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メタルアーマーズ〜METAL ARMORS〜

ケースワベ氏のオリジナル商品化プロジェクト「メタルアーマーズ〜METAL ARMORS〜」のレビュー。

発売日:2024年12月
価格:7,260円(1BOX、送料込)
スケール:NON(約7cm)

BOXの様子。店頭販売を予定しているのか、上部がフチ取りして立てられる様なギミックが仕込まれています。

2024年最後のレビューになるのかな?結構楽しみにしていた商品なので、無事年越し前に到着して良かったです。
と言うのも、この商品かなり延期していたんですよね。到着したのは12月末なのですが、当初の発送予定は9月。実に3ヶ月の延期を経て届いた事になります。延期を重ねる度にお詫びのメッセージを何度受け取ったか。。。笑

この商品はイラストレーターのケースワベ氏のオリジナル商品化プロジェクトで、クラウドファンディングの大手サイト「CAMPFIRE」で実施されました。詳しくはこちらのページを見て欲しいのですが、デザインの良さに加えてご本人の人気も相まって速攻で目標金額が達成されたのを覚えています。素直にすげぇ!って思いましたね。
最終的に集まったのは目標金額の約250%と、トンデモ金額を達成。改めて氏の人気を再確認した次第です。

1BOXに6個入りで、ダブりなしで全種類揃うって仕組みさ。

リターンは複数の種類が用意されていましたが、今回は1番スタンダードなプランである「軍勢セット(通常カラー6種)計6体」を選択。この他に、ブラックカラー6種を加えたVSセット、同じ通常カラーを増やしたセット等ありましたが、1体あたりの金額もそこそこするので、様子見しました。

ブラックカラーは通常のシルバーカラーのカラバリで、造形と種類は通常と同じ。その他、武器の色が一部レッドアイになっています。こちらのカラーは単体で販売されておらず、入手するには最低金額でもVSセットを購入する必要がありました。ブラックカラー単体の軍勢セットも欲しかったけど、ここが購買欲を刺激するポイントでしたね。

箱裏。
発売元は株式会社バースデイ。聞いた事が無い会社だったので調べると、主にゲームのキャラクターデザインを担当しているそうです。ただ、デザインが主なのでキャラクターのプログラミングは担当していない模様。

ケースワベ氏はフリーのイラストレーターですが、元ゲーム会社勤務という経歴があります。もしかしてここに・・・?!
まぁそこはあまり重要では無いのですが、キャラクターデザインをしている会社がグッズを手がける事もあるんですねぇ。普段の仕事とは違ったので、不慣れで延期が続いたのかなぁ、なんて思ったり(お詫びメールはケースワベ氏ではなく、バースデイ名義で来ていた)。

スパイクヘッド
トゲトゲの頭が特徴的な、何となくメインキャラっぽい立ち位置にいるキャラクター。

ベースカラーはシルバーで、その上にウェザリングが施されています。重厚感がプラスされていて良き!
全身PVCの塊でサイズ感の割にズッシリと重く、満足感があります。この時代に全身PVCで中身がギッシリ詰まっているのって珍しいですよね。その分お値段も少し張りますが・・・

後ろ。
全種類しっかり自立でき、台座は付属しません。ブックレット的なものも付属せず、箱の中身はフィギュア本体と武器が入っています。

各キャラクターに異なる武器もしくは防具が付属。
スパイクヘッドにはモーニングスターが付属しています。こちらも全てPVC製。チェーンの穴は流石に防げなかったみたいですね。

バトルソルジャー
戦う戦士、というまさにシンプルイズベストな兵士。肩周りのトゲトゲや機能性重視の兜のデザイン等、シンプルながらもケースワベ氏のこだわりが感じられる1体。

背中には剣を2本背負っています。さっきのスパイクヘッドは何も背負っていませんでした。こういう部分も差別化ポイントで、組み合わせ自由を謳っている商品なだけありますね。

付属武器はメイス。
殴打用の武器で、日本語では戦棍とも言います。真・三國無双では多数のキャラが使用していましたね。
シンプルに殴る、近接戦のスペシャリスト用の武器とも言えます。

スカルジェネラル
みんな大好きスカルモチーフ。もっとシルバー巻くとかさ!
市販された際には、おそらく人気が1番出そうなキャラクター。他のキャラクターよりもボリュームも多め。

背中にはボロボロになったマントが付いています。
全身トゲトゲなので、触っていて1番ダメージを喰らうのもコイツでしたね。笑

武器は鍔の部分がスカルモチーフの西洋剣。
ブラックカラーでは刀身部分がレッドアイカラーに変更されています。

インペリアルガード
エルデ⚪︎リングにワラワラいそうなデザインのキャラクター。ガードって名前が付いているあたり、攻撃よりも防御に特化したデザインに見えますね。トゲトゲも無いし。

