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デススマイルズ キャスパー

RCベルグより「デススマイルズ キャスパー」のレビュー。

発売日:2009年5月
価格:15,400円(税込)
スケール:1/8スケール(約13cm)
原型師:遠那かんし、りゅんりゅん亭


外箱。

10年以上前のレジンキットですが、私が初めてカラーレジンに挑戦した思い出深いキットです。と言ってもカラーレジンはこれしか作ったことないんですけどね。笑

原作はアーケード筐体のSTG「デススマイルズ」のキャラクターなのですが、全く知らないままに購入。見た目が果てしなく好みだったんだもの。。。あと完全なレジンキットではなくてカラーレジンなので、自分で一から塗装する必要がなかったのも購入の決め手でした。



発売元はRCベルグ。主にガレージキットの販売・今や主流の3Dプリンター出力サービスなどを行なっている会社です。

原型師のりゅんりゅん亭、遠那かんし氏は主にファット・カンパニーのデフォルメ可動フィギュア「パルフォムシリーズ」を担当されています。

当時としてはスケールに対して価格がかなり強気と思われがちですが、こちらは一般的なPVC完成品ではなく、少数製作の「カラーレジン」と呼ばれるものなのでお間違いなく!



今回の製作にあたり、公式HPに載っている製作講座を参考にさせていただきました。なのに何なんだこの出来の差は。。。!!

まぁ、初めて製作したものなので大目に見ていただけると非常に助かります。笑
ガレージキットの良い所は、人によって塗装の違いが顕著に表れること。そう、上手い下手も含めて。。。

接着剤もハミ出しまくり、白化した箇所がいくつも見受けられると思うのですが、その辺りも一つの「味」だと思って楽しんでいただけると幸いでございます。
























製作見本と比べると何ともお粗末なお顔。しかし!私は気に入っているから問題ないんだァァァァァァ!!!

眉毛やまぶたのデカールがかなりボロボロになってしまっているのも私のミスです。儚げな雰囲気が出て良いでしょ?(開き直り)


瞳のデカールはかなり苦労しました。。。デカール貼る所とかここしかないのにね。。。

こちらは初版のもので、2012年に再販されたキットはよりイメージに近いカラーリングになっているようです。
目の下の赤いアイラインは、見本よりも太く引くことでよりゴシックな雰囲気を出すようにしています。



二重まぶたの部分の墨入れはまだマシかなぁ。とはいえ、元のキットの出来が素晴らしいので非常に可愛らしくできました。

最初にキット全体を洗浄するのですが、何故か洗浄後もガンダムマーカーを弾きまくりだったのが思い出深い。。。


口元はあまり目立たない色で墨入れしています。幼さがしっかりと残る顔立ちにしたかったので。。。

鼻もチョコンと目立たない造形で、原作絵の雰囲気を壊さない造形は流石としか言いようがないですな。


髪の毛はベースの金髪の色はそのままですが、全く手を加えないの間延びしてしまうと感じたので墨入れだけしています。かなり濃い目の色で墨入れを施して、よりアンティークな雰囲気を醸し出せるように目指しました。どうでしょう?


バナナみたいなおさげ。ツインテールが可愛い。

おさげ部分のコウモリリボンも、レジンでパチっとハマるようになっているんですよねぇ〜すごいなぁ。


レジンキャストの良いところは、何と言っても繊細な造形を再現できる部分でしょう。大量生産のPVCだとどうしても丸っこくなってしまう先端部分や細いパーツ部分も、このように非常にシャープに仕上がっています。

難点はシャープさ・繊細さが売りな反面、非常に破損しやすい事ですかね。。。実際このキャスパーもあまり分かりませんが、結構破損している部分が多いですw


まん丸な後頭部。可愛い。ツインテールだとこのセンター分けが標準なのかな?


真横から見ると、結構平坦顔です。口元の頬の絶妙な盛り上がり具合も確認できますね。


ポージングのせいでほとんど見えませんが、細かいゴシック調の服装も見所なんですよ〜造形的に。

所々にコウモリのモチーフが入っているのも可愛らしいですね。あとはゴシック調と言えば大量のベルト!笑


キットのつなぎ目がボロボロなのは気にしないでくださいね!笑
ローブにも細かい模様が入っていますね〜

なお、キットの青部分はそのまま無塗装で使用しています。


袖口の切り返しのレースが非常にクオリティが高み!!
黒の上から赤のガンダムマーカーを重ねています。光を当てないとわからない程度ですが、地味に気に入っているポイントです。


シワの加減は結構固めの質感ですね。好みは少し分かれるかもしれませんが、私は正直大好物です(キリッ


キャスパーの武器、大きなハサミ。STGなのであまり意味はありませんが。。。笑

指を熱湯で少し広げて持たせています。接着はしていません。ちゃんと設計されているからこそ出来る技ですね。ゴイスぅ〜!


爪の造形はありません。子供らしさがまだ残る、プニプニした指の造形がいい感じですなぁ。その腕がこんな禍々しいハサミを持っているなんて。。。


この角度からだとよく見えるかな。胸は全くありませんw

腰のベルトに引っ張られたシワの加減が素晴らしいですね。ベルトのバックル部分のシルバーも、基本はガンダムマーカーで塗装しています。なんて便利なガンダムマーカー!


