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東方Project レミリア・スカーレット 紅魔城伝説版 エクストラカラー[BLOOD MOON]

キューズQより「東方Project レミリア・スカーレット 紅魔城伝説版 エクストラカラー[BLOOD MOON]」のレビュー。


発売日:2021年5月
価格:18,000円(税込)
スケール:1/8(約18cm)
原型製作:Noin
彩色製作:アンドウケンジ、ei
キャラクターデザイン:晩杯あきら


外箱。

「東方Project」二次創作ゲーム「紅魔城伝説」から、レミリア・スカーレットに第三のカラー[BLOOD MOON]が登場!
通常版の再版に合わせて作り起こされた、全身深紅の出で立ちによるスペシャルエディションです。
通常版、黒の[DARK MOON]版ともまったく異なる、新しいスタイルのお嬢様をお迎えください!(公式より引用)


第3のカラーとある通り、今まで3つカラーが出ているんですね。通常カラー、上記にもある黒と赤を基調としたDARK MOONカラー、そして今回のBLOOD MOONカラー。

ネーミングセンスからして厨二病炸裂ですが、あまり気にせず見ていきましょう。初出は5年前ですが、当時はクオリティーの高さと東方のキャラデザっぽく無さで結構話題になったんですよね。その時は欲しかったのですが売り切れで、こうやって再販しれくれたのはキューズの良いところ。


箱裏。スケールの割に箱が大きく場所を取るので注意が必要です。
3種類とも再販されたのですが、なぜこのカラーにしたかというといくつか理由がありまして・・・

・(ピンクを基調とした)通常カラーがあまり好きではない
・今回の第3カラーは初出である(DARK MOONは以前にリリースされたものの再販)
・単純にカラーリングが好み


まぁ大体こんな感じ・・・黒赤が好きなのでDARK MOON版にしようかちょっと迷いましたけどね〜。笑
そう言えばDARK MOON版ってかなり値段が高騰していたイメージですが、再販されて落ち着いたのかな?


クローズド・パッケージかと思いきや、窓があるタイプでした。
開くとフィギュアの元になった晩杯あきら氏によるイラストが掲載されています。

ちなみにこの商品、一部流通限定商品だった為値引きは全くありませんでした。
フィギュアコレクターあるあるで、普段値引きされた価格に慣れてしまっていると「フィギュアってこんなに高かったのか・・・!」ってなりますよね。いや値引きされた価格でも十分高価なんですけどね!長年フィギュアコレクターをやっていると感覚がバグってくるという良い証拠ですね(マジキチスマイル)。


今回、非常に細かいパーツと先端が細いパーツだらけの為、組み立て及び取り扱いには非常に気を遣いました・・・下手したら今までのフィギュアの中で一番大変だったかもしれないw























お顔。一般的なレミリアのイメージからは似ても似つかない、非常に攻撃的なデザイン。
個人的にこのアレンジは大好物で、紅魔城伝説のキャラデザは大いに大賛成ですね。単純にカッケェ・・・!ってなりました。笑
私と同じような感覚をお持ちの方はすぐに気にいるかと思います。


目の縁が太めに象られた独特なデザイン。そして紅い瞳というカッコ良さ全振り!艶のある仕上がりで、非常に美しい。
髪の毛と眉毛のカラーリングが違うのが少し気になりますが、リアルでも結構あるので些細な問題かもしれませんね。

その他、薄く下まつ毛が入っていたり、目の縁の周りに更に白地が敷いてあったりとかなり細かくデザインされているのも好印象。

余裕のある笑みからは小さく歯の造形があり、更に2本の八重歯がニョキっと生えています。いやが応にも某悪魔城シリーズを思い出しますが、半裸で鞭を振るったりはしないのでご安心ください。


髪の毛は通常カラーと比べると明るめになっており、全体的なカラーリングとマッチした造りに。
毛先も細かく、程よくうねっておりクオリティーはかなり高いかと。


毛先部分に行くにつれて軽くグラデが入っています。


キューズの製品はほとんど持っていませんが、品質は割と安定しているイメージがありますね。
価格はスケールの割に高め、その分東方キャラなどの他メーカーが出せない専売フィギュアを数多く取り扱っている感じ。まぁ今は懐かしきグリフォンの後釜と考えると、かなーり頑張っているのではないかと思います!


後述しますが帽子は取り外し可能。なんだか物足りない感じになりますが、どちらのパターンでも飾れるのは良いですね。笑


後ろはこんな感じ。


帽子単体のクオリティーも高め。中にマグネットが仕込まれており、簡単に取り外しが可能となっています。
花の胞子部分の造形・塗装が細かいですねぇ。全体的にキツい配色ですが、色自体は柔らかめの塗装方法なので見ていて疲れないですね。


上半身も見ていきましょう。ドレスの細かいデザインはトゲトゲしたイメージが強く、この辺も厨二病感がたっぷり!