背中にはスカルジェネラルと同じくマントが付いています。
こちらはボロボロになっておらず、カラーリングも鮮やかなレッドに。同じマントでも造形・カラーリングが異なるのは嬉しいポイント。

武器は長尺のランス。
持ち手部分を外して持たせた後、先っぽ部分を嵌め込みます。

ナイトアタッカー
某仮面ライダーの某ドラゴンナイトを彷彿とさせるデザインとネーミング。やってんのか?!
見た目的にはこれまで紹介してきたキャラクターの中で最もシンプル。一般兵として沢山揃えても楽しそうですね。

注意書きにもありますが、ウェザリングは手作業の為個体差も結構ありそうですよね。
特にこの部分が酷い等は感じませんでしたが、人によっては気になるかもしれません。

武器は西洋剣とシールド。
ここに来て初めての防具!シンプルなデザインですが嬉しい付属品です。

マスターヘッド
何をもってマスターなのか分かりませんが、今回のイロモノ枠・・・ということでいいのかな?
ヘッドのデザインはケースワベ氏のアイコンそっくりで、恐らくマスターはケースワベ氏という事なのでしょうか。

ボディはこれまでのキャラクターの特徴をミックスした様なデザインになっており、名前の通りまさにマスター。
ブラック版では目の色がレッドアイになり、暴走モードみたいな雰囲気になるのが特徴。

武器は棍棒とシールド。
シールドのデザインはこれまたイロモノ感が漂う代物に。どことなくニーア感もあり、そっち系が好きな方には嬉しいアイテムなんじゃあ無いかと。

6体揃ってメタルアーマーズ!!

おお〜なかなかの圧巻具合とボリュームですなぁ。チマチマしたキャラクターですが集まれば大きな脅威となる、そんな雰囲気がプンプン漂って来ておりますよ。
個人的にどのキャラクターが良いとかはありませんが、どれが出ても明確なハズレ枠は無いんじゃあ無いかと思います。

武器だけを並べるとこんな感じ。
メイスやランスの持ち手部分が曲がっていますが、これはPVCの宿命。曲がりが酷い場合はドライヤー等であっためて戻しましょう。

さて、このフィギュアの謳い文句は「組み合わせ自由な甲冑フィギュア」。
その名の通り、全てのキャラクターが共通パーツで構成されており、様々が組み合わせで楽しむ事ができます。

「ポロポロ現象」を軽減する為試作を重ねた、と書かれているのですが、実際のところ確かにポロポロ現象は無いと思います。しかしパーツによってはどうしてもキツい、もしくは緩いものもあるので、その部分は仕方ないのかなぁ。ちなみに溝があるパーツ(頭と下半身の接合パーツ)がキツめで、武器の持ち手部分が緩かった個体が多かったですね。

せっかくなので、色々組み替えて撮影してみました。
こういった正当に強化されたキャラクターや・・・

ザコ敵の兵士っぽいキャラクター達を作ったり・・・

同じ武器や防具を持たせてステータス特化させたり・・・

「敵将、討ち取ったりー!!」

「いいなぁ・・・」

こんな風にシチュエーションを自分で作り出す事も出来ます。これがなかなかに楽しい!
MMO等でキャラクリが好きな人にはたまらないギミックだと思います。

ラストバトル!

ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!

あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ルイズルイズルイズぅううぁわぁああああ!!!

あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん

んはぁっ!ルイズ・フランソワーズたんの桃色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!

「やめなさい」ポカッ

こんなギャグテイストな遊び方も可能。ルイズコピペ、久しぶりに見たなァ。。。

「みんな、行くぜ!」

千と千尋の頭(かしら)みたいにして遊ぶ事も可能。商品ページにありましたが、頭と下半身を繋げてミニキャラにしても可愛いと思います。

大きさ比較。

以上でした〜。
現状市販品では無いのでオススメはしにくいのですが、ちょっと懐かしい雰囲気がありつつも組み合わせのギミックが楽しいフィギュアでした。
遊びやすいサイズ感と重厚なウェザリング、ケースワベ氏の魅力的なキャラクターデザインがポイントで、クラファンの実績を見る限り人気もありそう。シリーズ化も期待したい所ですね!

一方で問題点もあり、フィギュアにベタつきがあったのは残念でしたね。ウェザリングが乾き切っていないのか、PVCに塗料が乗り切っていないのか、触ると結構な勢いで手が汚れました。時間を置いたらマシになるかなーと思いつつも、開封した時に結構な刺激臭がしたので、恐らくは材質の問題かなと思います。その辺りが次シリーズが出るなら改善してほしいポイント。

トータルすると問題点はありますが、そこをクリア出来たら楽しいフィギュアに仕上がっており、老若男女幅広い層に受ける印象でした。市販されたら人気出そうですね!これからの展開にも期待します!


(Amazonのリンクはありません)

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テーマの著者 Anders Norén

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