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ワンピース KING OF ARTIST THE TRAFALGAR.LAW

バンプレストより「ワンピース KING OF ARTIST THE TRAFALGAR.LAW」のレビュー。

発売日:2015年8月
価格:プライズ
スケール:NON(約26cm)

ワンピースプライズ史上最大サイズ&最高クオリティを誇る「KING OF ARTIST」シリーズ。第2弾にトラファルガー・ローが登場。(公式より引用)

この明かな「オレの良いカラダを見ろ!!」と言っている雰囲気が清々しいですね!
MSPシリーズやKOAシリーズは最近リリースされているんでしょうか?採算が取れないからやめたのかな?もうずっと追っていないので分からないのですが、プライズフィギュアって毎月めちゃくちゃ出ているんですよね。追っている人は手に入れるのも大変そうだ・・・とは言えこのローが出たのはめっちゃ昔で、プライズフィギュアがノリに乗っていた頃なのでクオリティに関しては期待出来そうです!






















お顔。後ほど見ていく身体の造形と比べると、ツルッとし過ぎていて違和感がちょっと・・・
表情とか格好良いんですけどねぇ。どこか違和感というか、トータルバランスで見ると結構ヤバめ。シワ入れとは言わずとも、ちょっとヒケを入れたりして身体との造形バランスを取って欲しかったかな。




左右から。
目の造形はなくオールプリントで掘りが浅いので、この辺も違和感を感じる原因かもしれません。アイプリント自体は綺麗で、本体のボリュームに相応のクオリティかと思われます。特徴的な目の下のクマは薄めで、凄みを効かせた表情だからもっと濃い目でも良かったのに〜って撮影していて思いました。笑

この位の角度で見下す様に見てあげるのがベストかもしれない。
まぁ書いておいてアレですが、ワンピースの絵柄で凄みを効かす造形というのも難しいかもしれないですね。。。兎にも角にも、すでに首の造形との落差が凄い!




モミアゲの主張が激しい。ピアスの部分も小さいながらもハミ出しなく塗装されています。
前髪が短いからか少しペタついているように見えますが、元々ローの前髪ってこんな感じだったから違和感は無いかな?短髪ですが毛束が多く、KOA系列らしいカッチリした作りですな。

後ろ髪。短髪で清潔感あり。
こういう髪型って単純ながらも、頭の形が良くないとすーぐビミョーに見えるのが分かるんですよねぇ。このローは頭の形がベリベリ良いので、格好良いバナナヘッドに仕上がっています。

上半身はまさかの裸!HADAKA!!
至る所に入ったタトゥーのプリントが特徴。トータルで見るとテカリも無く、プライズ特有の安っぽさが全く無いのが素晴らしい。ちなみに上半身と下半身が別パーツになっています。

めちゃくちゃボクサー体型・・・体脂肪率何%なんですかねコレ。
これだけ皮下脂肪が薄いと、タトゥーを入れる際も痛くて仕方なかったろうに・・・ナンマイダ、ナンマイダ(違

タトゥーのプリントは歪み無く正確に、ハゲもほぼ無い綺麗な仕上がり。
筋肉モリモリじゃあない分、よりタトゥーの柄がピックアップされて見えるのが良いですね!ビーチクの造形は無いので、そこを求めている特殊性癖の方は要注意。




少し斜めから。各部位をオーバーに凹凸させた、いわゆる漫画的な骨格では無く、リアルな人体をモチーフにしたんだろうなと思える造形です。
特になで肩気味で胸の位置が低く、胸筋が前に出過ぎていない部分は秀逸。ちょっとペラペラすぎやしないか?と心配になる位ですね。笑

腹筋は見事なシックスパック・・・とまではいきませんが、うっすら割れて見えるのがこれまたリアルで格好良い。
確かこのKOAローの造形師は、ドラゴンボールのMSP悟空を担当された山下マナヴ氏だったと記憶しています。渋めのオジサンキャラや、筋肉の細かい造形が得意に見受けられたので、KOAシリーズの、特に上半身裸のこのローはピッタリハマっていたんだと思います。




