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ワンピース MASTER STARS PIECE THE PORTGAS.D.ACE

バンプレストより「ワンピース MASTER STARS PIECE THE PORTGAS.D.ACE」のレビュー。

発売日:2014年1月
価格:プライズ
スケール:NON(約26cm)
原型師:KENGO(KOZO)

リリースされた当時、ワンピースプライズ界に衝撃を与えたフィギュアのリデコ商品です。一番初めに出たフィギュアからコスられまくって(笑)、このエースは2つ目だったかな・・・全部で3種類発売されました。

第一弾 スーパーDXフィギュア ポートガス・D・エース(2010年発売。全てはここから始まった)
第二弾 MASTER STARS PIECE ポートガス・D・エース(2014年発売。今回レビューしているフィギュア)
第三弾 MASTER STARS PIECE REVIVAL ポートガス・D・エース(2015年発売。ルフィと一緒にラインナップ)

こんな感じでありまして。
ネーミンングからして、第一弾の頃はまだMSPブランドのコンセプト等が固まっていなかった事が分かります。
その素晴らしさから瞬く間に市場から消え、暫くMSPエースの高騰化は止まりませんでした・・・4年後にようやくリデコ商品として第二弾が発売されましたけどね。

各フィギュア微妙に造形が事なっていたり、エフェクトパーツが付いたり付かなかったり以下参照↓

第一弾は、いわゆるイメージするままのエース。帽子を被っており、両手に火拳エフェクトは無し。
第二弾は、帽子を脱いだ状態+三白眼。両手に火拳エフェクトが追加。
第三弾は、帽子を脱いだ状態は第二弾と同じだけど三白眼じゃなくなりました。両手の火拳エフェクトも無し。

全ての種類を持っていないので比較できませんが、塗装の質も微妙に違うっぽいですねぇ。
今回レビューする第二弾が一番ウェザリング(汚し塗装)が効いている感じがします。どれが良いかはお好みで・・・まぁ、ベースは変わらないので。

ちなみに、補助台座は付属しません。私のエースは問題なかったのですが、個体差によってマトモに立たない物も多かったそうです。
確かに若干不安定な気もしますね・・・というか大きいし。



















お顔。一言いいですか・・・「「顔小っさっっっっ!!!!!!」」

このMSPエース、トータルの出来は素晴らしいのですが如何せん顔が小さすぎます。モデル体型を通り越して何頭身あるねん、みたいな。
でもそんな些細な点も霞んでしまう位に出来が良いのもまた事実。矛盾するループ・・・ぐぬぬ

ちょっと俯いているので、お顔に光が入りにくいのが憎い。
見てもらえば分かる通り、物凄くイケメンでございます。通常の黒目とは違って三白眼になっており、目力が付いて余計にイケメン度アップ!

個人的な意見なのですが、原作のエースってイケメンじゃあないですよね(この場合、中身では無く外見の事を指します)。でも何故だか何故だか、フィギュアになるとエースは途端にイケメンになるんですよ。どのフィギュアも基本的に、ね・・・

中身がイケメンなのは言わずもがななのですが、外見は特にイケてる訳ではないのが良かったのに・・・そういう意味では原作のエースに似ていません。みんなの理想を具現化したエース、そんな感じがします。イケメンだからいいけど。

P・O・Pのエース(初代)はそれはそれは不細工だったので、これだよこれ!と思いましたが、アレはアレで似ていませんでした。笑
エースの造形って難しいんだなぁと改めて思いましたね〜。

耳の造形なんか、めっちゃワンピースっぽいですね!マルっとしていて。
お肌はツヤ消しで見栄えが良いです。特にエースは半裸なので、肌色部分がしっかりしているだけで印象が全然変わります。

横顔もイケメンだな・・・というか何で三白眼なんだろ。火拳発動中だからかな?

サイド部分がウネウネしていたり、動きを感じられる髪の毛の造形が良きですな。
ルフィもエースも黒髪なのが良いですね。ゾロもサンジもナミも派手な髪色ですし、主人公が実は一番地味な見た目なのは好感が持てるかも。笑

うーむ、どこから見てもイケメンに違いない・・・いや非難している訳ではないです、こんなエースもアリかな、と。
そばかすはちゃんと入っていますし、紛れも無いエース自身なのですが・・・やはりもう少し3枚目に造形して欲しかったな〜

それだけが残念ですね。もうそれ以外はアッパレとしか言いようが無い出来です!特にこの時代は2022年現在ほどフィギュアの出来も良くなかったので、このエースはワンピースMSPブランド界の紛れもない立役者なんですよね。その功績は非常に大きいですし、だからこそ3度もコスられたのでしょう。笑

エースと言えば、所々に散りばめられたオシャレアイテムがポイント。
帽子のヒモ部分にはドクロ。スミ入れがしっかりされていて見栄え良き。

紐はツルっとした見た目です。ネックレスの数珠はクリアパーツでは無く塗装。

鍛え上げられて洗練された肉体。乳首はありませんがワンピースですし。笑
ちょっと腹筋部分が長いので、全体的に胴長に見えるのが気になりますね。これもワンピース体型?

