翠星石の後ろ姿。言わずもがなチョココロネですね!
これってフィギュアによって数が違ったりするのかな?グリフォンのやつはもっとコロネの数が多かった気がするけど・・・


色味が柔らかいから余計にチョココロネに見える!
ギリギリ床に付かない長さになっています。

蒼星石は対してパンツスタイルで、お互いのスタイルの違いが際立ちますね。
ちょっと背伸びしている感じも好きです。

小ぶりなお尻が・・・めっちゃキュッと引き締まっています。
ここだけやけにセクシーというか、逆にこの部分以外は芸術的な雰囲気が強めなんですが、ここで一気に引き込まれる感じはいい意味で裏切ってきたな!と思いましたね。


裾元に向かって広がっていくパンツは、ゆるいシワの入り方をしていますね。
しかしシャドーは相変わらず濃いので、全体的にはちょっと硬めの印象を持ちます。

白タイツからのショートブーツ。センターのリボンで少し女の子らしく。
艶々のつま先をしています。

反対側。

翠星石のドレスって意外とシンプルなんですね。
塗装で陰影がクッキリしていますが、元々の模様自体はほとんど入っていないのがわかります。

この角度からだと髪の根元が見えるんだ・・・と同時に、翠星石の背中に回した蒼星石の左手も見えますね。

あとはフィギュアを買った人にしか見えないお腹周りとか。と言ってもこちらもほとんど見えないんですけどね。
ちゃんと造形も塗装もあるよ〜って事を伝えたかったんです。


それぞれの靴裏。蒼星石は穴がある?滑り止めみたいなこと?
翠星石はスカートに隠れているので、フィギュアを逆に向けないと見えません。

ドロワーズ&白タイツ。ここで注目したいのが、ちょっと内股なんですよ・・・なんですかこのご褒美。
左足がくねっているのがお分かりいただけただろうか?これがフェチズムです。

実は台座にしっかり薔薇が刻まれていました。台座はガレキには付属しないので、これは完成品オリジナルのデザインですね。ちなみに後ろの十字架もガレキには付属せず、当時の完成品イメージで付いていたものです。それを再現してくれるフレア、流石だぜ!










大きさ比較。
以上でした〜。
約20年経過して、ガレキだったものが完成品として販売された夢のフィギュアでしたね。ローゼン好きの方はもちろんですが、そうじゃない方もこれは絶対に注目だったと思います。そして実際購入して大満足でした。フレアありがとう!
同じガレキからの完成品希望として、FGOの「忠犬待ったなし」というのがあるのですが、それはいつ発売されますか。。。?いや発売するアナウンスなんて全くないんですけどね。個人的に素晴らしいガレキなので、あれが発売されたらもう言うこと無いです。気になる方は検索してみてください。
てかこのフィギュアって今でも普通に買えるんですかね。Amazonでは検索しても出てこないのですが。。。これだけ大型商品ですから在庫もあまり持たないかもですね。欲しい方は買えるうちに購入を!
Amazonで購入する(ケース)
コメントを投稿するにはログインしてください。