ハサミの塗装もガンダムマーカー。
製作見本ではシルバーのみでしたが、何となく血糊があった方が雰囲気が出るかな〜と思って、ぼかし気味に赤色をハサミ部分に重ねています。


ハサミの裏側には大きなドクロシンボルが。ゴシックといえばドクロ、ゴスロリと言えばドクロ。切ってもきれない関係なんですねぇ。


ちょっと刃こぼれしているのもいいですね!
なおハサミ自体は接着している為、無可動になっています。


キット製作にあたり苦労した点は色々あるのですが、意外と見落としがちなパーツとパーツの噛み合わせも、割と大変でした。

特にベルト部分のパーツは曲面が多い上に細いので、折れてしまわないかヒヤヒヤでしたね結構。。。笑


めちゃめちゃ細いウェストですが、ローブや何重にも重なった衣装のおかげでボリュームがもう、大満点でございます。

なおこのローブの裏面部分は、大量に白化した面があるので見せられませんね。。。(ちょっと見えているけど)


死霊使いらしく、小さい悪魔の羽が生えています。可愛い。

羽部分に軽く黒の墨入れを施しています。真ん中に接着剤のはみ出しが。。。


こちらはまだ上手くできたかな。谷間部分に墨入れを行うのが基本ですが、全体的に施すことにより、より汚らしく(笑)仕上げることができます。


下半身は半透明なペチコートあり。ヒダの造形がいいですね〜
キャラクター的にセクシーさを求めるのは酷ですが、少しこの辺りは服装的にも大人びた雰囲気を感じますね。


足も非常に細く、肉質的な雰囲気は一切感じません。だがそれがいい。

レースソックス部分は側面にバリが残っている為、限りなく目立たないように削っています。上からまた墨入れ。


この小さいサイズながらも、しっかりと太ももとレースの段差が表現されているのが素晴らしいですね。


ロングブーツの造形がえげつなくないですか?(褒め言葉)

なお、公式でも注意喚起されていましたが紐の先端部分が非常に折れやすくなっているので注意が必要です。案の定、私はおりましたけどね!!(右紐部分)


こういう厚底ブーツ、大好物です。
今写真を見ると、ブーツの真ん中部分のバリも削っておいても良かったかもなぁとちょっと後悔。

しかしこのホッソリした足が何ともいいですなぁ〜!


基本的には組みやすいキットなのですが、スカート部分のバリ取りなどがかなり面倒でした。まぁそれも含めてのキットなんでしょうが。

これを仕事にしている人って改めてすごいなぁ、と感じました(小並感)


見てください、このお尻から太ももにかけての細さ。セクシー笑
まだ11歳だからね、仕方ないね。


半透明のスカート部分を裏返すと、そこにはしっかりと下着があります。ちゃんと黒ですね。


太もも部分にバリが若干残っていますが、そこは許してもらうとして。。。

Tバックではないですけど、かなり際どい部分まで食い込んでいるのがポイント。ただし、作っている私自信としてはあまりセクシーに感じないのは何故なんだろう。。。笑


ちなみにこのお尻部分は、台座と接着してしまうと見れなくなってしまうのが少し残念なところ!

まぁ公式では両面テープ推奨なので、一生見れない訳ではないのですが。ただし何かしらの接着は必須です。元々台座が傾いているのと固定する箇所がないのでね!


もう何枚かだけ。。。お尻納め。。。


というかこうして見ると、意外と太ももはムッチリしていますね。不思議〜

いつの時代も、フィギュアとセクシーは切っても切れない関係にあるんですねぇ。。。としみじみ思いながら、私は対魔人アサギの可動式フィギュアをポチってしまうのであった(3月末までの受注なのでお忘れなく)


台座。DEATHー13!!ラリホ〜

お尻に敷かれていてなかなか見えない可哀想な部分。しかしかなり作り込まれている上、私がスミ入れで一番上手く入ったのがココというw


写す角度によって色味が変わるのが何とも美しい。

アミアミの部分になかなかスミが入らず大変でした。ただ文字部分はしっかりと浮き上がるような塗装にできたのが嬉しかったですね!


パーツ構成はかなりシンプルながらも、しっかり奥行きと立体感が出ているのが素晴らしいですね。造形も言わずもがな。


ここまできたら、一緒に使い魔も立体化してくれると嬉しかったなぁ。


透明パーツと棺桶型の台座は、黒の両面テープで留めています。
10年以上前のキットだからか、若干クリア感が黄ばんできていますね。。。う〜む


若干、影を作って撮影していると雰囲気が出て楽しい〜!


赤のアイラインって可愛いですよね。見本はパステルですが、しっかりした赤色で差してあげるのもまた違った雰囲気が出ていいですよ!
































機会があればまたレジンキットには挑戦したいですね。なかなか欲しいキットがないのが現状なのと、やはりカラーレジンがやりやすいという事で選択肢は少ないですが。。。笑


大きさ比較。1/8なのでかなりコンパクト。飾りやすいサイズです〜

以上、デススマイルズのキャスパーでした。他のディオール家も立体化して欲しい位、非常に完成度の高いレジンキャストになっていました!

カラーレジンなので初心者にも手を出しやすく、低難度で組み立てられるのがまた素晴らしい。数は再販もされたので結構出ているのかな?

何より、自分で完成させられるというのは非常に思い入れも出来て楽しかったです。上手く出来なくてもそれも思い出!オススメですよ〜!

RCベルグ公式HP
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テーマの著者 Anders Norén

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