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アミューズメント一番くじ ドラゴンボール超 BWFC 造形天下一武道会3 SUPER MASTER STARS PIECE THE SUPER SAIYAN4 SON GOKU THE BRUSH

バンプレストより「アミューズメント一番くじ ドラゴンボール超 BWFC 造形天下一武道会3 SUPER MASTER STARS PIECE THE SUPER SAIYAN4 SON GOKU  THE BRUSH」のレビュー。

発売日:2021年1月
価格:1回5,000円
スケール:NONスケール(約25cm)
原型師:鈴木敏志


このサイトで発売日にレビュー更新する事って初めてかも?(間違っていたらゴメンナサイ)

事前に1回分予約していたので安心して引きに行きましたが、それでも行った時には5組くらい並んでいました。予約していても引く順番的には早い方がいいですよね。欲しい賞が先に
引かれて無くなっているかもしれないし。

という訳でSMSPの孫悟空4です。SMSPの悟空4自体は以前に発売されており、その時の原型師は
ワンピースのフィギュアを数多く担当、ドラゴンボールのフィギュアでも存在感を発揮している山下マナヴ氏。ちなみに当サイトでも今回と同じTHE BRUSH賞をレビューしているので、併せて見てみると比較できて良いかもしれません(オススメ)


ちなみに裏話的な報告をしておくと、私が引く時点で恐らく皆さんが狙ってあるであろうD賞(二次元)は既に無くなっていました。1ロット10本のうち、確か4本引かれている状態だった気がします。

個人的にヤバい!と思いまして、A賞が欲しかったのですがもう3本引かれていたんですよね。B賞とC賞はまだ全く出ていなかったので、残りの内訳としてはA賞1本、B賞3本、C賞2本って感じで、かなり部が悪い状況でした。

しかしそこは持っている私、見事最後のA賞を一発で引き当てました!これはテンション上がりましたね!笑
前回発売された通称「バイバイ悟空」はその出来の良さに市場価格がどえらい事になっていますが、今回はどうでしょうね?キャラ被りという事もありますし、どれだけ出来が良くても落ち着くんじゃないかなーと個人的には思っています。

原型師は鈴木敏志氏。山下氏と同じくワンピースとドラゴンボールのフィギュアを製作されており、この世界では名の通った原型師です。個人的にはエースのフィギュアを担当されている印象が強く、今回はどんなフィギュアになっているのか楽しみですね。

















今回付属している台座。まぁいつものSMSPの台座ですね。
前回レビューしたヒロアカのデクは岩場風は良い感じの物だったので、ドラゴンボールも何かそれっぽいのにして欲しいですよね〜素立ちなので難しいかもしれないけど。。。

今回は台座無しでも安定して自立が出来るポージングなので、撮影には使用していません。


お顔。前回の山下版と比べても遜色無い程の、力強い叫び顔!
サンプルの時点ではちょっと寄り目で変かもって印象でしたが、実物は全くそんな雰囲気はしないですね。超4の目のパーツって赤の縁取りのせいもあって何故か目が寄り目に見えがちなんですよね。


アイプリントの精度はそこそこといったところ。特に造形はされておらず、普通にプリントですね。気になる眉毛との段差も然程気にならないので、安心して大丈夫かと思われます。


目線はポージジングの向きと合わせてあげると正面になりますね。顔だけで見ると右向きです。
こういう大きい動きがあるフィギュアって、目線に合わせてあげると劇的に格好良さがアップするんですよね!

何だかベタ褒めな気もしますが、気になる部分も多少あります。ただ基本は安定感のあるSMSPシリーズのラインをなぞる造形だと思いますね。ゴジータの時はサンプルと大きく違ったりして荒れたからなぁ。。。(遠い目)


少し下から。ドラゴンボール特有の「顔のシワ」はシンプルめに抑えられています。特に目の下の一本線は大事なポイントですが、そこまで強調されておらず好印象。もし文句をつけるなら一本線ではなく、数本の短い線で入れて欲しかったかなぁってくらい。

この目の下の線が強調され過ぎていると変な印象になって、結果顔の出来が良くないってなるんですよね。ブランドは違いますがフィギュアーツの悟飯(少年期)とかはまさにそんな感じでした。というかフィギュアーツのキャラは全部目の下の線画強すぎる気がする。。。


鼻は結構なピノキオ加減ですが、確かGTの作画でもそんな感じだった印象があるので、個人的には気にならないですね。山下氏もそうですけど、割と鼻をピノキオ気味にする印象がありますね。