肩から腕にかけて。
トライバル模様のハートや特徴的な腕のタトゥー等、見所盛りだくさん。腕自体は特別細いとかいう訳では無く、かなり引き締まっているような印象を受けますね。




指先のDEATHタトゥーも正確に印字されています。かなり小さい部分ですが正確ですね。
親指の部分は造形されていませんが、うまくデニムのポケット部分に合うように造形されており、全く違和感の無い仕上がりに。左右で指の角度が違うのも細かいですね!

足長ぇぇぇーーーーーーー!
ワンピースのキャラクターはセリム体型で、もれなく足が長いのが特徴。それかデフォルメされている短い足のキャラ。笑

このローは格好良さの塊みたいなキャラクターなので、全くおふざけ無しの足長体型です。
上半身もちょっと長いかな〜って思っていたんですが、ここまで足が長いとこれでバランスが取れている様に見えるのが不思議!




恐らく一番気合が入っているであろうデニムの造形。塗装が薄くデニムの分厚さが表現されていないのが残念ですが、それを除いたらトップクラスのクオリティだと思います。

特に股部分のシワ、そしてダメージ表現。豹柄のプリントに至るまで一切の手抜きを感じないのが良き!
まぁ、本当にチ⚪︎コ付いてんのか?ってほど股間がペタンコなのは少し気になりますが・・・笑

お尻。膨らみが全く無いのはスレンダー過ぎやしないかい?
まぁそれは置いておいて、ベルトループ部分にスポンサーロゴが入っています。パッチ部分は特に何も彫られていませんが、造形&塗装があるだけ上出来、上出来。




薄めのブルーに、上からサンドカラーが吹いてあるのかな?
今のプライズ事情ではなかなか考えられないコストの掛け方&工程ですね!いや〜プライズ黎明期の素晴らしさを感じる・・・

造形も間延びしない様に細かくシワが入れられていたり、縫い目の造形がしっかりあるのも見逃せないポイント。
このローのフィギュアは後にジーンズフリークシリーズとして再販され、カラバリで何種類かリリースされました。なのでこの造形のロー自体は割と出回っているので違いを見つけてみるのも面白いかもしれませんね。




ゴアタイプの靴。ちょっと灰が被りまくりの色味になっていますが、造形は良き。
今回は台座を使用していませんが、重心のバランス&接地の安定があるので台座が無くても自立します。ただ高さがあるので長期で飾る際は補強してあげたほうが良いですね。

靴裏の造形はとてもシンプル。

撮影には使用しませんでしたが、瓦礫風の台座が付属。
この時期のプライズフィギュアの台座は、こういったジオラマ風の台座が多かった気がしますね。通常の消しゴム型と比べて雰囲気を損わない分、見栄えも考えられていて凄いな〜と思った記憶があります。笑

































大きさ比較。かなりビッグサイズで、1/7〜1/6の中間くらいはありそう。

以上でした!かなり昔のプライズフィギュアですが、造形がしっかりしていて塗装もコストがかかっており、見栄えが良いローのフィギュアでした。ワンピースのプライズフィギュアは種類は勿論、2023年の今でも絶え間なくリリースされているコンテンツ。その分同じキャラのフィギュアもめちゃくちゃあるので、自分の気に入るフィギュアを見つけるのが良いと思いますね。

このローに関しては、ワンピースの作品の雰囲気に合うかは微妙な所ですが、KOAシリーズのコンセプトに合った造形で個人的には素晴らしいと思いました。ただ冒頭にも書きましたが顔の造形が浮いて見える点はマイナスかな。トータルバランスはとても良いので、雰囲気でフィギュアを選ぶ方にはピッタリかなぁと!



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テーマの著者 Anders Norén

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