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ドラゴンボールZ 劇場版DXFフィギュアvol.1 孫悟空

バンプレストより「ドラゴンボールZ 劇場版DXFフィギュアvol.1 孫悟空」のレビュー。

発売日:2014年1月
価格:プライズ
スケール:NON(約15cm)
原型師:中澤裕之

箱表。フィギュア自体が小さいので、コンパクトなサイズ。

実は大人になってから見たドラゴンボールの映画は「神と神」が始めてなんですよね。その後の復活のFは見ていません・・・
個人的に結構思い出深い映画でして、それもマイナスイメージの。笑

クライマックスでビルスという圧倒的な力を持つ神に負け宣言するという、努力・友情・勝利がモットーのジャンプ作品のイメージを根底から覆されたのが大きかったです。悟空が勝つんじゃないんかい!と・・・


そのイメージの尾鰭が付いているせいか、この超サイヤ人ゴッドも好きではありませんでした。だって強そうに見えないし・・・
しかし鑑賞してから早数年が経ち、今ではこうしてレビューするまでになった、というワケ。

原型師はDEフィギュア界の重鎮、中澤氏。ちなみにもう一種のベジータも中澤氏の造形です。



















お顔。ゴッドらしい、柔らかめの表情となっています。

全体的に線が細く、後年の鳥山作画に準ずるものがありますね。どこかのインタビューで筋肉モリモリは嫌、みたいな事が書いてあった気がするので、これもその現れでしょう。
DEの鳥山氏にしてもジョジョの荒木飛呂彦氏にしても、年齢を重ねると筋肉モリモリ作画が嫌いになるのは何故?


アイプリントの精度はそこそこ。赤いカラーリングというよりは、ちょっとショッキングピンクが混じったような色合い。

ゴッドになりたての険しい表情が特徴です。というか無の境地みたいな感じですかね・・・
目の下のシワは若干シンプルな感じ。

坂だった髪の毛がバランス良く纏まっています。かなり難しい造形だと思うのですが、流石ですね。
線も多過ぎず少な過ぎず、ちょうど良い位のバランス。







うなじから接着剤がはみ出てる。笑


いつもの道着。胸元には悟マーク入り。
色合いが柔らかくて非常に好みですね〜このゴッドの造形に合っている気がします!若干なで肩気味なのも○。

細マッチョみたいな腕ですね。個人的にはモリモリな方が好みなのですが、ゴッドなのでこの造形で正解。


手首のリストバンドの長さとか、そこから少し出た手首の造形とか、細かい部分の造形がとても良いです。
シンプルと言えばそれまでですが、逆にシンプルだからこそ造形師の手腕が問われますよね。

背中にもデカデカと悟マーク。


下半身もかなりスラッとしています。浮遊感が出ていて良きです。
全体的に丁寧にグラデがかかっており、オーラはありませんが自然体な雰囲気がバッチリ出ているかと。

ブーツの紐は浮遊状態なので上がっています。細かい。
初期の青年悟空のブーツもこれ位長かったですよね。笑

後ろ。右足のブーツ部分にスポンサーロゴが刻印されています。


台座はシンプルな黒(光沢あり)の楕円形。これ位ならアクリル板で自作できるかも・・・と思いましたが、浮遊している部分を作るのはちょっと難しそう。


























大きさ比較。大きいフィギュアに見慣れているせいか、小さく感じます。笑

この形態が出てくる映画の印象が個人的に良くなかったので敬遠していましたが、フィギュアはかなり良い出来で満足です!
なんかこう、派手さはないんですけど・・・シンプルな造形の中に見える完成形、みたいな。これ以上手を加えると余計な造形に見えますし、逆に線を減らしても物足りなくなるんですよね。

それこそ今まで沢山の悟空のフィギュアはありますが、この超サイヤ人ゴッド孫悟空は一種の到達点ではないですかね。
ドラゴンボールのフィギュアは数あれど、ファンの方は是非手に入れて「生」で感じてほしいと思います。

ちなみにこちらのフィギュアのマイナーチェンジしたものが「超造集シリーズ」でリリースされていますが、あちらは塗装がちょっと微妙だったりするのでこちらを強くお勧めしておきますね(詳しいレビューはこちらのサイト様でされています)。



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