大きく開いた叫びの口は、別パーツを使用する事で奥行きを再現。最初口内部のカラーリングが目立ち過ぎていて不自然な印象だったのですが、今見るとそうでも無いですね。歯は全く欠けていません。すこぶる綺麗です。笑


横顔はこんな感じ。地味に正面からよりも横顔の方が格好良いかもしれない疑惑ありますね。
アニメや漫画のキャラクターって二次元なのでどうしても平面顔になりがちですが、そこはプロの原型師、鼻や口角、頬の絶妙なラインのバランスを保つ事で自然なフェイスラインを演出しています。


そして今回の賛否両論点、それは「顔の肌部分が少なくて髪の毛が異様なボリューム!」な所。

私は勿論分かって購入しているので、これに文句をつけるのはお門違いな部分もあるのですが、やはり気になる方も多いかと思います。もちろん原型師の癖か敢えてそうしているのかは分かりませんが。。。少なくともアニメ内の悟空よりかは確実に増毛しています。笑

山下氏のものと比べてもそれは顕著で、元々髪の量が多い超4ですが、それを更に強調した感じです。正直実物もかなりのボリュームなので、ここはもう好みの問題かも。

ただバランス的な観点から見ると、思ったよりも悪くない印象、むしろ超サイヤ人4のワイルド感がより強調されていて良い感じ?に思えます。


一本一本の髪の毛の束感が太く、非常に力強い印象。シャギーの多さもプラスされていて格好良いですねぇ。
髪の毛は真っ黒です。超サイヤ人は金髪でしたが、超サイヤ人4はより猿に近い形態のせいか、本来の地球人の髪色のイメージで黒なんでしょうかね。


超3までとは行きませんが、襟足までガッツリ伸びています。もみあげは肌の部分に造形されていないので、生え際の部分が見えなくてちょっと不恰好かな。隙間がハゲに見えちゃうから。。。


どこから見ても同じ方向に流れている毛束がありません。ある意味すごいかも。








超4の特徴でもある、ピンク色の体毛に覆われたボディ。THE BRUSH賞はその名の通りブラシ彩色が施されているので、筋肉の陰影がより強調されていてGoodですよ。

ちなみに体毛部分にもしっかりブラシ彩色されているのですが、流石にピンクではあまり目立ちませんね。大胸筋の部分がちょっと小さいかも。胸元ちょっと控え目。ただし髪の量は最大級。笑


横から見た時の身体の厚みがいいですね〜筋肉隆々なのが男らしくて惚れ惚れします。
地味な部分ですが、大胸筋の脇部分にあるシワの造形がいいですね。


こちらにも。体毛部分の毛の毛羽立ち?造形って、何気に原型師の腕の見せ所だと思うんですよね。あまり細かく毛羽立ち過ぎてもリアル感に欠けるし、かといってあまり毛羽立たせないと空間が大きく見えて、全体的に大雑把な造形に見えがちですし。

それを踏まえた上での今回の毛羽立ちポイント。。。
うーん、いい感じ!
ちょっと毛が長い印象もありますが、その分緻密な造形で隙間をカバー。程よい毛羽立ちでビッシリ感も演出できており、バランスの良い造形だと思います。


グァっと力の入った右腕。こちらも筋肉モリモリです。
腕が短い印象がありましたが、実物を見るとそうでも無いですね。パースがついていたからかな?
若干テカリが見えますが、こちらも実物はそんなに気になりませんのでご安心を。


色々な角度から。リストバンドは薄めの青色。ピンクの毛の腕先部分ってこんな感じになっているんですね。


この写真を見ると短く見えますね。やっぱり角度によって違うのかな。
腕が太いのでどうしてもそういう印象も出てきますよね〜


肩の部分に3つに割れた筋肉の造形が好きですね。厚みがあって、逆三角形の基礎となる肩筋がしっかり造形されていて嬉しい限り。


脇毛はありません。。。というかピンクの体毛が全身に生えているので全部が毛です。笑


手の造形にもこだわりありますねぇ。神経が浮いているのも手に力が入っているイメージがあり、肌部分に入っているグラデも自然な感じ。


手のひらの造形はこんな感じ。手相占いが出来そうな位にリアルな手相をしています。
ここまで精密に造形された手相はそこそこ無いですよね!