先述しましたがこのレミリア、かなり細かいパーツが多いので取り扱いが大変なんですね。不意に当たって先端が折れる、なんていうのも普通にあり得るので兎に角腫れ物に触れる様な感覚でしたね・・・
なので大体本体を持つ時はこの胴体部分を持っていました。笑


スケールは1/8ですが、パーツ数がかなり細かく多い気がしますね。特にドレス周りのリボンやレースなど、イラストレーター及び原型師の努力が垣間見れますね・・・!
そしてその原型をしっかり量産できたキューズ、よくやった(スタンディングオベーション)。


胸元に燦々と輝くブローチ。小指の爪の半分くらいのサイズかな。
クリア素材っぽいのですが細かすぎて透明度があまり分からない・・・まぁ見た目的に問題ないのでヨシ!それよりも細いゴールドのライン塗装が素晴らしいですね。


このレミリア、腕と脚が極端に細く造形されています。そして長い。スラーっと伸びた手足はクリーチャー味を感じるギリギリのラインで造形されており、そのバランスが絶妙ですね。アームカバーには若干の透け塗装が施されています。


カバーの先端がレース状になっており、細かいですねぇ。型抜きに技術がハンパないですね!
取り扱いにはかなり気を遣いますが、こういう細かい表現は大歓迎なのでどんどんやっていってほしい〜。


別角度から。これはプレミアがつくのも頷けますわ。クオリティーが高っかいんだもん。


前にグッと伸ばした右腕。こちらも同じく細さが強調されたデザインになっていますが、若干のシワ造形があるのも見逃せないポイント。
何気に二の腕とアームカバー接合部がムニッとなっています、こんなに細いのに・・・笑

爪は真紅色に染まっています。尖っていて引っ掻かれたら痛そう(泣)
指先の開き具合が気合入っていますね。


腕の曲げる方が上に向いていたら、猿腕なんでしたっけ?人によって違うんですよね確か。
ちなみに私はこのレミリアと全く同じ感じで腕が返りましたね。


こちらもため息が出るほどの細かいレース造形。


武器やら羽やらでゴチャゴチャした背中周り。羽も武器も別パーツ。
衣装のシワ加減はいい感じで、全くない訳でもなく、入りすぎている感じもなく。その辺のバランスも大事ですよね。


グングニルは若干錆びたような仕上がりになっており、シンプルながらも重厚感があります。
通常カラーは赤色、やはりグングニルと言えば赤のイメージが強いのでこの辺は好みですね〜個人的には赤色だったら完璧だったかも。
ま、このカラーリングも嫌いではないですが・・・


ちなみにこのグングニル、ヒジョーに薄いです。こちらも取り扱い注意!
武器はプラでとても軽いので、へたってくる可能性はないと思いますが。


両端がシンメトリーなデザインですが、持たせる際は真ん中部分で2つに分解します。
向き的には両端を反対側になるようにするのが通常ですが、両方同じ向きにする事も可能です。


悪魔的・・・!な羽は全部で4枚あり、それぞれ独立して取り付けします。どれも恐ろしい程尖っているので、取り扱い注意と同時に刺さらない様にしましょう。笑


パープルカラーが薄く入っており、通常カラーがブラウンだった事を考えるとより凶悪なカラーリングになっているのかと。
なんとなくディアボロス味を感じたのはここだけの秘密。笑


付け根部分は割とがっちりしているので、折れる心配は無さそうです。
ドレスやグングニルなど、他のパーツと干渉しがちなので、その辺の方が注意した方が良いかもしれません。


下部分の羽の方が小さくてカワイイ。
もちろんカラーリングは同じです。


こちらも若干透けたような塗装になっておるのが細かいですね。
大きく広がった造形はぶっちゃけ場所を取るのですが、ボリューム・迫力ともに大きくアップするのが良いところ。


部分によっては薄い箇所も多いです。


下半身。大きく広がったスカートに加え、細かいパーツが盛り沢山。
チェーン及び2本の垂れ幕?的なものは今回屈指の尖り具合。絶対に折らない様に慎重に取り扱いしました・・・笑


この辺のマーキングや塗装も非常に細かいですね。特に意味のないマーキングが大好きなので、こういう隙間を埋めるようなデザインは大歓迎です。
この赤のガラス部分はクリアパーツですね。


