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ファイナルファンタジーVII BRING ARTS セフィロス

スクウェア・エニックスより「ファイナルファンタジーVII BRING ARTS セフィロス」のレビュー。

発売日:2024年8月
価格:13,200円(税込)
スケール:NON(約16cm)

外箱表。シリーズ第5弾、満を辞してクラウドの恋人(大嘘)でありラスボスのセフィロスが登場。

造形はオリジナルのファイナルファンタジーVIIに基づき、長い銀の髪、美麗ながらどこか冷たい印象の顔立ち、細身だがたくましい全身を包む黒のコートなど、セフィロスの原点とも呼べる懐かしい姿を再現した。付属品には、セフィロスを象徴する長刀正宗と、その持ち手も含めた各種交換手が付き、様々なシーンを表現可能だ。(公式より引用)

箱裏。ちなみに2024年9月現在、まだエアリス再販分は届いていません。。。

現段階で、ケット・シーまで予約開始しているブリングアーツ。とりあえず主要キャラクターはこれで揃う事が確定しましたね!さらに、ザックスまで入っています。恐らくレノやルードは厳しいでしょうから、これで終わりかなぁ。社長もPA改では出ましたが、ブリングアーツだとどうだろう・・・売れる気がしねぇな。笑

箱の中身はナンジャラホイ。
いつもの2段ブリスタータイプで、下段にはこれまたいつもの透明台座と支柱が入っています(レビュー未使用)。
この時点で正宗の主張具合がヤヴァイ・・・まぁいつもの事なんですけどね。確かPA改の時は長すぎて斜めに入っていたなぁ(遠い目)。

まずは箱から出した素立ち状態〜。
すげぇ、このサイズでもちゃんと英雄様だ!既にノムテツクオリティ高めな感じがしますが、詳しく見ていきましょうかね。






















お顔。おぉ、これは良いですねぇ!
ブリングアーツ特有の小さめサイズでありながら、アイプリントのズレ無し。鼻や口の位置・大きさバランスも個人的に問題無し。

眉毛と目の雰囲気は当時のノムテツイラストを忠実に再現しています。この距離で見るとプリントに粗がありますが、実際に見る分には全く気にならないですね。




どの角度から見ても、しっかり格好良い。
シリーズ最初のクラウド君と比べると、元イラストの再現度がめっちゃ上がりましたね。というか、ティファもバレットもかなり良かったので、クラウド君だけビミョーなんですけどね。何故あんな現代風にしたし・・・

ちょっと(主に首の部分が)お見苦しい角度で申し訳ないのですが、下から煽りで見るとこんな感じ。
鼻の穴は無し、うっすらですが鼻筋はシュッとしています。そして特徴的な前髪(という名の触覚)も、スプレーバリバリ使用のハードセットでお届けしております。




正面から見るとグンバツに決まっている英雄様ですが、横から見ると少しボロが出てしまいます。

それは、首の部分。コートに襟があり、どうしても首を長く造形しないといけない故に、横から見た時に写真の様な不恰好な隙間が生まれてしまうんですねぇ。顎をしっかり引いてあげるとマシになるのですが、普通に前を向いた状態でこれなので、これ位の隙間がデフォルトで出来ると思っておいた方が良いです。




髪の毛は薄めグレーの成形色に、うっすらパールがかった仕様で綺麗です。流石毎回コンディショナー3本使い切るだけのことはある!

これも賛否両論、というか個人的には「否」なんですが、デフォルトで髪の毛が左に流れています。しかもPA改の時と違い髪の毛内に可動部が存在しません。顔パーツと一体化しています。
つまり、反対側に流すどころか真っ直ぐ下ろした状態には出来ないという事です。マジかぁスクエニ!!

元イラストがこの様に左流れだったとはいえ、靡いていない状態にも普通はできるでしょうが・・・!
造形を重視した為に仕方なく、という事もあるかもしれないのですが、そもそもPA改で可動できる様になっているからね。しかも小型のブリングアーツだったら髪の毛の重さに負ける事なくジョイントを仕込めると思うんですけど?

