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ドラゴンボールZ MAXIMATIC THE SON GOKU Ⅲ

バンプレストより「ドラゴンボールZ MAXIMATIC THE SON GOKU Ⅲ」のレビュー。

発売日:2020年7月
価格:プライズ
スケール:NON(約25cm)

外箱表。

このシリーズの3作目にあたるフィギュアですが、前2弾は身勝手、超サイヤ人ブルーだったのでスルーしていました。
第3弾のこの悟空は、サイヤ人編初期を彷彿とさせる懐かしい雰囲気を感じたのと、お安くなっていたので購入しました。笑
恐らくですが、2022年の今ではこのボリュームのプライズは難しいのかも・・・

箱裏。

今となってはドラゴンボールのフィギュア(プライズ)も供給過多ですよね〜。ただ立体化の少ないキャラは今でも一番くじで立体化されており、毎回高値で取引されていますね。
トータルすると、ドラゴンボールはフィギュア化の機会にめっちゃ恵まれていると思います!ヒロアカも同じく。
キャラクターが多いと、立体化して欲しいキャラが増えて困りますねぇ。笑

上述した通り、元になったシーンはZ初期のベジータ戦ですね。
この頃の悟空の必殺技と言えば、何と言っても界王拳!それがベジータに通じるか通じないか・・・ハラハラした展開がお見事でした。
そんな決死のシーンを立体化したのが、このフィギュアです。






















お顔。

原作の扉絵に似たような表情・ポージングのものがありますが、そちらと比べるとちょっと必死さが足りないな〜と。笑
あちらはベジータ戦でかなり追い詰められていたので、決死の表情でした。対してこちらの悟空は、確かに決死の表情ではあるのですが、どことなく綺麗なんですよねぇ。悪い訳ではないんですけど、あちらと比べるとね・・・

目の雰囲気や丸みを帯びた白目部分は、Zの初期を彷彿とさせて良いですね!
特に両目で大きさが違うのはドラゴンボールのお得意芸であり、そちらがちゃんと再現されているのもGoodです。

お肌は成形色ですが、ツヤ感は少な目で安っぽさは無いかなと。
眉毛がしっかり太いのも良き。あと地味に目の下のシワも原作に忠実です。

めっちゃ歯が綺麗!笑
扉絵と違うのは、汗と血の塗装が無いことでしょうか。それがあればもっと良くなると思いますが、生産コストの問題でそこまでは出来なかったっぽいですねぇ。

髪の毛は安定の黒髪。
少しパーティングラインが目立ちますが、上から見ないと気にならないかと。

特徴的な髪型で立体化には不向きすぎますが、どの角度から見ても違和感のない造形に仕上がっています。
流石に黒一色だと造形的にヌルいのか、シャギーが所々に入っていますね。

ただ、頭皮に直結している部分(円形の部分)がツルツルで、そこ以外にシャギーが入っているので、そこに少し違和感を感じるかもしれませんね。
やはりこの髪型、立体化には不向きすぎる・・・!笑

少し下から。
少し歪んだ口の造形が凄い上手いですよね。歯がめっちゃ綺麗なのはお約束。笑
まだ若い頃の悟空とは言え、歯を食いしばればシワも出来ます。

サイヤ人編らしい、丸っとした筋肉。
基本は成形色ですが、薄くシャドーが吹かれており見た感はかなり良いですね!乳首はうっすら造形です。笑

後期のドラゴンボールはカクカクとした絵柄でしたが、この頃は初期と後期の間(どちらかと言えば初期寄りの丸い絵柄)でした。
筋肉の描写もそこまで緻密でなく、ナチュラルな見た目だったのを記憶しています。その当時の絵柄にかなり近いのでは?

肩の部分に分割線あり。筋肉のラインに沿っているのでほぼ目立ちません。
やっぱりこれだけ造形が良いと、ダメージや流血表現が欲しくなりますなぁ・・・自分で塗れって事ですね。

この辺はかなり深めに筋肉のラインが刻まれており、少し違和感を感じるかも?
腕の筋肉と比べて、肩の筋肉がデカすぎるんだが?笑

リストバンドが結構存在感ありますね。
そう言えばこの頃はまだリストバンドも太めだったような。段々と小さくなっていったけど・・・

背中側にはシャドーが吹かれていません。こちらは成形色のまんま、といった見た目ですね。
いつからか後ろ側はシャドーが吹かれなくなって久しいドラゴンボールのプライズですが、まぁ後ろ向きで飾る人は少数なので個人的には良いと思います!
ただ、その削ったコストを別の所で感じられる程度にして欲しいですけどね。

腹筋は勿論、横腹部分の厚みも半端無いです。
年を取ると、筋肉がない人は餓鬼みたいなお腹になりますから、皆さん気をつけましょうね!

下半身。
帯は初期の紐が前に垂れているVer.ですね。なんか今回の青色のパーツは、少し白色が混じった綺麗な色になっている気がします。
上半身はほとんど裸ですが、よく見たら少しだけ道着が残っていたんですね。笑

横から見ると、シャドーが吹かれている部分と吹かれていない部分がよく分かるかと思います。
成形色がテカテカしていないのが良いですよね。この仕様で極端にクオリティーの差を感じないのは救いです。

ブーツ部分にちゃんと道着が捩じ込まれている表現が良い!

数があまりにも多いので、使い回しも散見されるドラゴンボールのプライズですが、私は別に良いと思いますよ。
ただ、どうしても完璧なポージングにならないというか、締まりのないポージングになってしまうのは仕方ないですね・・・
それは今回の悟空にも言えることで、恐らく何かのシリーズの下半身を流用しているかと。なので足に力がこもっていないというか、どこか地に足が付いていないポージングになっているのが少し残念。

後ろ。右足のブーツ部分にスポンサーロゴが入っています。
ブーツのカラーリング・フォルム共に初期のアニメカラーなのがニクい演出です。初期はブーツがやたら長かったですからねぇ。

靴の裏もちゃんと造形されています。こういう細かい部分の造形は、地味に嬉しい。

今回使用していませんが、補助台座が付属します。
特に使用しなくても飾る事は出来ますが、安定はしないのでそこは注意しましょう。



















大きさ比較。
プライズの中では大きい部類ですね。そして結構な重量!さすがマキシマティック・・・

シーンのチョイスや基本的な造形、そして何よりボリューム感はかなり満足度が高かったです!
ただ、下半身の流用が足を引っ張っており、どうしても締まりのないポーズになってしまっていたのが少し残念でしたね。
拳の位置と目線が少しズレているのも気になりました。

こまけえ事はいいんだよ!って方にはかなりオススメできるフィギュアかと思いますが、目の肥えたコレクターの方には気になる部分もあるかもしれませんね。
同じサイズのベジータやナッパも立体化してくれたら良かったなぁ・・・としみじみ。



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テーマの著者 Anders Norén

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