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ファイナルファンタジーVII BRING ARTS <ヴィンセント・ヴァレンタイン>

スクウェア・エニックスより「ファイナルファンタジーVII BRING ARTS <ヴィンセント・ヴァレンタイン>」のレビュー。

発売日:2025年1月
価格:13,200円(税込)
スケール:NON(約15cm)

外箱表。
まだ9体も出ていませんけどね・・・シドのせいだ!という事でね、本編では一応隠しキャラ扱いのヴィンセントです。

なんかヴィンセントって人気ですよね。DCで外伝が作られたり、PAでもバリエーション違いで何タイプもリリースされたり。まだ発売されていませんが、PAの新シリーズ「PLAY ARTS真」の第一弾キャラクターもヴィンセント。クラウドの「主役を差し置いて」感が凄まじいですが、まぁヴィンセントでも売れるんでしょうね〜。

私は一応予約していますが、期待半分、人柱覚悟半分って感じです。。。既に第2弾のノクティスも予約開始されていますが、こちらも何故ノクト?!って感じでチョイスが謎すぎる。まだ立体化されていないキャラクターでも無いしね。どうせならまだ立体化されていない、サイファーとかアーヴァインとか、ゼルが欲しかったぜい(全部Ⅷじゃねぇか)。

箱裏。このイラストのシール持ってたなぁ。メモリーカードに貼るタイプのやつ。
昔はVジャンプや雑誌によく付録としてありましたよね?カードやらシールやら、パスワードやら・・・今のゲーム雑誌もあるかもしれませんが、あの頃のゲーム雑誌は色々付いていましたね。

箱の中身はナンジャラホイ。
いつも通りのスカスカパッケージ!バレットとかケットシーはボリュームがあって満足感がありますが、通常の体型キャラだとこんな感じなので本当寂しい。そういう大ボリュームのキャラと比べて付属品が多い訳でもなく、価格も全く同じ。そこがスクエニのブレない部分ですよね。

素立ち。いつもの如く、まともに直立できないのはご愛嬌。
今回のヴィンセントは足首のBJが正しく嵌められておらず、地面との接地面が少なくなっていました。その他、股関節のジョイントの調整など、可動フィギュアでは当たり前ですが、スクエニの可動フィギュアは特に出荷時の状態から調整してあげる必要があります。






















お顔。今でこそ目が細くてクールな雰囲気のイラストが多いヴィンセントですが、まだこの初期のイラストは黒目部分が大き目で可愛らしさがありますね。キャラクターとしては可愛げないですけど。笑

ノムテツの厨二病部分が色濃く反映されたキャラクターだと思いますが、こんなやつ実際にいないだろ!を体現したデザイン、出自を含めてミステリアスな部分が多くそのあたりも人気が出た要因だったのかなと。クラウドと並んで作中では屈指のイケメンですしね。




アイプリントはデジタルで再現。ブリングアーツは全てデジプリで表現されていますが、今のところ著しく位置がズレていたり、処理が粗かったりすることはありませんね。
また、ヴィンセントは目の部分含めて薄く黒のシャドーが入っており、影が入っている様な表現方法は施されています。

口元のマント部分は別パーツになっているので、顔の下半分部分を露出する事が可能。
一応、キービジュアルでは口元もしかとらんくすり写っているんですよね(しかも何故か笑顔)。今回のフィギュアもちょっと含み笑いというか、何を見て笑っているのか?!いまいち分からん・・・こいつ笑わんやろ!

頭部には深紅色の包帯を巻いており(怪我はしていない模様)、所々から黒の長髪が出ています。
髪の毛の束感はかなり強めで、自然な黒髪って言うよりは計算されたデザインというか・・・とてもじゃないけど真似できないヘアースタイルですね。




黒髪には赤のシャドーが吹かれています。
うねるような髪の流れは、風が吹いていなくても通常形態の様です。

襟足の部分は上げて包帯で留めてあるので、首の部分がしっかり見えるようになっています。
意外とヴィンセントの襟足って見る事がないので、珍しい光景かも。

ベルトいっぱい!金具いっぱい!なローブっぽいマント。
ベルト部分のシワのたるみや、金具部分の細かい塗装部分まで抜かりなし。




肩の部分は別パーツとなっていますが、マント自体を外す事は出来ません。
初期のPA位ですかね、マントとインナーが別パーツ且つ取り外しが可能だったフィギュアって。




右腕部分は通常の腕、左腕は機械のアームみたいになっています。決して掌からビームが出たり、エネルギーを吸い取ったりする事はありません。
この腕の詳細は詳しく話されていませんが、恐らくタークス時代の人体実験によって改造されたものと思われます。

意外と見ない、アームの裏側部分。爪もとんがっており、引っ掻かれたら痛そうではある・・・
まぁシンプルなデザインですが、塗装が綺麗なのでちょっと高級感がありますね。

後ろから見るとほぼマント。
別パーツですが分割は少なめで、PVCの塊なのでちょっと重い。最近のフィギュアは布製のマントを取り入れているものがありますが、個人的には安っぽくなるのであんまりかなぁと思っています。

マントの下には真っ黒なインナーが。こちらもコルセットみたいなベルトが巻かれており、抜かりのない仕上がり。
シワ多めの造形で見応えがある反面、オムツみたいなパーツが若干目立ちますね。同じ色なので気にならない人もいると思うのですが、サイズ感とかちょっとブカブカで気になるかなぁ。