はぁ〜〜せっかくお顔が素晴らしいのに髪の毛の仕様がこれでかなりテンション下がりました。
いや、これ位は気付くというか可動フィギュアなんですから配慮しておくべきでしょ。それか交換用パーツとして用意しておくか(スクエニならそっちのがやりそうか)。気にならない人もいるかもしれませんが、この仕様はかなり残念ですね正直・・・。

気を取り直してぼでーチェック。
絶対かぶれちゃう裸クロスベルトは見事に再現され、腹筋部分にはそのままコルセットが巻かれています。コルセットは固定されており、動きません。若干正面からズレていますが許容範囲ですかね。個体差すごそうな部分。




肩パッドは懐かしの旧仕様でツルツル。PA改を見ていると傷だらけだから、逆に新鮮に感じますね。
コチラは後ほど見ていきますが二重構造となっており、上下それぞれ別でパカパカ可動します。なんなんそのこだわり。笑




腕は他のキャラと比べて大きく異なる点があり、それは肘関節のジョイント。
他のキャラはBJタイプだったのに対して、今回の英雄様は楕円形のジョイントになっています。しかもかなり大型で、色が黒なのでそこまで目立ちませんが主張大きめ。この改変は気になる方もいるんじゃあ無いかな。

背中。例によって真鍮線が歪んでいて申し訳ない。笑
今回は無印版なので黒翼を付けられる仕様にはなっていない様ですね。

下半身。コートの形状がかなり特殊でして、正面から見るとデフォルトで左足が見える状態になっています。
シンメトリーではなく、元々がこの様な仕様なので間違っていませんね。元イラストもそんな感じですし。
ただこのスカートパーツ、ジョイントが短くて動かしているとポロポロ落ちるのがストレス・・・。

スカートパーツを外すとこんな感じ。太もも部分よりも、真ん中部が太いボンタン仕様。
色は上半身と比べると赤みが含まれており、つま先まで行くと紫っぽい色が強く出ています。

後ろ。
下半身の関節構造に関しては、これまでのキャラクターと同じです。特にクラウド君とはほぼ一緒で、太もも上部の切れ込み可動部分も同じ。ただ私のは癒着しており、左足の方が回りませんでした・・・まぁなくても良い部分なのでいいんですけど、あまり強く動かすと破壊しちゃいそうでさ・・・。

ほらよ、セクシーショット(お尻)だよ。
ご覧の通り、スカートのジョイントがあるのでえぐれちゃっています。貴重な男性キャラのケツが。。。
先述した通り、このスカートのジョイントがですね、やたら短くてパーツがめっちゃ抜けやすいんですよ。強度じゃなくて、抜けやすくてストレス。こういうイライラもあるんだねって・・・。

コチラも先述しましたが、肩パッドが個別で可動します。この機構いる?笑

だって、劇中でこの部分がそれぞれ可動している場面ってありました?例えばですよ、この肩パッドの裏側に空気穴があって、英雄様を浮かせる様な仕様だったら分からんでもない。でもそんな事もなく、ただ見た目に振り切っただけのパッドでしょ!だったらこんな部分に力を入れるんじゃあなくて、髪の毛にですね(以下略

で、可動に関してですが・・・
まずお顔は髪の毛の仕様でほとんど上を向けません。左右に関しては、首の長さが十分にあるのでしっかり回せます。腕周りは肩から先はストレスフリーで動かせますが、胸部分の前垂れがあるので腕組みは出来ません。

下半身の可動範囲は、スカートパーツが意外と動かない&ポロリするので結構狭いです。股関節はクラウド君の時と同じくお察しなので、ハイキックまで上げることは難しいですね。私の動かし方が悪いのかもしれませんが。ただ、スカートパーツは普通にPVCなので全く曲がらず、正座も出来ません。

で、正宗。相も変わらず長いねぇ君は!
柄の部分が外れるので、持たせやすいです。あと見た目に反してかなり軽いので、片手持ちでも十分保持が可能。

英雄様本体と比較すると、これくらいの大きさ。
固定フィギュアやったら間違いなく邪魔ですけど、幸い可動フィギュアなので飾りようは何でもあります。
リメイクくじのエンド賞は、置き場所クラッシャーすぎてやばかったですからね・・・。




交換用の持ち手は3種類(×両手分)が付属。
左から、武器持ち手、武器持ち手(角度違い)、表情付き開き手です。普通の開き手は付属しません。何故に。。。

英雄様は左利きが公式設定ですが、初期は右利きでした。なのでか知りませんが、一応両手分の武器持ち手が付属しています。まぁそれは良いんですが、角度違いの持ち手を付けるなら普通の開き手を付けて欲しかったですね。

正宗を持たせるとこんな感じ。うーむ良い感じだ。
しかし、やっぱり髪の毛に違和感・・・どこから風が吹いているのか!というかこれやったらコートも靡いてないとおかしいじゃん!言われたら、となると思うのですがね。気になってくるんですよこれ?