腹直筋やサイド部分など、丁寧にシャドーが吹かれているのが分かります。
肌がツルッとしているので余計そう感じるのかもしれませんね。無駄な体脂肪も一切無さそうなのが羨ましい・・・メラメラの実で体脂肪を燃やしているのかな?

所々に汚れやバリの跡がありますが、個体差でしょうかね。目立つ部分じゃないので良かった。
せっかくの素晴らしいフィギュアも、初期不良があればある程テンションが下がりますからね・・・

背中と帽子の間に、ちゃんと数珠が挟まっているのが良い!
帽子と背中はダボで接続されています。

帽子は塗装が良い味を出していますね!質感が非常によろしい。
本物の皮っぽく見えるのがすごE。

特徴的なニコちゃん悲しーマークもちゃんと再現n。こういう細かい部分にまでちゃんと塗装されているのが良いですよね〜〜〜
恐らく物価の上がりまくった今ではこんなのプライズで量産出来ないと思う・・・


「イェーイ!」

「しょぼん」
ステッチの跡はありませんが、十分帽子の質感は出せているのではないでしょうか?

両手には火拳エフェクトが追加されています。個人的にここが第一弾と比べて気に入っています。単純にリデコですけど嬉しい。笑
エフェクトは取り外し不可です。

別角度から。


ログポース細かいですね〜ちゃんとクリアパーツも使われています。中身がしっかり見えるのも○!
もっと昔のプライズであれば、単純に塗り潰しされている箇所でしょうね。

指先部分はちょっと見えています。もう少しエフェクトのボリュームがあれば良かったな〜〜!
指先には爪の造形があります。

メラメラの実!ちょっと濃い目のクリアーレッドが美しい。
8年ほど前のフィギュアですが、クリアパーツにベタつきがなかったのは良かった・・・

反対側の腕も一応。よく見たら二の腕部分に分割線がありますね。

こちらもエフェクトに隠れて、所々で拳が出ちゃっています。普通はスッポリと包み込みますから、ちょっと珍しい表現ですよね。





白ひげ海賊団の誇り。思いっきりプリントなのは仕方ないですね。綺麗に印刷されているのでヨシとしましょう(何様)。
前に比べると、背中の造形は思っていた以上にシンプルです。

帽子に隠れた部分もしっかり印刷されていますよ。グラララララ・・・

唯一の布であるハーフパンツ。シワの彫りが深く、ウェザリングが強めに効いていて格好良いですね!
シンプルな服装に見えますが、アクセサリーにこだわりが感じられる良い配置。

エースの頭文字のAが入ったベルト。ちょっと塗装が禿げちゃっていますね・・・これも味です。

腰には立派なナイフが据えられています。基本エースってメラメラの実でしか闘わなかったので、これを使用しているシーンが思い出せない・・・(Wikiを見ると、白ひげ暗殺未遂の時に使っていたみたいです)しかし使われていなくても、造形も塗装もこれ以上ない仕上がり。

お尻にはスポンサーロゴが。まぁ目立つと言えば目立つ場所に・・・
使い込まれてベロっとなったベルトの端など、造形が細かい!

左の太もも部分には小さいポーチが付いています。こちらもウェザリングが強めにかかっていて格好良い。
中には何が入っていたんだろう・・・

こちらも細かいですが、皮の絶妙な使い込まれ具合が再現されています。
金具のゴールドが綺麗。

今回のフェチポイントは、この腹筋とパンツの間に出来た「隙間」です。
別パーツなのは勿論、鍛え上げられた肉体と少し大きめのパンツの間に出来た空間・・・たまりませんなぁ〜

足は長い&細い。シャンクスやフランキーの様なすスネ毛はありません。ツルツルです。

ちょっと大きめのブーツが素敵な形。要所要所にウェザリングが効いていて、こちらも使い込まれた感が良く出ています。

靴底の造形も抜かりありません。飾っている時に見えない部分に力を入れるのが本当の造形。素晴らしい!

反対側も。





































大きさ比較。同期ちゃんと比べてもかなりの大きさ。

以前よりクオリティの高さは知っていましたが、改めて実物を見るとやはり良いですね!MSPブランドの中でも屈指の出来なのは間違いないでしょう。この後にルフィ、ロー、サボと続いていきますがこのエースが一番人気だったのではないでしょうか?

残念と言うか歯痒かったのは、小顔&イケメン過ぎた事ですかね。第一弾のエースはその部分が絶妙な塩梅で造形されていたと思います。
ただ火拳エフェクトや全体的な質はこちらの方が断然上かと思いますので、お好みのMSPのエースを手に入れてみてはいかがでしょうか!
発売から随分経ちますが、2022年現在でもこのMSPエースだけで十分に満足出来るクオリティですよ。



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テーマの著者 Anders Norén

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