ブワッと広がったドレスは、模様の他にフリルの造形があり圧巻の仕上がり。
これを量産出来るクオリティーだと値段が高騰しても仕方ない気もしてきますよね・・・



下の羽が大きくドレス部分に干渉します。擦れや塗装汚れには十分ご注意を。


よく見るとサイド部分などにも細かいパーツがあったりと、隅々まで楽しめるフィギュアとなっています。
思った以上に塗装箇所も多いですし、取り扱いは大変ですが買ってよかったなぁと思いましたね。


たなびいた表現が良いですね。ヒラヒラ具合が多い衣装だとウギ木が表現出来るのがポイント高し。
通常カラーだとベースの色はピンクなのですが、こちらは真紅色なのでかなりイメージが変わりますね。

言い忘れていましたが胸はご覧通り(ない)です。逆にこの造形で爆乳とかだったら面白いですけど・・・笑
東方のキャラって沢山いますが、キャラデザ的にそこまで巨乳がいないのが特徴。もちろんゆかりんなどは大きいですけどね。


個人的に好きなグングニル周り。赤色の方が好みと書きましたが、この錆び表現も決して悪い訳ではありません。むしろ無骨な雰囲気が出ておりこれはこれでアリですね。


先端の鋭い表現もGOOD!GOOD!GOOOOOOOD!!


チェーン部分は偽物ですがとーっても細かいですね!最初からアーチ状になっています。
最初開封した時に保護シートが挟んであったのですが、それを外すのもヒヤヒヤでしたけどね・・・笑


脚周り。ほっそーい・・・
本体の重量が軽いので大丈夫かと思いますが、もしかした経年劣化で傾くOR折れる可能性もありますね。


大きく広がったドレス周りから、すらっと過ぎる程伸びたおみ足の対比が面白いですね。
シルエットが独特というか、可愛さよりも美しさを感じる部分かと思います。


台座とは両足ダボで固定します。どちらにも金属棒が仕込まれており、合いもそこまで悪くありません。


これはハイヒールとは言わずミドルヒールくらいなのかな?
通常カラーよりも真紅色に塗装されており、より大人っぽい仕上がりに。若干台座にハマっていないのは、完全にこちらのミスです。笑


台座は円形のシンプルなベースタイプ。触った感じザラザラしており、汚れに強そうです。笑
紅魔城伝説のアイコンデザインって恐らく存在しないと思うので、血痕と薔薇というイメージサインがデザインされています。























せっかく被写体が素晴らしいので、色々と遊んでみました。少しでも雰囲気が出ていると幸いです。








毎度恒例の2Pカラー。一眼レフの機能を使用して撮影しています。


正直かなーり好みのカラーリングになりましたね!笑
口の中が青色なのだけが残念ですが、逆にMALICE MIZERのMana様っぽさが出てアリかな〜と思いました。

何?Mana様が分からない?今すぐMALICE MIZERで検索しなさい!


このレミリア自体の出来が良いので、いくらでもカラバリで売れそうだな・・・








吸血鬼っぽく。








今回のお待ちかねコーナー。東方のキャラクターってかぼちゃパンツがほとんどかと思いきや、このレミリアはしっかりパンツでした。


しかもガーターベルトまで着用してやがるとは。。。こいつ「女」だなッ!
せっかくだったらパンツの色もダークカラーだと良かったんですけどね。贅沢を言ってはいけません。


基本的にめっちゃ細いですが、尻タブがしっかりあるのが素晴らしい。
あとパンツのシワ表現にも力が入っている気がします。


ガーターベルトって機能的にはそこまで重要ではないものの、素晴らしい見た目をしていますよね。
特にこういうお嬢様系の二次元のキャラクターには相性抜群で、無いと逆に物足りない位の扱いに。。。


最後にご報告、隊長、スジありました!


大きさ比較。グングニルと羽が横に広がっている分、スケール以上にスペースを取ります。グングニルに刺されて同期ちゃんも不満の様です・・・


以上、紅魔城版レミリアのレビューでした。取り扱いは骨董品レベルに気を遣いますが、それを補う程のクオリティーの高さに惚れ惚れしましたね。以前にレビューした紅魔城伝説版の十六夜咲夜と一緒に飾ってあげたいフィギュアです。

カラバリがある分、数量は出回っていると思いますがプレミアがつくのも納得の出来だったかと。不満点は特に大きい部分ではなく、敢えて言うなら取り扱いにくさ、スケールの割に値段が高めくらいですかね。サンプルからの劣化もほぼ無いと感じました。特にお顔の出来は秀逸。

東方好きの方には好き嫌いが分かれるデザインですが、是非とも入手して欲しいフィギュアですね!



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テーマの著者 Anders Norén

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