まぁ言ってももう仕方がないので、髪の毛の不自然さが気にならない、それっぽいポーズにして撮る事にします。
これは写真マジックで、正宗の長さ的にこの構えは出来ません。が!英雄様を浮かせて撮るとこの通り。

いつからかこの「逆手持ち」がデフォルトになりつつあり英雄様。
恐らくですけど、正宗が長すぎて画角的に収まりが悪いので、逆手持ちにして刀身を上げることでちょうど良い収まり具合にしようとしたんだと思います。

初めは気にならなかったのですが、動かしていると下半身の関節が全体的にユルユルに・・・
おかげで格好良いポーズを取らそうと思っても直ぐに倒れてしまいストレスでした。特に正宗を構えるポーズは基本的に腰を落とした方が決まるので、もう倒れて倒れて。何回も「直立不動で撮ったろかい!」って思いましたよ。

「怖いか?この私が」

ディシディアの戦闘シーンっぽく。

今気づいたんですが、正宗の鍔ってこんな形でしたっけ?
これも作品によってバラバラだからなぁ・・・こんな楕円形の切り込み型だったかな。

この写真を撮っている時点で、下半身がフラッフラなので不自然な立ち姿になっています、すみません。笑

魔晄中毒者の主人公と比べるとこんな感じ。
身長差は大体再現出来ているのでは?並べてみると、体格差も結構ありますね。というか英雄様の足、長っ!

かゆい所はありませんか〜?

トリートメントはしているか?ネタじゃなくてスミマセン。

「ーーーーでは、手術(オペ)を開始する」

英雄様「メス」

クラウド「先生、それは死にます」

ラストバトルっぽく。

裸の上半身パーツとかあれば・・・いや、使い道少なすぎるか。笑

クラウド「思い出の中でじっとしていてくれ!」

英雄様「イヤじゃイヤじゃ!ワシも何でも屋やりながらナイスバディの女の子とイチャイチャしたい!」

英雄様「貴様みたいなヤレヤレ系主人公がいるから、世の中から斜に構えたキモオタが消えないんだゾ」

クラウド「それは本当に申し訳なく思っている」

クラウド「でも考えてみ?アンタみたいなシルバー長髪イケメンのせいで、世の中のオタク女子が増え続けているんやで?」

英雄様「それは本当にすまん」

クラウド「セフィロスはん、こんな錆びれたボロ刀じゃ借金は返済出来まへんなぁ。もっと金になるもん持ってきてもらわんと」

英雄様「ぐぬぬ・・・」

存在しなかった世界線ーーーーーー。

あれ、意外と似合うぞ?

ニブルヘイム事件
本当はクラウドではなくザックスだけど、ここはゲームの再現ってことで。

ググッ・・・

英雄様「?!」

英雄様「ば、バカな・・・」

クラウド「どっこいしょういち」ポイー

英雄様「バイバイキーン」

こうしてセフィロスは魔晄炉へ突き落とされたとさ。めでたし、めでたし。

共闘。ザックス達と上手くいってたら、こんな世界線もあったんかな。。。

大きさ比較。

以上、最後は安定のネタ枠の英雄様でした。
造形のクオリティはブリングアーツでもかなり上位にくるんじゃあないかと思います!ファンの方も十分満足出来るかと。
個人的に残念だったのは、やっぱり髪の毛が固定だったこと。あとは意外と下半身の関節がユルユルで、これは可動フィギュアとして結構致命的だったのが気になりましたね。

賛否両論な点は首の長さに対しての仕上がり。あとは大きく気になる点はありませんでした。やはり他のFF7キャラと絡めて遊ぶのが楽しいかと思われますが、英雄様だけでもポーズつけて適当に飾ってあげるだけで格好良いですよ!ブリングアーツは買える時に買っておかないと、意外とすぐ無くなってしまうので気になる方はぜひ!


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テーマの著者 Anders Norén

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