下半身。私の技術不足のせいで左右の足の長さが違う様に見えるのですが、実際は股間のジョイントパーツの高さが違うだけで足の長さは同じです。

セフィロスの時に散々こき下ろしたんですけど、今回のヴィンセントも緩いんですよね・・・足回りが。
セフィロスの時はね、すんごいプラプラしていたんですけど、ヴィンセントはそこまで酷くないです。ただ普通に緩くて、動かしているとジョイントの摩耗も激しいので、今からちゃんと立たないのか心配な部分ではあります。




尖り靴。
いつもの如くつま先部分に可動がありますが、デザイン上ほとんど可動しません。
そもそもの接地面もあまり大きくないので、飾る際はスタンドを使った方が良いかも。

交換用のハンドパーツは2種類×両手分。まぁ、例の如く差分がほぼ無いのがありますが・・・
今、あなたが考えていた事を当てます。「それって左腕のパーツじゃね?」これがメンタリズムです。

右腕用が握り手、銃持ち手、左腕が開き手と・・・開き手。握り手パーツはありません。
ちなみに、デフォルトで付いている左腕のハンドパーツも開き手。微妙に角度が違う開き手が3つ?!と言う謎仕様。

初期武器のハンドガンが付属。
戦闘では後列から攻撃できる武器として有用。確かクリティカルは出ないんだったかな?ちょっと記憶が曖昧・・・

ヴィンセントはリミット技として「ガリアンビースト」という返信技を使えます。自分ではコマンド指示出来ないのであまり使う事はありませんでしたが、なぜヴィンセントが変身できるのか等のバックボーンは語られず、後に出た作品などで明らかになった覚えがありますね。

専用の持ち手に持たせるとこんな感じ。流石にバッチリ決まりますね。
ハンドガンにギミックは無いですが、このチープな見た目が「あの頃のグラフィック」まんまって感じでアリ。
プラ製で軽いので保持も問題ないと思います。

サイズ感はこんな感じ。
この後の作品では様々な銃を使用する様になり、主役として活躍した「DCFFⅦ」では標準武器として3つの口径を揃えるリボルバー「ケルベロス」を携帯。ライフル、マシンガンも使用するファンにとっては嬉しいゲームでしたが、普通に出来は悪かったですね・・・ローリングばっかりするヴィンセントは見たくなかったよ。

可動範囲チェックー。
頭部および上半身はマントが障害になっており、全開で動かすにはちとキツい印象。肩周りは別パーツなのである程度緩和されていますが、髪型も相まって上下を向いたりは苦手。

一方で下半身は大きく動かすことが可能。パンツの形状も邪魔にならないので、一般的な可動範囲は確保しています。しかし先述した通り関節の強度がかなり不安で、大きく開脚した状態では保持は難しいと思います。個体差なのか不明なのであくまで「思う」ですが、スクエニなのでほとんど同じだと思うんですよね。

いつもの付属スタンドを使用すれば、保持力の問題も解決するので積極的に使っていきたいところ。
ナンバリングの時は目立った活躍がありませんでしたが、その後の作品では人外じみた活躍や行動を起こしており、こうして宙に浮いていてもおかしくないですよね。笑

キービジュアルのポーズをやりたかったんですが・・・なんか下半身が締まらなくて変な感じになってしまった。
よく見たら腰もクネっていて何かキモいし。ポージングセンスがないのはいつものことなので許してちょ。

あとは適当に動かしてみるー。アクションポーズが様になりますね。







こんな正拳突きはしません。


最初はローリングのポーズをさせようとしたんですが、よく見たらこれお腹痛いポーズじゃね?ってなりました。














「棺桶タイプの入れ物とかないかなー」と探していたら、100円ショップで購入した小物入れがありました。
本当はしっかりした棺桶が良かったですけど、まぁ間に合わせってことで・・・

「zzzzzz・・・」

クラウド「あんた、何者だ?名前くらい教えろ」

「私は・・・元神羅製作所総務部調査課、通称タークスの・・・ヴィンセントだ」

「・・・ルクレツィア。セフィロスを産んだ女性だ」

クラウド「産んだ?セフィロスの母親はジェノバではないのか?」

「それは・・・間違いではないが一つの例えなのだ」

ガシッ
「眠らせてくれ」

クラウド「むごー(勝手に寝ろ!)」

「待て!お前たちについて行けば宝条に会えるのか?」

クラウド「さぁな。でもヤツもセフィロスを追っている。となれば、いずれは・・・」

「ルクレツィア・・・。よし、わかった。お前たちについて行くことにしよう」

クラウド「ついてくんな」パァン

「ぎにゃああああ!!」

クラウド達との出会いを再現してみました。え、全然違うじゃないかって?ウルセー、お前も人体実験するぞ!

初めに書いていた、メモリーカードのシール絵柄。

大きさ比較。

以上でした〜。
いつものブリングアーツ、いつものクオリティ。そんな感じでしたね。下半身の保持力がハズレですので、購入する方はそこに気をつけて下さい。

当時のヴィジュアルと比べると再現性は結構高いと思います。付属品はハンドガンのみと少ないですが、だから何を付けろと言われても思い出せないので・・・結論、価格をもう少し抑えてくれると助かりますけどね。
あとはいつもの如く品切れするとプレミア化する傾向があるので、気になる方は早めに手に入れる事をオススメします。


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テーマの著者 Anders Norén

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