左腕は大きく振り上げた状態。こちらはちょっとどの角度からでも短く見えますね〜
うーんこれは少し残念ですね。まぁ敢えてだとは思うのですが、グッと力が入っていて筋肉が膨張している事に加えて、若干のパースを入れた造形の為でしょうね。

目線に合わせた角度で飾る場合の事を考えての決断だと思います。そこを汲み取った上で見ていくと、わりかし合点がいく部分もありますね。そんなの関係なく腕みじけーよ!ってなる方もいるでしょうけど。笑


この角度から見るとより分かりやすいかな?二の腕から先が異様に短く感じます。


その分左腕よりも若干太いです。今回の撮影は割と明るめに撮影しているので、ブラシ彩色が弱めに見える部分もありますが、しっかり筋肉に沿って入っているのでご安心を。


こちらもしっかり神経立ち。指先まで造形の手を抜かないのがプロの原型師。


こうして見るとリストバンドも横に大きく伸びて、潰れている印象を受けます。


下半身はGT特有の明るめ道着。ちなみに上半身と下半身のパーツの合いが少し悪く、最大限押し込んでも写真のように少し浮きます。ここも残念なポイントですね(個体差かもしれません)。


下半身も上半身と同じ印象で、ちょっと短足気味に思っていたのですが、どうでしょう?
実物を見ると足を曲げているのも含め、意外とそうでもない印象を受けました。ただしドッシリしていてふとましいのは事実なので、ここも好き嫌いが別れるかもしれません。


後ろから見るとより分かりやすいです。
ちなみに重量もかなりのもので、前回レビューしたデクがかなりの軽量だったので、この悟空を持った時は「重っ?!」という感想しか出てきませんでした。w


主張が激しめの尻尾は、お尻部分から破れて出てきています。
尻尾は勿論別パーツ。

この尻尾が異様に後ろに伸びており。。。飾るにはかなりのスペースを要します。主に前後に。
ここは個人的にマイナスポイントかなぁ〜もう少し身体に寄せるなどの配慮をして欲しかったですね。


がっちり地に着いた足元。青色の部分にしっかり目の黒のブラシ彩色が入っています。
GTってこういう裾の絞り方しているキャラクターが多いですよね。ベジータタイプのブーツもありますけど。


左足部分も。


このザラっとした触り心地がいいんですよね。いかにも「造形物」って感じで。
勿論スベスベした触り心地も良いのですが、こういう力強さを感じる造形も、SMSPの魅力ですよね。





そういえば背中を撮影していませんでした。こんな大きい背中、頼りがいしかありませんね。
パーツの分割も、上手くラインに合わせて目立たないようになっていると思います。


「今度の俺はちょっとつえぇぞ・・・」























槍投げのポーズにも見えなくもない。笑

















結局GTって何の略って結論はついたんですかね?「グレートツーリング」の略とか「ごめんなさい鳥山先生」の略とか様々な憶測がありましたが。。。























大きさ比較。このシリーズは毎回すごいボリュームですねぇ。今回はポージングの都合上、縦ではなく横と前後に大きいです。笑

という訳でSMSP超4悟空でした。相変わらずSMSPのくじはワクワクしますね!1回5000円というのも初めは意味が分かりませんでしたが、もう今や10周年、それが恒例みたいになっていますし。

そして今回の悟空ですが、個人的には満足しています!サンプルからの劣化もなく、むしろ実物を見てより良い印象を持ちました。短く思っていた手足も、実物を手にとって全身をグルリと見ることで「あぁ、こうなっているのね」的な感想を持ちましたし、髪の毛の多さもバランスを考えた結果と、より効果的な手法をとったと思えば気になりません。

反対に実物を手に取ってみて見えた残念な部分は、思ったよりもスペースを取る尻尾、合いの悪い上下パーツ、生え際のない顔まわりぐらいで、致命的な欠点はありません。しかしあくまで個人的な感想なので、写真で判断してもらえればいいかな〜と思います。

そもそも論で「超4悟空ってクールなイメージだからこんな叫んでるいんしょうねー」とか「お決まりの月バックのポージングが良かった」とかそういうのは無しでお願いしますね!笑
そしてSMSP超4悟空、どっちを買ったらいいの論争ですが、スマートで洗練された方が良ければ山下版、力強くワイルドな方が良ければ今回の鈴木版が良いかと思われます。

ここ数年で一気に増えたGTのフィギュア勢。この調子で超一星龍や超17号のスケールものも出て欲しいですね!そしてSMSPで超4ベジータもおなしゃす。。。


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テーマの著者 Anders Norén

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